高鴨穏乃(たかかも しずの)とは『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』に登場するキャラクターである。
アニメ版の担当声優は悠木碧。
概要
小学校時代は阿知賀こども麻雀クラブで、阿知賀のレジェンド・赤土晴絵の元で麻雀を学んでいた。新子憧・原村和・松実玄はその際の幼馴染。 赤土の就職によりこども麻雀クラブは解散し、穏乃は麻雀部の無い阿知賀女子学院中等部に進学したため中学時代は麻雀から遠ざかっていた。憧は阿太峯中学校に入り、和も中学二年の春に長野へ転校したため、穏乃は麻雀教室の恩師・同級生と続けて離ればなれになっている。
中3年生の夏に、転校した原村和がインターミドルチャンピオンとなる瞬間をテレビで偶然目撃し衝撃を受ける。自身もインターハイに出場して全国の舞台で再び「和と遊ぶ」ことを目指し、松実玄・新子憧とともに阿知賀女子学院高等部に麻雀部を復活させることを決意する。
性格
常に前向きなムードメーカー。追い詰められるほどに熱くなる性格で、少年誌らしく熱血・友情・勝利のテーマ色が強い阿知賀編を象徴するキャラクターである。
麻雀部設立から始まり、遠征相手校にいきなり魔物の巣窟をチョイスするなど、考えなしとも言える行動にチームはしばしば引っ張られている。決して諦めない、追い詰められるほど燃え上がる性格はそのまま彼女の雀風にも反映されている。憧からは「穏乃は計算が出来ない」と揶揄されることも。
外見
髪型はポニーテール。小学校時代からほとんど体格が変化しておらず、阿知賀のメンバー5人中最も背が低い。小柄だが体力に優れており、視力も人並みはずれているらしい。
学校に行っている時間は制服を着ていることもあるが、公式戦も含めほとんどのシーンでジャージの上のみを着用している。このジャージには通常の長袖のタイプと袖がないタイプの二種類があり、主に外用と室内用で使い分けているようだ。
ぱんつはいてないのは咲世界では普通のことだが、スカートやズボンの類いまでもはいていないのは咲世界でも前代未聞である。またジャージの中にもどう見ても何も着ていない。素っぱだかにジャージを羽織るだけの、いわゆる「裸ジャージ」姿で全国中継される試合に挑むという、作中屈指の露出狂なのかもしれない。ライバルは咲よりむしろ薄墨初美や国広一なんじゃないだろうか。
雀風
絶望的な状況でも決して折れない精神力を持ち、窮地には直感力と発想力にターボがかかり状況を打開する。 全国クラスの怪物である天江衣に打ち負かされても闘士を失わない姿は、監督の赤土晴絵に「私より強い部分がある」と評されている。
今のところ、松実姉妹のような特殊能力は無いとされているが、何かしら能力を持つと思わせるフラグも見せている。もっとも、とある資料で「理論派」であると表記されているため、能力に頼らない強者である可能性も大きい。
全国大会二回戦オーラスでは絶望的な状況から目に火が灯る演出が入り、次々に手を変化させ見事な逆転劇を見せている。この局で穏乃は配牌から三度目の七対子を聴牌するまで一度もムダヅモを引いていない。計算ができないと言われているが、このオーラスではきちんと点数も計算しているため追い詰められると頭の回転も早くなっているのかもしれない。
いかなる状況でも勝ちを探す胆力は本編での池田華菜に近い。彼女と違う点は決して絶望しない事と、池田ほど大きな手を張る強運キャラではないこと。
と思われていたが、天江衣から「阿知賀の大将は一寸厄介だぞ」というお墨付きを頂く。
あくまで「舐めてかからない方がいい」程度のニュアンスの可能性もあるが、少なくともただの凡人ではないらしい。
また準決勝の大将戦前に卓に着いて「ウォーミングアップ」を始め、穏乃の性質をよく知るレジェンドと憧と共に本番に向けて「ギアを上げる」準備に入った。
だが当の本人はいまひとつ理解していないらしい。
連載当初から謎に包まれていた能力は、山の奥を支配する能力。その支配力は、練習試合で昼間かつ月も欠けていたので全力ではなかったとは言え天江衣の海底撈月を5回中2回止め、大星淡の5向聴・ダブリー能力を上回り、更にはプロでも破れないと称された姫子のリザベーションコンボを封じかけるほど。
その能力から、船久保浩子に「山の奥の主」と称され、またその対戦をテレビ越しに見ていた天江衣は宮永咲に「現実の修行の山路も、有為の奥山も超え、その先にいる深山幽谷の化身―そのしずのを相手に嶺の上に花は咲くのか」と聞いていた(咲はそれに対し何も答えていないと思われる)。
この能力は、レジェンド達との「ギアを上げる」為の対戦・二回目の半荘(厳密には前半のオーラス)から能力が発動し始めたことなどから、半荘二回程度では実力派発揮できない超スロースターターだと思われる。また、穏乃はことごとく対戦相手の能力を封じていったが、この能力は「山の奥を支配する」能力の副次的な能力であり、本質的な能力が強すぎるために発動してしまった能力とも言える。尚、能力描写が少なすぎるため「支配」とはどのような形なのかは不明である。
支配と行っても山の天気は変わりやすい為、支配しきれない場合があるようだ。本人も「秋の空と山の天気は変わりやすい」と言っている(夏だけどとノリツッコミもしていた)。
大将戦で見せた能力の片鱗は以下の通り
- リザベーションコンボを封じかける(オーラスや○本目だった場合完全に封じていた可能性もある。)
- 絶対安全圏を破る(奥を抑えるから序巡にも影響が出る為)
- カン裏を乗らせない(=例え上がれても穏乃のテリトリーである限り穏乃の思い通りになる?)
- 対戦者に靄をかかせることができる。
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関連項目
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