神緒ゆいは髪を結いとは週刊少年ジャンプにて2019年15号から52号まで連載されていたラブコメ?漫画である。単行本は全4巻。
概要
転校生の神緒ゆいは優しく可憐な白と、最強スケバンの黒の2つの人格を持つ巨乳の美少女である。学園のカリスマ、園宮鍵斗はそんな彼女と出会うことで様々な騒動に巻き込まれていく。
作者は「ぬらりひょんの孫」で有名な椎橋寛。作中に一部「ぬらりひょんの孫」のキャラクターも登場する。企画自体は前作「ILLEAGAL RARE」以前の7年前からあったが流れに流れており、たまたま作者がTwitterにあげたスケバンイラストを編集が気に入ったことがきっかけで本作作成の流れとなった。
元々は白と黒のゆいと鍵斗の日々を描いたちょっとエロいラブコメであったが、ジャンプでは既に同ジャンルの「ぼく勉」や「ゆらぎ荘」が人気を博していたためか序盤はアンケート獲得に苦戦していた。しかしその後、奇妙奇天烈なスケバン達と戦うホラー風バトル漫画に作風を大幅に方向転換したことが話題になり、吹っ切れたストーリーが徐々に人気を集め始めている。
いわゆるテコ入れであるが、元々スケバンバトルは作者の構想にあったようで、タイトルの別案は「スケバン猛将伝」であった。序盤のラブコメ回でも後の伏線があったりと、決して苦し紛れの方向転換でないことは留意されたい。読者の反応を見ながら方向性を探っていくのも、日常コメディから本格バトルになるのはジャンプではよくあることだ。
登場人物
- 神緒ゆい
白と黒、2つの人格を持つ巨乳の少女。鎖で髪を結うかどうかで人格が入れ替わる。- 白ゆい
品行方正で運動神経抜群という非の打ち所がない優等生。思いやりのある穏やかな性格で学園中から愛されている。男関係にはウブなため鍵斗から好意を向けられてもそれに気付かず、黒とは別の意味で鍵斗を日々翻弄し続けている。薄々と自分の中に眠る黒の存在に気づいており、自分を大胆に表現するもう1人の自分に密かな憧れを抱いている。 - 黒ゆい
過去に数多の殺戮(比喩でない)伝説を持ち、多くのヤンキーから恨まれている元最強スケバン。一見すると野蛮で乱暴な性格だが、言ってみれば精神が子供なだけであり、喧嘩も楽しいことも考えるより先に体が動いてしまうタイプ。白と違って男に裸を見られるのも大して気にしない野放図な少女で、自分(白)に惚れている鍵斗をいつもからかっている。
- 白ゆい
- 園宮鍵斗(そのみや キィト)
本作の主人公となる完璧勝ち組の高校生。イケメンで家が大金持ちのイージーモード人生を送っており、彼のグループは生徒達からライフラバーと呼ばれ尊敬されている。人生で初めて惚れた白ゆいにお近づきになろうとするのだが、いつも黒ゆいに翻弄されてしまう。エビからゆいの髪をを結う鎖を6本託され、エビと共に黒ゆいの脅威から学園を守る平和維持活動に勤しんでいる。周りからは高慢で女遊び好きと思われているが実は隠れ努力家で、女性にも疎い童貞ボーイ。だが女性を守るために体を張る度胸も持っている。将来の夢は獣医。
- 恵比寿野 奈央(えびすの なお)
通称エビ。白はもちろん黒からも認められたゆいの親友。ゆいに欲情するなどレズっ気が有リ。ゆいの幸せを願い、日頃から小姑のごとく友にふさわしい彼氏を選別している。毎朝ゆいの髪を結う重要任務を任されており、学園の平和は彼女の手にかかっている。
まだ見ぬ強敵たち!
- 和歌山県 日本人形スケバン 淡魂 炎火(あわだま ほのか)
- 静岡県 死のヴァイオリンスケバン 橘城 アヤ子(きつじょう あやこ)
- 奈良県 怪光線お釈迦スケバン 阿修羅寺 あす香(あしゅらでら あすか)
- 東海道新幹線人造スケバン 松蔵院カーラ(しょうぞういん かーら)
専門用語
- スケバン
一般的にはスケ(女)の番長のことであるが、この漫画におけるスケバンとは王や戦士のことを指す。ワンピースにおける海賊、ナルトにおける忍、ブリーチにおける死神みたいなものだろう。あまり深く考えてはいけない概念である。
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作者が頑張って現代風のキャラデザにしたため、本編とは別人と化した表紙詐欺になっている。しかし画風が違うだけで本編の画力も折り紙つきなので安心してもらいたい。
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関連項目
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