ジュラシック・シャーク(原題:JURASSIC SHARK)は、2012年に公開されたサメ映画である。
1979年に公開された「ジュラシック・ジョーズ(原題:Up from the Depths)」とは名前が似ているが特に関係はない。
あらすじ
豊かな自然を誇るエルバー島。そこではグラント博士の指示のもと、安全基準を無視した石油掘削作業が行われていた。地下深くの石油資源を目指し掘り進められるプロジェクトは、やがてある氷床を発見する。一方、大学生のジルはエルバー島での違法掘削の噂を確かめようと、春休みを利用して友人達と島を訪れていた。ボートで島へと近づくジル達だったが、突然力強い攻撃を受け、ボートが転覆してしまう。そして水中でジル達を待ち受けていたのは、氷床の中から目を覚ました古代サメの姿だった!
概要
ジョーズやディープ・ブルーという名作や、メガ・シャークシリーズ、シャークトパスシリーズ、シャークネードシリーズなどクスっと笑える奇作が生まれつづけているサメ映画。
それらの中でも今まで存在した低品質なサメ映画が傑作に見える、サメ映画の最底辺と呼ばれる作品がこのジュラシック・シャークである。
ニコニコ動画にも本編があがっているが、視聴者からは「消す価値すらない」といわれている。
本編はストーリーの設定が支離滅裂、サメ映画なのにサメがでない、CGがやすっぽい、人が死ぬ場面が写されないとクソ要素がたくさんあるのだが、その中でも一番の特徴は本編が終わってもなお最後の最後まで視聴者を苦しませるために作られたような精一杯引き伸ばした13分に及ぶエンドロールである。
上映時間79分のうち実質エンドロールに13分を使っているので本編は66分と比較的短いが、それでもみているとあまりのつまらなさに途中で投げたくなるだろう。
30年以上前の1979年にも似たような評価をうけたジュラシック・ジョーズが公開されているが、ジュラシック・シャークは2012年に公開された比較的近年の映画であることを忘れないでいただきたい。
当然映像技術も進歩しており撮影方法も増えているはずなのに、指摘されている問題点が30年前の映画とほとんど変わらないので、ジュラシック・ジョーズの方が傑作に見えるという人も少なからず存在する。
ロスト・ジョーズ
このようにサメ映画警察から「史上最低のサメ映画」、「消す価値なし」と散々酷評された当映画だが、なんと実質的な続編ともいえる爆弾作品が2015年に輸入されてしまった。
その名はロスト・ジョーズ(原題:Raiders of the Lost Shark)現題を日本語訳すると、レイダース/失われたシャークといったところか。
前作同様、登場するサメが古代からいたかのように想像させられるタイトルである。
ロスト・ジョーズはなんとジュラシック・シャークと同じ監督が製作・脚本を努めており、ストーリー構成やロケ地、使われているサメのCGも前作のジュラシック・シャークとほぼ完全に一致している。シリーズ最新作なのに他のサメ映画と違ってぶっちゃけ何も成長していない。
なお当DVDがリリースされた日は「メガ・シャークVSグレートタイタン」、「シャークトパスVSプテラクーダ」が同時リリースされており、レンタルショップの新作コーナに並んだ三つのサメ映画からロスト・ジョーズを選んで借りて行った人はとんでもない貧乏くじを掴まされたといえる。
映画を借りるときはタイトルパッケージの絵にだまされずに、きちんと脚本・製作を確認するのを忘れずに・・・
関連動画
正直この映画を見るならば、水族館に行ってサメの水槽でも眺めていた方が時間を有意義に使えるので視聴はオススメしない。
ロスト・ジョーズはニコニコ動画にも本編があげられていたが、権利者の申し立てによって削除されている。消す価値なしと謳われた前作と比べてみると消す価値がある程度までの作品には進化したことを裏付ける事実となった。
関連商品
関連コミュニティ
ジュラシック・シャークに関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
- 7
- 0pt