露出狂とは、変態である。
概要
自分の裸や恥部を、他人や衆目の目に晒したがる嗜好を持つ者を指す言葉。
元は露出狂は男性にのみ当てはまる言葉とされてきたが、現代では男女を問わずに用いられる言葉である。
全裸になる場合もあれば、局部や尻、乳房など体の一部のみを露出する行為も基本的には露出として扱われる傾向にある。上半身(下半身)だけの半裸や、マイクロビキニ(Tバック)及びスリングショットなど体の大部分を露出する服装を纏った状態(または、そういった服装を好む嗜好)もシチュエーション次第では露出狂として扱われることがある。
露出の背景もまた様々で、「全裸で街中を歩く」「全裸の上に丈の長いコートを着て外出し、人前で突如コートを脱ぐ」「スカートやズボン、シャツを脱げる状態にして、人前や電車・バスなどの閉鎖空間の中で性器(胸)を露出する」「注文した商品(デリバリーなど)を玄関にて全裸で受け取る」など、一時的に裸を晒すものとされる。
または恋人・夫婦同士で「露出プレイ」としてスリルを伴う性行為や性趣味の一環とされている場合も多い。裸を見られて性的興奮を覚えたり性的趣味の場合は時に「露出症」として精神病の一環とされている(露出症の場合は、患者のことを露出狂と呼ぶ場合もある)のだが、上記のような直接的な行為に出ていなかったり、露出による社会的な影響が出てない場合は露出症と扱われないとされる。逆に、全ての露出狂が露出症(=精神病)と同一に扱われるわけではない事も留意する必要がある。
他にはAVの撮影やいじめなどによる強制露出といった事例もあるが、ここでは触れない。勿論、強制の場合は一般的に言われるような露出狂とは違う代物だが。
同じく「露出」する行為でも、どこからを露出狂とするかは個人個人の裁量以外にも国や文化や宗教、及びシチュエーションにもよるため、一概には決められない事が多い。一部の国では男女共に、裸で日常生活を送っている場所もあるので「日本や諸外国では犯罪行為でも、全ての国や地域に同じことは当てはまらない」ということ。同様に、見知った相手に対して裸(恥部)を見せるのも、ケースによっては露出狂として成立するかもしれないし、しないかもしれない。
ちなみに日本では公共の場で露出行為を行うと「公然わいせつ罪」として逮捕され刑事罰を受けることになる。
(→刑法第174条)
関連動画
関連商品
関連項目
- 2
- 0pt