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ラストバトル

概要、ゴールデンバウム朝銀河帝国軍になってるぞ

普段通り動かない方が付け入る隙がないってのも何とも……まあそれで最後まで押しきれるわけじゃないから、多少隙を見せてでも主導権とれってことだろうけど。

新世紀号事件でドロイゼンがさっさと撤収してたら、この会戦も起こらず、イゼルローン共和政府との外交交渉も再開できたかもしれない。
外交窓口のミュラーも、ドロイゼンの直接の上官のミッターマイヤーも、内心では相当苛立ってたんじゃないかな。

この戦いでイゼルローン軍が脅威になりうる力を失ったことで
帝国もバーラト星系に内政自治権与えてもいいと「寛大になれた」んだろうなぁ

そしてこの後ルビンスキーとオーベルシュタインが死亡、地球教もド・ヴィリエごと最後の実働部隊失って壊滅と
短期間で不安要素が一掃された帝国は「伝説が終わり、歴史が始まる……」

ドロイゼンが空気も読まずに戦線を拡大させてしまったのは帝国軍大将級以下が能力不足な者ばかりというこの時期で懸念されていた問題の一つだろうね。

あと、そもそも新世紀号の存在そのものが物語的にはご都合主義的すぎな舞台装置でしかなくて、かなり胡散臭いからまた和平会談を潰そうとした地球教の陰謀の可能性が非常に高い。

>>6
それはそれでドロイゼンには酷な評価じゃないかなぁ
警備責任者としてはイゼルローンが艦隊を繰り出して来ちゃったら対応に駆けつけざるを得ない立場だし、
徒に戦線を拡大せずにとりあえず膠着状態にしてラインハルトに伺い立てたのはむしろ見識の広さじゃないかと

戦術的に見ればドロイゼンの判断は正しい。戦略的には及第点なのだが、大将と言えど一国境警備艦隊司令官でしかないドロイゼンにそれを判断しろというのはお門違いちゃう？

>>6
大将級以下は能力不足というけど、カール・エドワルド・バイエルラインをはじめ相応の能力を持ったものは居るよ。
ただ役職の関係で有能な人物が哨戒任務とか辺境警備とかにつかないから、突発的な事態に対応するのがいまいちな能力の人物に限られちゃうんだろうね。

能力不足というか経験不足じゃないかな。
むしろ優秀な人間こそどんどん上につけちゃう（今まで貴族将校が占めてた大将以上の将官職がこぞって空いてる上に、爵位や封土とかない以上階級でしか報いる道がない）から、中間管理職あたり（重大だが上司がフォローできる範囲）で失敗した経験が乏しい、みたいな。


あと、新世紀号は開戦のきっかけとなったから歴史に名前を刻まれただけで、火種はごろごろしてたし「皇帝の武力発動が威嚇に終わったことはない」んで、結局は会戦になってただろう。
（ちょっとでも遅れてたら皇帝崩御でそれどころじゃなくなってたかもしれんので、運命論的にはドロイゼンはむしろ正しい選択を引き当てたともいえるが）

新世紀号事件が起こらない、またはドロイゼンが自重策をとってこの会戦が起こらないまま皇帝不予から崩御に至ったら、歴史はどの程度変わったんだろうか。
ラインハルトの意思表示なしに帝国は講和とバーラト星系自治権を認めただろうか、それとも結局は談判破裂して睨み合いが続いたか。
ただ、自分で書いてて気づいたけど、この見方ってラグプール事件からの惑星暴動を起こしたハイネセンの反帝レジスタンス活動や、自治能力を試されてる旧同盟領諸星系のことがあまり入ってない。
そこまで考えると、ますます展開は変わってきそう。

この会戦の結末って本気で自由惑星同盟の残党を倒そうとしていた帝国軍将兵からすればとんでもない裏切り行為だよなあ
和平が望みなら何のために戦って死んだのか
ましてユリアンの謁見の様子を知らない人からすれば皇帝が怖気づいて慌てて停戦を命令したかのように思える

>>12
裏切りも何もそれが皇帝による専制政治下だと当然の話だからな。良くも悪くも民意を問わず上意からスンナリ決まってしまうことで、和平及び民主主義の芽が残ったのは良かったいう他ないが。

そもそもが和平交渉の流れからの偶発戦だから、まあ……後世、ローエングラム王朝末期とかに、「皇帝ラインハルトはシヴァ会戦にて戦死、以降影武者が共和主義者の言うがままに和平案をまとめ、さっさと病死したことにした」みたいな家康関ヶ原戦死説的風説が流布してもおかしくないが。

>>14
ブリュンヒルト突入戦による皇帝直々の和平命令なんて、そんな伝奇を生み出されても不思議はないよなあ。
もっと想像すると、「この会戦時にブリュンヒルト艦内で反皇帝クーデターが勃発していた。クーデター側は突入したイゼルローン軍の英雄伝説で糊塗して戦後の指導者となった」なんて想像をする者も出てきそう。

ラインハルトが影武者を用いていた説自体は、小説の地の文で後世の歴史家の一部が主張してるのは間違いない。
ただ、メックリンガーとケスラーが影武者の採用を進言してラインハルトに退けられてるのも後世に伝わってるから、論としては弱そう。

あとミッタマイヤーは後世から恐ろしいくらい叩かれてない軍人だから、そのミッタマイヤーが立ち会っていたシヴァ会戦の皇帝とユリアンの対談を、実はカイザー戦死云々とか事実を歪めても、賛同は得られないだろうね。

　ウルトラジャンプ2025年9月号の銀河英雄伝説は、ブリュンヒルトの白兵戦が描かれるみたいですね。

ウルトラジャンプ2025年12月号で、遂にシヴァ星域会戦が終了…。　銀河の歴史もあと、3ページ…。