UGUME
UGUMEとは、東方関連のイラストを中心に描いている絵師である。
プロのイラストレーターとしても活動している。特にブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』の公式絵師として有名であり、加古、古鷹、球磨、多摩、木曾、占守、国後、八丈、石垣のキャラクターイラストを担当している。他には小説(『悪逆皇帝の絶対魔装《ブラックドレス》』、『マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合』)やゲーム(『ドラゴンタクティクス』)などでの仕事歴がある。
概要
東方イラストを中心に制作・公開している。
『東方に出会ってからイラストを描き始めた』とは本人の談であるが、わずか数年間の間に急激に画力を上昇させており、多くの視聴者を驚愕させている(参考イラスト1・参考イラスト2)。
声の良さに定評があり、生放送においては自身のイケメンボイスとクールな雰囲気という強みを十二分に活かし、人気を博している。リスナーにも多くの東方絵師を抱えており、イラストレーターとしてのみならず、一人物としても大きな魅力を持っていることがうかがえる。
嫁キャラクター
UGUME氏の嫁キャラクターは、東方Project作品第12弾『東方星蓮船 ~ Undefined Fantastic Object.』Stage.4のボスである『村紗水蜜(通称:ムラサ)』であると語っている。これまでのpixiv及びニコニコ静画におけるイラスト累計投稿数における該当キャラクターの割合からも、彼のムラサに対する溺愛ぶりがうかがえる。
彼のムラサに対する愛情は、決して並大抵のものではない。参考に、以下にUGUME氏の「ある」発言を示したい。
『もうね、「むらさ みなみつ」って響きがいいよね。「むらさ」でちょっとムラムラきて、「みなみつ」でときめく感じが良いよね。漢字にすると「水蜜」。水って言う字が船長である事を連想させて、「蜜」という字が可愛さの中に少々のエロチックさを感じさせるところが素晴らしいよね。あぁ、ムラサ。ム』(Twitterより抜粋。140字までの字数制限により、文章が途切れている。)
この発言は、2012年5月6日におけるUGUME氏自身のTwitterにてつぶやかれた文章である。生放送では至ってクールに振舞う彼ではあるが、内に秘めているムラサへの愛情は並々ならぬものであるのだ。単純に「東方キャラの中で一番好きだから」という安直な理由ではなく、村紗水蜜というキャラクターだからこそ純粋に慕うという気持ちを彼は持っている。この愛情が、彼のイラスト活動における大きな活力となり、自身を成長させる大きな糧となるのであろう。
イラスト活動
使用ソフトは株式会社SYSTEMAXのペイントツール『SAI』。SAIの手ブレ補正は0からS7まで存在するが、その中でも最も補正が強く、小回りの利きにくいS7を見事に使いこなしている。
イラスト制作においては専らデジタル派であり、アナログ経験は決して豊富ではないと語っている。しかし、氏のTwitterにて過去に投稿されている「大学の机に落書き」を始めとするイラストを見る限りでは、アナログにおいても十分過ぎる程の技量を持っていると考えられる。
また、イラストに対する情熱は非常に強く、封獣ぬえのイラストにおいては、自身の生放送にて約1週間に渡りちょうど100もの枠を経て完成させるという強固な精神を見せている。自身を「鈍筆」と表現しているUGUME氏ではあるが、そのハンデを補って有り余る堅実的な制作スタイルにより、高品質なイラストの安定した制作を可能としている。
生放送活動
2012年02月22日に自身のコミュニティを設立させており、活発な生放送活動を行っている。
絵描き配信を中心としており、稀にゲーム配信を行う場合もある。
相当数の放送をこなす事でも知られており、多い場合は1日に20近い枠を取る場合もある。事実、コミュニティ設立の2012年2月から3月までの1ヶ月間において、約200枠≒6,000分近い放送を実施している。
放送におけるネタ
UGUME氏の放送では、リスナーの間で定番となっているネタや頻繁に見られる発言が複数存在する。本項では、その一部を紹介したい。
- (「・ω・)「<入港しマース
放送の冒頭における「わこつ(枠取りお疲れ様です)」と同義。先述の通り、UGUME氏は東方星蓮船の登場キャラクターであり、聖輦船の船長である『村紗水蜜』を溺愛しており、船をイメージした視聴者による粋な発言であると思われる。放送枠の終了時には、対応関係にある(「・ω・)「<出港しマースも頻繁に使用される。
- すまた
このコメントが見られるタイミングは、その大半が予測不可能なものである。しかし、過去の傾向から「紳士発言が放送内で溢れている状態」において現れる場合が多い。ひとたびリスナーによって「すまた?」とコメントされれば、「すまた!!」「( ゚∀゚)o彡゜すまた!すまた!」など、紳士たちのコメントはとどまる事を知らない。
余談ではあるが、「すまた」というコメントがネタと化したきっかけは、放送主であるUGUME氏が「すあま(餅菓子)」を食べている最中、リスナーが「すまた」と聞き間違えた一件が発端と言われている。母音がいずれも一致するため聞き間違いも無理はないが、よりによって「すまた」と表現する点では流石の紳士といえるであろう。
- おまいらおちつけ つ旦
放送内において、変態リスナー達紳士が暴走した場合に見られるコメント。紳士暴走を抑える唯一の良心であり、このコメントによって多くの紳士が沈静化する。なお、「つ旦」はお茶を出す様子を表している。このお茶を飲んだ場合、「( ゚д゚)ハッ!」と我に帰る視聴者もいれば、「ズズズ、お茶ウマー」と和やかにお茶を味わう視聴者まで様々である。
看板娘
UGUME氏のコミュニティにおける看板娘(※1)。顔文字は「┌( ´థ౪థ)┘」にて表現される。
一見すると不気味な生命体ではあるが、有志により「逆さにすると少し可愛い・・・気がするw」との発見が報告されている。180度回転させることによりウサギのような動物に見て取ることも可能なため、意図的にUGUME氏が180度回転によるキャラクター性の発掘を計算していた可能性がうかがえる。
余談ではあるが、頬の下部に左右それぞれ黒い点が存在する。これらはUGUME氏曰く『ティクビィイィイィイ』であるそうだ。「看板娘のティクビ」と言えば聞こえは良いが、イラストがイラストだけに興奮できないのが現実であろう。
しかしUGUME氏は、私たちに興奮を超えた何かを伝えようとしているのではないか。見た目ではなく、イラストそのものに内包されている精神を伝えようとしているのではないか。そう考えれば、一見不気味なこのイラストも、異なった見方が可能となるかもしれない。
※1 : 現在は便宜上、暫定的に「看板娘」という名称で表記しているが、実際の名前は明らかになっていない。2012年5月の放送にて看板娘の名前に関する話題がリスナーとの間で交わされ、UGUME氏は「すまたでいいんじゃないかな」と発言している。しかし、当時は安価にて決定しようとした事もあってか多くのリスナーからツッコミが入り、現在も名称は明らかではない。
関連静画
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関連項目
外部リンク
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