iPod touch(アイポッドタッチ)とは、iPhoneから電話機能を省いたものAppleのマルチメディアプレイヤーである。
概要
iSightカメラでベストショットを撮ったり、Facebookとの統合機能を使ってもっと書き込んだり(Siriに書かせたり)、果てしない数のゲームや音楽を心ゆくまで楽しんだり。そのすべてを、これまでで最も薄く、最も軽いiPod touchで。
Apple公式サイトより抜粋
iPhone同様、マルチタッチディスプレイや無線LAN機能を採用しており、家庭や外出先でWi-Fi環境が整っていれば、メールの送受信やアプリ・楽曲のダウンロード、skypeを使った通話なども可能となっている。
モバイルルーターのようなデータ通信端末とセットで持ち歩くことで、iPhoneに近い使い方も不可能ではない。
2022年5月10日にAppleから販売終了のアナウンスが発表され、流通在庫のみで販売終了となる。
販売モデル
第6世代(最新版)
サイズや外装自体はほぼ変更は無いが、CPUが64ビットのApple A8となり、スペックが大幅に向上した。また、「iPod touch loop」は今世代では付けられていない。
容量は従来の16・32・64GBのほか、128GBも追加された。128GBバージョンはApple直営店のみの発売となる。
第5世代
前モデルより、ディスプレイサイズ拡大、スペックアップ、および外装の変化が施された。ディスプレイサイズはiPhone 5と同じ縦長のワイドタイプとなり、スペックはiPhone 4Sと同程度まで向上。そしてSiriが搭載された。外装は、背面が従来のステンレス製から酸化皮膜処理アルミニウムとなりカラーバリエーションが展開された。また同部分には新たに「iPod touch loop」と呼ばれる専用のストラップを取り付けるための鋲が設けられた。iPhone 5や第7世代iPod nanoと同様、同モデルよりPCなどを接続するコネクタが「Lightningコネクタ」に、同梱のイヤホンが「Apple EarPods」と変更された。
32GBモデル
64GBモデル
第4世代
Retinaディスプレイ、カメラ(フロント/バック)を新たに搭載したモデル。また、この世代より本体カラーがバリエーション化している。
8GBモデル
32GBモデル
64GBモデル
仕様比較
第6世代 | 第5世代 | 第4世代 | |
---|---|---|---|
発売日(米国時間) | 2015年7月16日 | 2012年10月8日 | 2010年9月15日 |
サイズ | 縦123.4mm 横58.6mm 幅6.1mm |
縦123.4mm 横58.6mm 幅6.1mm |
縦111mm 横58.9mm 幅7.2mm |
重さ | 88g | 88g | 101g |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB / 128GB | 32GB / 64GB | 8GB / 32GB / 64GB |
ディスプレイ | 4インチ Retinaディスプレイ 1136×640px IPS液晶 |
4インチ Retinaディスプレイ 1136×640px IPS液晶 |
3.5インチ Retinaディスプレイ 960×640px |
CPU | A8 | A5 | A4 |
メモリ | 1GB | 512MB | 256MB |
バッテリー | 音楽 40時間 動画 8時間 |
音楽 40時間 動画 8時間 |
音楽 40時間 動画 ?時間 |
カメラ | iSight 8Mオートフォーカス FaceTime 1.2M 動画 1080p LEDフラッシュ |
iSight 5M FaceTime 1.2M 動画 1080p LEDフラッシュ |
バック 960×720 フロント VGA 動画 720p |
ストラップホール | 無 | 有 (iPod touch loop) | 無 |
コネクタ | ライトニングコネクタ | ライトニングコネクタ | 30ピンコネクタ |
初期搭載OS | iOS 8 | iOS 6 | iOS 4 |
搭載OS
iPod touchはOS Xをベースとした「iOS」で動いている。
2015年10月時点での最新バージョンは「9」。iPhoneの販売周期と合わせておよそ1年間隔でメジャーアップデートを行なっている。
「iOS7」より従来からのデザインを大幅に変更したフラットデザインを採用。従来のスキュアモーフィックデザインの立体的なデザインに比べるとカラーリングは単色でかつ平面的なデザインをしている。
iPod touch以外に本OSが搭載されているデバイスは下記の通り。
アプリ
「App Store」では、マルチタッチディスプレイや各種センサー類を使ったアプリが豊富に取り揃えられており、有料 / 無料でダウンロードすることができる。2014年時点で、App Storeに登録されているアプリの数は120万に達している[1]。
アプリの中で、ニコニコ的に有名なものは「あの楽器」であろうか。あの楽器を含むギターやドラムなどの楽器アプリ、ジョークアプリ、多種多様なゲーム、予定表などの仕事効率化アプリ、CPU情報等を読み込むユーティリティアプリなど、ジャンルは多岐に及び非常に充実している。
App Storeで取り扱われているアプリのうち、オススメなどは別記事「iOS」にて紹介されているので、そちらも併せて参照されたい。
なお、iOSにはFlash再生機能が搭載されていないが、ニコニコ動画とニコニコ生放送は公式アプリがApp Storeで提供されており、アプリを通して動画再生およびコメントの投稿などが可能である。
関連動画
関連静画
外部リンク
関連項目
- Apple
- iPod(iPod classic / iPod nano / iPod shuffle)
- iOS
- Retinaディスプレイ
- ライトニングコネクタ
- タッチジェスチャー
- iTunes Store
- ニコニコ生放送iPhoneアプリ
- デジタルガジェットの一覧
- IPS液晶
脚注
- 7
- 0pt