ニコニコ大百科

最初に観た怪獣映画だったな
最後の台詞「さよなら、ガメラ」がすごく印象に残ってる

平成ガメラシリーズ好きでこれは今まで食わず嫌いで見てなかったけど今更ながら観てみた

志摩市(大王町)が初期舞台だったのね…出身地かつこういう映画の舞台になることなんてめったにない場所だからそれだけで嬉しかった、やっぱ怪獣映画の舞台に選ばれるって破壊されるにしても嬉しいものだ

お話もちょっとアクションシーンが少なく感じられたけど王道でよかった、平成ガメラ三部作の後の公開じゃなかったらもうちょっと違う評価になっていたんじゃないだろうか

そして最近ではめっきり評価を下げてしまった漫画家のケロロ軍曹がこの世界では大人気！時代を感じる…

節操なく時事を取り込んでるんじゃなくて
ガメラ大映組は角川組が拾ってやったでとアピールするための描写ですよ

しかし興行収入マイナス６億以上ってホントきっついな
こういうの後から挽回できるシステムってないのかな
オタクがグッズなり爆買いした所でたかが知れてるだろうし

昭和のガメラはこんなにじめじめしてはないしガメラが頼れる大人

特撮で本物の動物使って案の定問題が発生したネズラの系譜

トトは新しいガメラ像としてアリだがジーダスに魅力がない。
レギオンやイリスとまでいかないでも、バルゴンやギロンくらいキャラが立った敵怪獣を出して欲しかった

個人的にはいかにも怪獣！って感じで好きだが華がないよなジーダス

本来はトトの成長を含めシリーズ化も検討してたんだろうし
地味っぽさは「序盤のそこそこ強い敵」ポジションゆえだろうねぇ

ゴジラシリーズによるガメーバの死体、少年「死ね鈍間な亀め！」などの幼稚な攻撃を経ての
ウルトラマンに出てくるゴジラのパクリ(円谷監督セルフ)のパクリ(非公認)

この映画のだいぶ前に、金子監督が本に色々書いてたんだよな。それだと、大映は「子供を主人公にした、ファンタジー寄りの作品」を主張して、金子監督たちは「そんなの子供にも受けねーよ」と反発し、それが通り、平成ガメラが生まれた、と。
そういう事情を知っていると、どうしても「あー、やっちまったな」という気がしてしょうがない作品だ。あげく金子監督からも「あの作品が失敗したことで、自分たちの主張が正しかったことが証明された」なんて言われてたりする…。

平成ガメラは好きだし、あの作品の怪獣映画への影響度は大きいと思ってるけど
モスラ三部作も楽しんでた身としてはハード系作品しか許さないような言説にはノーと言いたいね

まぁ実写で子役を使った表現の限界ってのはあるかもしれないし
子供と不思議な生物との交流というジャンルはアニメの方が相性いいんで
ガメラリバースはそういう方向になったんだろうけど

トト役のリクガメがTwitterで話題になってた。
『コジロー』という名前で現在の大きさは40cm程。まだ大きくなるらしい…

上で挙がってるモスラ三部作は、特撮怪獣映画という同じジャンルで同じ路線だけど悪くない出来だった
つまり悪いのは「子供を主人公にした、ファンタジー寄りの作品」じゃなくて、本作の出来の悪さなんだよね

主人公の少年が赤石を少女にあげちゃって、それをまたなんとかトトのところに持ってくる展開は、
「ゼロからマイナスに行って、それからゼロに戻るだけでは客は感動できない」
　と言われる、創作における駄目展開に感じたな。

＞＞10ゴジラ・ガメラ間の幼稚な攻撃の元祖は1980年の「宇宙怪獣ガメラ」での「さらばドジラ」なんだよなあ
て言うかこれがダントツで一番酷い