江ノ島電鉄線とは、江ノ島電鉄が保有・運行する鉄道路線のことである。利用客からは「江ノ電」と呼ばれ、親しまれている。
概要
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Suica・PASMOは利用可能だが、パスネットは発売終了前も利用できなかった。交通系ICカード全国相互利用サービスに伴い、ICOCAなどの他社のICカードは使えるが、券売機でチャージすることはできない。ただし、窓口では可能。
平日は通勤・通学の為に使われるが、路線内に鎌倉・江ノ島といった有名観光地を抱えてる為休日の利用者も多い。また、ノスタルジックを感じさせる車両や風光明媚な車窓を目当てに来る人達も多く、江ノ電そのものが観光路線である。
近辺に無い特徴的な路線で街とマッチしている被写体である為、数々の映画・ドラマ・アニメ・漫画・ゲーム等に実物及びモデルとして登場している。
15駅の中で無人駅が6駅あり、極楽寺駅や鵠沼駅は日勤駅となっている。駅長は江ノ島駅に1人いるのみで、全駅を管轄している。
10kmの路線ながら特色が多く、藤沢駅は高架駅。江ノ島駅~腰越駅間は路面を走り、腰越駅はホームが短いため4両編成はドアカットが行われる。腰越駅から稲村ヶ崎駅までは一部を除いて海岸線沿いを走り、極楽寺駅~長谷駅間には江ノ電唯一のトンネルがある。
全線単線の為、鵠沼駅・江ノ島駅・峰ヶ原信号場・稲村ヶ崎駅・長谷駅・鎌倉駅の6箇所で列車交換が行われている。
日中は殆どが4両編成で運転され、朝晩は2両編成で運転される列車が多くなる。ダイヤは藤沢駅~鎌倉駅のを通しての運転が基本だが、夜間に一部江ノ島駅・稲村ヶ崎駅・極楽寺駅止まりの列車も運転されている。
路面区間を走る江ノ電 | 江ノ電唯一のトンネル | 鎌倉高校前駅付近の車窓 |
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ダイヤと混雑
江ノ電のダイヤは一般的な鉄道と違い、朝夕ラッシュに本数が増える事がなく、すべて日中と同じ毎時5本である。これは需要がない訳ではなく、単線で交換設備も限られているので、毎時5本以上の運転ができない為である。(というか、毎時5本の運転を前提に交換設備が設計されているというのが正しい) 代わりに、2両編成だった物を4両に増結して輸送力を確保している。しかし交換設備は4両分の長さしかないので、これ以上はどうやっても輸送力を増やすことはできない。
近年では観光客の増加に伴い、改札前に列ができるほど混雑するようになり、地元民の利用に支障が出て問題化している。対策の調査として、地元在住の証明書を提示する事で優先列から入場できるという社会実験が行われた。
試運転は深夜に行われるが撮影の際は道路の邪魔にならないように、江ノ電自転車ニキみたいな人が出ても喚かない怒らない。
車両
2両1組を基本とする連結車を15編成計30両有しており、日中は12組(4両編成(2+2)×6本)が走行している。
ロングシートが大半だが、2000形のように一部クロスシートを設置している車両もある。木の床が特徴の300形からVVVFインバータ採用の500形までバリエーション豊かな車両が揃っている点も江ノ電の魅力の一つである。
21形 | 22形 | 300形 |
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500形 | 1000形 | 1200形 |
2000形 | 10形 | |
駅一覧
駅名 | ■乗り換え路線・○駅周辺施設 |
藤沢駅 | ■JR東日本 東海道線、小田急電鉄 江ノ島線 |
石上駅 | |
柳小路駅 | ○鵠沼高校 |
鵠沼駅 | |
湘南海岸公園駅 | |
江ノ島駅 | ■小田急電鉄 江ノ島線(片瀬江ノ島駅) 湘南モノレール 湘南モノレール江の島線(湘南江の島駅) ○江ノ島、新江ノ島水族館 |
腰越駅 | ○満福寺 |
鎌倉高校前駅 | ○鎌倉高校 |
七里ヶ浜駅 | ○霊光寺 ○七里ガ浜高校 |
稲村ヶ崎駅 | ○稲村ヶ崎小学校 |
極楽寺駅 | ○極楽寺 ○成就院(じょうじゅいん) (2つあわせて極楽成就) |
長谷駅 | ○高徳院 ○長谷寺 ○御霊神社 |
由比ヶ浜駅 | ○由比ヶ浜 ○鎌倉文学館 |
和田塚駅 | |
鎌倉駅 | ■JR東日本 横須賀線 ○鶴岡八幡宮 |
登場作品
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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