『無責任艦長タイラー』とは、吉岡平(よしおか ひとし)執筆のライトノベル作品である。
概要
惑星連合軍とラアルゴン帝国軍による戦争の中で、ただの一兵卒からトントン拍子で昇進していき、はては一族で全宇宙を支配するまでに至った、タイラー一族の長ジャスティ・ウエキ・タイラーの人生を描いた物語である。アニメ化以降にファミ通文庫から『真・無責任艦長タイラー』というリメイク作品が発表された。
作者・吉岡平は「無責任男シリーズ」で知られる植木等(うえきひとし)に敬意を抱いており、主人公のキャラクター像も植木等に近く、名前も植木等にあやかった名前のキャラを描いていた。そのため「運の強いゴマすりなお調子者」というのが原作における本来の姿だったのだが、アニメ化やリメイクを経るうちに植木等の要素からは離れていき、タイラーとしてのキャラクターが確立していった。
なお、本来この名称は『宇宙一の無責任男』というシリーズの中の一タイトルに過ぎなかったのだが、アニメ化の影響などもあって、このシリーズの名前を「無責任艦長タイラー」で覚えている者も未だにいる。
無責任シリーズ作品
富士見ファンタジア文庫から出版された初期シリーズでは『宇宙一の無責任男』となっている。無責任艦長タイラーはシリーズの1巻目の名前。後に、タイラーの子孫を主人公とした『無責任キッズ』などが発売された。
ファミ通文庫から出ている『真タイラー』は作者自身によるリライト作品で、アニメ設定を踏襲したうえでの矛盾解消が図られており、タイラーが黒髪黒目ではなく金髪碧眼のイケメンに変更されたのをはじめとして多くのキャラがリメイクされている。
『無責任黙示録』『無責任三銃士』は前章的な作品として『真タイラー』よりも前に発売されており、『無責任黙示録』はタイラーの先祖ロック・タイラー(平松巌)、『無責任三銃士』はラアルゴン帝国の女性剣士ル・リキナ・マランがそれぞれ主人公になっている。
2012年からは、朝日新聞出版からスーパーデラックス版として出版されている。富士見ファンタジア文庫時代に書かれたシリーズを収録し新作短編を加えたもので、完全新作というわけではない。キャラクターは富士見ファンタジアの頃に描かれた姿に戻っているが、イラストは新規で描きなおされている。
その他
関連動画
音楽MAD、歌ってみた
どうやらアリゾナのご老人も見ていたらしい。
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