九十九八橋(つくも やつはし)とは、東方Projectに登場するキャラクターである。
概要
東方Project第14弾『東方輝針城 ~ Double Dealing Character.』の妖器使用時4面中ボス・妖器未使用時4面ボス。また、姉妹でEx面中ボス。『弾幕アマノジャク』1日目のシーン1。5日目のシーン2、5、8。
名前の由来は、“九十九神”という付喪神本来の字と、近代箏曲の祖と称される江戸時代の音楽家・八橋検校(やつはし けんぎょう)から来ているのではないかと推測できる。キャラクターの原型のひとつとして考えられるのは、鳥山石燕の画集“百器徒然袋”に描かれた琴の付喪神・琴古主(ことふるぬし)。
人物像
茶髪のショートボブでカチューシャをつけた髪型。指には琴爪をつけている。裸足で生足が大きく露出しており、スカートに巻き付くような形で和琴の弦が光となり付いている。
勝ち気で無鉄砲な妹役。敗北時には「わーお」「わっほーい」などの珍妙なセリフを発する。姉の弁々とは、同時期に付喪神になっただけで、実のところ血の繋がりは無い。少名針妙丸と鬼人正邪が引き起こした今回の異変において、針妙丸が持つ秘宝『打ち出の小槌』から流れ込んだ鬼の魔力により、ただの道具から付喪神と化した。
九十九姉妹の目的は、“道具が自由に動き、その能力を遺憾なく発揮できる道具の理想郷”を実現するための世界征服、つまり道具による下克上だった。そのために更なる“恩恵”を求め、己の力の源流が存在する空中逆さ城を目指す途中、同じく城を目指していた自機キャラクターと遭遇。血気にはやって勝負を挑んだ結果敗北を喫し、目的を阻まれることとなる。
主人公達が異変を解決したのち八橋は、自分と姉の“思い(下克上への意思)”が、打ち出の小槌の影響で芽生えたことを知った。そして、己の力の源は小槌の魔力であり、魔力を使い切った小槌が道具や妖怪に与えた魔力を回収し始めた今……放っておけば付喪神からただの道具に戻ってしまうことも。
どうしよう、と慌てる姉妹のもとに現れ、救いの手を差し伸べたのは、同じ付喪神である堀川雷鼓だった。雷鼓は姉妹に、小槌の魔力を捨て去って、別の魔力と置き換えることで延命する“呪法”の存在を教える。
EX道中で登場した時点で魔力の換装を行っていたのかははっきりとわからない。4面ボスとしての.txtには「別の自分の力を魔力に置き換える呪法を試みた」と書いてあるが……。
空中逆さ城を目指す主人公達とぶつかり合った時は、「私は一人で人間と闘って 倒すのが夢だったんだから」「姉さんは邪魔しないで」「こいつは姉さんの直線的な音楽じゃあ駄目よ」など好戦的なセリフが多く、姉に対しても中々キツいことを言うが、小槌の影響で好戦的になっていた面もあると考えられる。
次作の『弾幕アマノジャク』ではまさかの一日目の1シーンチュートリアルでいきなり登場しファンを驚かせた。褒美欲しさの興奮なのか二度笑うなどテンションが若干高い。ゲームにありがちな序盤の噛ませ役と思いきや、中盤の5日目でも登場する。
ボス性能
各自機が妖器を使わないルート(タイプB)で戦う事となる。弁々に比べ音符弾幕の動きが変則的であるが、弾の動きが途中で鈍くなるなど避けやすいのが特徴である。高難易度の場合は弾幕が濃くなり、ふらふらした音符弾幕による抱え落ちの被害に遭いやすい。4面最後のスペカは喰らいボムを有効に活用していきたい。
スペルカード
- 琴符「諸行無常の琴の音」(Easy/Normal/Hard/Lunatic)
- 響符「平安の残響」(Easy/Normal)
- 響符「エコーチェンバー」(Hard/Lunatic)
- 筝曲「下克上送筝曲」(Easy/Normal)
- 筝曲「下克上レクイエム」(Hard/Lunatic)
- 弦楽「嵐のアンサンブル」(Extra)-弁々との共同
- 弦楽「浄瑠璃世界」(Extra)‐弁々との共同
『弾幕アマノジャク』では琴符「天の詔琴」、哀歌「人琴と共に滅ぶ」、弁々と共同の両吟「星降る唄」を披露した。
二次創作
血の繋がらない弁々を「姉さん」呼びするなど、何かしら百合的な関係疑惑がある。原作と同じく勝ち気で無鉄砲な妹キャラとしても描かれる。
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関連項目
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