伊予鉄道とは、愛媛県松山市を中心に走る私鉄である。鉄道事業だけでなく、軌道事業や、路線・貸し切りバス事業も展開している。略称は「伊予鉄」(いよてつ)。
概要
- 1887年設立、1888年現在の高浜線で営業開始。多分今ある鉄道会社としては南海電鉄の次に古い。
- 四国初のICカード乗車券とか、四国初のLRV投入とか、とにかく四国初が大好き。
- 密かに日本で初めておサイフケータイに対応した乗車券サービスを始めている。
- 野球拳はここの野球部が発祥の地。但し負けると脱ぐルールは萩本欽一が広めたものであり、伊予鉄道はなんも罪はない。[1]
- 街中にSLのまがい物を走らせている。後述。
- 鉄道線と軌道線の平面交差があるのは全国でもここだけ。しかも二箇所。
- 2015年5月に大規模な改革を実施。特に目立った部分は鉄道・バス車両を全車オレンジ1色に塗り替えることである。某社の単色化計画に似ているが、公式が病気。というより、ほのキチになるつもりか?←
- 2018年4月から持ち株会社に移行する。
鉄道路線
郊外線(鉄道)
- 横河原線……松山市駅~横河原駅間。松山中心部と東温市を結ぶ。四国がんセンターだの愛媛大医学部付属病院だの国立松山病院だの沿線にでかい病院がやたら多い。
- 高浜線 ……松山市駅~高浜駅間。日本初の軽便鉄道がこの路線。そもそも伊予鉄道の設置経緯は三津浜港(松山市内の港。中心部から大分離れている)と松山市街地を結ぶためであった。
- 郡中線……松山市駅~郡中港駅間。松山市から松前町を経由して伊予市を結ぶ路線。四国最大(2012年3月現在)のショッピングセンター『エミフルMASAKI』へはこの路線に乗り古泉駅で下車。
なお、郊外線では日中15分間隔で運行されている(朝、夜の時間帯を除く)
かつて森松線と呼ばれる砥部方面に向かう路線があったが赤字不採算を理由に1965年(昭和40年)ごろに廃止になった。が、松山ICなどのせいで国道33号線が慢性的な渋滞を引き起こすようになってからは復活の兆しが見えなくもない。[2]
市内線(軌道)
※正式な路線名ではなく運転系統で述べてます。
- 環状線1系統&2系統……松山市駅前(←本当にこういう名前の駅)発、松山市中心部をぐるりと回る路線。本当の意味の環状線ではなく、大江戸線のように6の字を描いてまた松山市駅前に戻ってくる。
- 市駅線……松山市駅前~道後温泉間。
- JR線……JR松山駅前~道後温泉間。
- 本町線……本町6丁目~道後温泉間。めったにこの系統の電車は見られない(1時間に2本ほど)レアな路線。
車両
郊外線(鉄道)
- 700形……元京王電鉄5000系。主力電車。
- 610形……2両編成×2本、4両しかないレア車両。自社発注。→伊予鉄道610系電車
- 3000形……元京王3000系、なのだが電気系統をVVVFインバータ制御に取り替えられており外観だけ一緒で事実上別物となってしまった。
なんという魔改造。次世代主力車両。
市内線(軌道)
- モハ50形……一番新しい車両でも1965年製造という古強者。現在の主力。
- モハ2000形……元京都市電2000形。2001は欠番(京都市内で静態保存)。
- モハ2100形……50形から36年の時を超え発注された車両で現在流行のLRV。実は定員が50形の半分強しかなく通勤時の積み残しが多発、増備が中止されてしまった。→伊予鉄道モハ2100形電車
- モハ5000形……モハ2100形のリベンジとして投入された現時点における最新鋭車両。もちろんLRV。
→伊予鉄道モハ5000形電車 - 坊っちゃん列車……SLの外見を模したディーゼル機関車が引っ張る客車。街中をSLが黒い煙撒き散らすのは問題なもんでディーゼルにせざるを得なかった。仕方ないね。ちなみになぜか客車にパンダグラフがついている([3]
バス事業
シミュレータ
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 伊予鉄道610系電車
- 伊予鉄道モハ2100形電車
- 伊予鉄道モハ5000形電車
- ことでん……お隣香川県の私鉄。
- とさでん交通…高知県の私鉄
- 愛媛県 / 松山市
- 鉄道事業者・路線一覧
- 鉄道車両一覧
- 駅名一覧(四国地方)
- 持株会社
- 私鉄
- バス事業者の一覧
脚注
- *ちなみに欽ちゃんは2005年に伊予鉄道に謝罪したとか。だけど本当に悪いのは欽ちゃんにこれをやらした日テレだと思う。
- *伊予鉄道としては実際に森松線を復活させたいらしい(沿線人口が増えている上、とべ動物園や愛媛FCのホームスタジアムである愛媛県総合運動公園があるため)が、県の見解としては「作っても採算取れないからダメ! 第一県は大赤字じゃ! 誰が金出すねん!」とのこと。
- *ないとポイントを切り替えられない。)
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