『白騎士物語 -古の鼓動-』とは、レベルファイブが開発し、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPS3用RPGである。
概要
特徴としては、多くのMMORPGと同様にフィールド上に敵が表示され画面が切り替わらずそのまま戦闘になること、または「騎士」に変身して戦うことができることがあげられる。
なお、ゲームの設定上「騎士」とは職業としてのナイトではなく、ウルトラマンのようなものである。
オンライン対応ではあるがオンラインでの協力プレイは本編でなくクエストパートで行う。
このクエストパートはオフラインでも可能。2009年4月23日に大型アップデート1stWAVEが配信され、メインメニューを一新など、いろいろな項目が追加された。
同年8月25日に2ndWAVEが配信され、ジオラマを作ることができるようになることや、ゲームバランスの見直しなどが行われた。
そして、同年10月8日にはそれまでのアップデートが入った廉価版の『白騎士物語 -古の鼓動- EX Edition』が発売された。
2010年に発売した続編の『光と闇の覚醒』では今作も入ってるため実質完全版となっている。
2013年12月19日で白騎士シリーズのオンラインサービスは終了してるため、現在は最終アップデートなどのサポート対応になっている。
評価をめぐって
PS3の目玉となる本格RPGとして注目され三十万本以上の売り上げを記録した。
もっとも、ゲームの内容としての評価は分かれ、クソゲーと評価されることも多い。
なお、クソゲーオブザイヤーでも何回か名前が挙がったが選評が書かれるまでには至らなかった。
これらの批判はゲハの代理戦争として生じたという背景もあるが、それを抜きにしても、以下のような問題点が指摘される。
- ストーリーがベタすぎる
- ボリューム不足
展開が序盤のままで終わった印象を受けたユーザーも多い。これに対してはストーリーと関係のないクエスト部分を合わせればボリュームは十分であるという意見もある - 戦闘において距離の概念があるのに、味方はぎりぎりまで近づかないと攻撃できず理不尽である
遠くの敵から攻撃されるのにこちらが攻撃もしようとすると「遠くて届かない」となるのはたしかにイライラする。もっとも敵の攻撃範囲を狭くすると、敵の間をすり抜けることによって敵と戦闘せずに進むことができ、アクションゲームのようになってしまうことから、これはこれで問題である - 戦闘はボタン連打でOKであり退屈
味方が勝手にHP回復や状態回復をしてくれるので、極論を言えばボタン連打でほとんどの敵を倒すことができるというのは正しい。もっとも低レベルで攻略しようとすれば、属性の攻撃や破壊部位の選択など状況に応じて様々な判断が必要でありボタン連打というわけにはいかない - システムや雰囲気がクソゲーとされたローグギャラクシーにそっくり
ローグギャラクシーは本作と同様SCEとレベルファイブのタッグで作られたものだから、システムや雰囲気が似ているのは確かである。もっともローグギャラクシーはシステムや雰囲気それ自体のみをもってクソゲーとされたわけではない - オンラインクエスト時の通信エラーが酷い
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関連項目
- 白騎士物語 -光と闇の覚醒-(続編&実質完全版)
- 白騎士物語 ドグマ・ウォーズ(3作目)
- レベルファイブ
- プレイステーション3
- ゲームのタイトル一覧
外部リンク
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