- プロ野球選手一覧 > 長冨浩志
概要
OB | |
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長冨浩志 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県船橋市 |
生年月日 | 1961年6月10日 |
身長 体重 |
180cm 90kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1985年 ドラフト1位 |
引退 | 2002年 |
経歴 | |
選手歴 監督・コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
千葉日本大学第一高等学校に進学。エース兼四番打者として活躍したものの、3年間で甲子園大会出場は無かった。高校で野球を辞めるつもりであったが、父からの勧めもあり大学でも野球を続けることを決めた。
卒業後、国士舘大学に進学。チームは一部と二部を行き来するチームであったが、4年時には二部MVPと最優秀投手に選出され、チームを一部リーグ昇格に導いた。その後、ドラフト会議にてロッテオリオンズよりドラフト3位で指名されたが入団を拒否。電電関東(入社2年目にNTT関東に改称)へと進む。
社会人時代は1年目に川崎製鐵千葉の補強選手として都市対抗野球大会に出場。初戦で敗退したがリリーフで好投し、この活躍から野球アマチュア日本代表にも選出された。翌年は日本通運の補強選手として2年連続で都市対抗に出場。チームは初戦敗退だったが好投しプロからの評価を高めた。
1985年ドラフト会議にて、広島東洋カープからドラフト1位で指名され入団。
選手層の厚い広島黄金時代にありながら初年度の1986年から一軍で活躍。序盤はリリーフとして起用され、プロ初勝利はリリーフで7回を投げ14奪三振を奪っての勝利と圧巻の内容であった。夏場以降は先発として起用され、8連勝を記録。規定投球回にこど届かなかったものの、10勝2敗2セーブ、防御率3.04、124奪三振を記録し、セ・リーグ制覇に大きく貢献。日本シリーズでも勝利を挙げている。シーズン後には新人王にも選出された。
翌年以降は開幕から先発ローテーションの一角として活躍。1987年・1988年はやや低調なパフォーマンスに終わったが、1989年には開幕から好投を続けオールスターゲームにも初出場するなど復活。10勝9敗、防御率3.46の成績をマーク。1990年・1992年には11勝をマークしたが、1993年以降は低迷。
1995年、木村拓也とのトレードで日本ハムファイターズへ移籍。
移籍先の日本ハムではリリーフに転向。投球スタイルも速球派から制球を重視する技巧派に転身し中継ぎ投手として活躍。1995年は44試合に登板し、7勝7敗2セーブ、防御率2.62と安定感のある投球でチームを支えた。
1997年には56試合に登板し2勝0敗、防御率2.26と好成績を残したものの、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。その後ダイエーホークスの王貞治監督が獲得を熱望し、金銭トレードという形でダイエーへ移籍した。
1998年、セットアッパーとして起用され、33試合に登板し3セーブ、防御率1.29と期待に応えてみせた。
1999年は低迷したが、2000年には復調し38試合で1勝1敗、防御率2.00と安定した内容でチームの2連覇に貢献。2001年にはダイエー球団としては初となる40代での救援勝利投手を記録した。
引退後、ダイエーに残り2006年まで二軍投手コーチを務め、以降は石川ミリオンスターズ、 長崎セインツ 、三重スリーアローズと独立リーグのコーチや監督を務めた。
現在はクラブチームのハナマウイ硬式野球部の投手コーチとして活動している。
人物・エピソード
広島時代は150km/h超えの剛速球と切れ味抜群のスライダーを武器に三振を量産した速球派右腕。日本ハム移籍後はサイドハンドに近い位置から制球力を重視した技巧派リリーフに、ダイエー時代は再び上から投げる本格派と、スタイルを変えながら41歳まで現役を続けた。
若手時代は北別府学・大野豊・川口和久らとともに広島投手陣を支えたが、年度ごとに成績にムラがあり、被本塁打や与四球、暴投も多く、荒削りな投手であった。
新人時代は敗戦処理での登板で投手コーチに「つまんない」とこぼしたり、「三振って簡単に取れるんですよね」「優勝すれば新人王もらえるんでしょ?」と発言するなど、ビッグマウスとしても知られた。長冨本人は「トンガっていた」と当時を振り返っている。
通算成績
投手成績
通算:16年 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 464 | 35 | 9 | 77 | 77 | 10 | --- | .500 | 1361.0 | 534 | 1045 | 634 | 581 | 3.84 |
表彰
- 新人王(1986年)
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関連項目
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