電車でGO!旅情編とは、タイトーが2002年7月25日に発売したプレイステーション2用電車運転シミュレーションゲームである。Windows版(98以降対応)は2003年6月5日発売。
概要
電車でGO!旅情編は、アーケードで稼働していた「がんばれ運転士!!」の完全版のコンセプトで発売された。
がんばれ運転士!!ではライフ制だったが、旅情編では従来と同じ持ち時間制(ただし加点減点は駅到着時に行われる、99点でカンスト)である。
モードは「のんびり運転」「ほんもの運転」の2モードがあり、のんびり運転では通常運転・ドア開閉・アナウンスを行えば良いが、ほんもの運転ではそれに加えポイント操作や速度制限の概念が加わる。
視点変更が可能で、従来と同じ一人称視点、窓枠やハンドルの動きがわかるコックピット視点、外から眺める三人称視点の3つを選択可能。
マスコンは手動進段(HL方式)のため、1速ずつ上げていく必要がある。発車時に一気にMAXにするとブレーカーが飛んでしまい減点となる(目安としては1速:0~10km/h、2速:11~20km/h 3速:21~30km/h 4速:31km/h以上で走らせると大丈夫)。
ブレーキはアナログ制御の自動空気ブレーキを再現しており、慣れが必要(設定でワンハンドル式にすると従来通りの電気指令式ブレーキになるので初心者はワンハンドルor旅情編以外の専コンの使用を推奨)。
ドア開閉・アナウンスがミッション内に組み込まれており、し忘れたり間違えると減点を喰らうので注意(設定で省略可能)。
分岐のポイント操作もほんもの運転では自力で行う必要があり、進行方向を間違えると減点される。事業者により操作方法が異なるので注意。
ただし、実車ではVVVFインバータ制御車(例:函館市電3000形、京福モボ2001形)なのにHLマスコンだったり、ブレーキが電気指令式(例:江ノ電1000形)なのに自動空気ブレーキだったり、そもそも自動ドアじゃない(函館市電30形、坊っちゃん列車)なのに自動でドアが閉まったりと結構違う点がある。そこはあくまでもゲームということで。
停止判定はかなりシビアで、停止線を1cm超えた時点でオーバーランとなり減点される。しかし、路面電車という特性上、ダイヤの誤差に関してはかなり寛容で延着(遅刻)1分以内ならまず減点はされないし、早着は100%減点されない。
登場路線
路線は上り・下り両方を選択可能。
伊予鉄道松山市内線
- 環状線(松山市駅前~松山駅前~古町~木屋町~上一万~大街道~松山市駅前)
- 市駅線(松山市駅前~大街道~上一万~道後温泉)
- 松山駅前線(松山駅前~南堀端~大街道~上一万~道後温泉)
- 本町線(本町六丁目~南堀端~大街道~上一万~道後温泉)
江ノ島電鉄
京福電気鉄道
函館市交通局
登場車両
伊予鉄道
江ノ島電鉄
京福電気鉄道
- モボ21形(26,27)
- モボ101形(103,105)
- モボ301形(301)
- モボ501形(501,502)
- モボ611形(611)
- モボ621形(621)
- モボ631形(631)
- モボ2001形(2001)
函館市交通局
登場キャラクター
本作の特徴の一つに,各路線にそれぞれ以下の女性運転士が登場することが挙げられる。
彼女らは入門編の案内役やそれぞれの路線の車内アナウンスを担当している他に,沿線名所案内もやってくれる。これがどこかエロゲっぽい。その時の彼女らはその地方の訛りで話す。
また運転手/車掌の声は立川真司,里内信夫が担当している。
Windows版の動作環境
- Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7
- CPU Pentium3 1GHz以上
- メモリ 256MB以上
- HDD 2GB以上
- VRAM 32MB以上(ATI RADEONシリーズの場合128MB以上)
- CD-ROMドライブ 8倍速以上
- ビデオボード nVIDIA GeForce2MX以上 or ATI RADEON8500以上 or Intel i845GL以上
使用可能なコントローラー(PS2)
デュアルショック2
ツーハンドル自動空気式・ワンハンドル電気指令式どちらかを選択可能。
電車でGO!コントローラTYPE2
※マスコンは5速、ブレーキは電気指令式(0~8+非常)になる。
電車でGO!新幹線コントローラ
※マスコンは13速フルに使える。ブレーキは電気指令式(0~7+非常)になる。
電車でGO!旅情編コントローラ
※P5B8のカセットを挿して使う。内部的にはTYPE2と判別される。
関連動画
関連項目
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