ニコニコ大百科

神父は妹の死が出発点だから、
運命に干渉できるってのがプッチの自分では気づいていない本当の望みなのかもな。
天国とか言っても本当は妹が死ぬ悲劇をひっくり返したかっただけだったりしてｗ

>>23
どう考えても今はいい時代だろ
疫病や飢餓で死ぬ心配も少ないし
不景気と言っても仕事を選ぶ権利はあるし
政治だって腐敗というほど腐ってはいない

少なくとも公に「今の政治は腐敗しているッ！」
と言っても官憲に逮捕されたりはしないし

>今の政治は腐敗しているッ！

ジョジョのセリフの項目なんだからジョジョ風に書き込んだとは思うけど
セリフだけ抜き出すと、むしろ松野作品のキャラが言いそうだｗ

主人公「今の政治は腐敗しているッ！」
敵「腐敗しているからなんだというのだ？
お前には腐敗をせずに政治ができるとでも言うのかッ！」

一巡しても未来が直感でなんとなくわかるようになるだけで、覚悟完了させることができる訳ではないって解釈でいいんだっけ？

それだと逆に恐怖に潰されたり、せっかくの幸福感が薄れたりしそうな気がする。

アニメでツェペリさんの覚悟を見てるとこの考え方もあながち間違ってない気がしてきた
ただ問題は、覚悟をする覚悟が必要ということなんだが

１部から５部まで敵味方含めて覚悟が賛歌されてきた作品で、覚悟は「幸福」って考え方のラスボスだからな。ある意味間違ってはいないんだけど、強制的に押しつけるものではなかったな。

他人に「あんた死ぬわよ」と言われても、立ち向かったツェペリさんやミスタの覚悟と
「どう足掻いても結果を変えられないの嫌だから、結末だけ先に体験しときたい」
って神父の考えは、干渉の話抜きにしても真逆じゃないかねぇ

お化け屋敷怖いから、先に友達に中身を聞いちゃう子どもとか
攻略本見てゲームクリアしてドヤ顔するヤツとかそんな感じ
それじゃあ困難に立ち向かったことにはならねーんだよ！的な

覚悟は自分でするものであって、他人に押し付けられるものじゃない。
それは希望を奪うだけの行為に過ぎないよ。

ブチャラティもローリングストーンズを受け入れれば安楽死できたっぽいけど
あのメンバーは他人から与えられる安楽死なんてまっぴらごめんだ
自分の道は自分で切り開く、ってな考え方だったしな

そういやローリングストーズで安楽死しても、その先の運命は変わらないのかね？ブチャラティ達がいなくてもディアボロは死んだりとか。

DIOの息子ジョルノは言った
「覚悟とは！！暗闇の荒野に！！進むべき道を切り開くことだッ！」

プッチに押し付けられて強制的にたどり着く”覚悟”とは真逆だわな

>>23
>「覚悟は「幸福」だぞ」といっその事開き直ってしまうのもありかもしれん。
>>25
>抗って乗り越えられるような優しい状況じゃあ断じてない。

覚悟で「幸福」になれるとは優しい状況だな
「幸福」になるには抗って乗り越える必要もなく、覚悟すればいいだけなんだから

実際のところ、悪役に良くあるように真実でもあり嘘でもある、
弱い人間の考え方だから正しい面もありそれに流されちゃいけない部分がある、
けどこういう思考を信念にして悪事を行う悪役は珍しい
って言うか今まで見た事がない

ブッチ神父自身は自分の考えがどこまでも正義だと思ってるというのも大きいかもな。
だから言ってることそのものは一見間違ってないように見えるが
実際の『覚悟』は『自分自身でするもの』だという一番重要な部分が抜け落ちてる辺りが
ブッチ神父自身の『自覚のない悪人』ってところと重なって見える。

大抵の作品だと実は自分でも矛盾に気付いてて、それを主人公に指摘されて「黙れ！」ってうろたえたりするもんだけど、困ったことにそれがまったくない。自覚がなければ当然葛藤もない、ブレーキもない、わざわざ小賢しい理屈を並べてて正当化や自己弁護することもない、自分は正しいと確信しちゃってるから。

ある意味凄まじい精神力なんだがなぁ。

ペルラの件で無茶苦茶後悔して、そのうえ特別な存在だったＤＩＯまで
いつの間にか失われていたから色々思う所あったんだろうなぁ
自分の弱さみたいなものも感じたんだろうし
だからこそこの考えに固執したのかもしれない
あの時このことが起こると分かっていれば…みたいな
まあ他人に押し付けちゃいけないとは思うし、ジョルノの覚悟の解釈は
俺も好きなんだが、あんなこと経験して凶悪犯や再犯者の囚人相手に
神父やってりゃこうも考えるのかもね…

>>45　>>46
2013年の初カキコがこれになるが・・・。
早い話、プッチ神父は夜神月と一緒で「全て人間はこうでなければいけない」
「もし全て人間が○○になればユートピアが訪れる」と考えている人間なんだよ。

疑念を持って行動を辞めたところで社会は変わりやしない。
故にどんなに矛盾していたとしても行動を突き進めるしかなかったんだろうさ。
いくら頭の中で考えたところで実際に実現した社会を見ない限り、正しかったどうかは言えないわけだし。

ジョジョ的な「幸福」観って「自分で運命を切り開く/他の者へと受け継いでいく」っていうものだから、
神父の目指すような「幸福」は悪だろうね

すべてを覚悟したところで、そこからなにかを得ることはない
すべてが決まりきった閉塞世界のなかで、ただ「先の見えない」恐怖から逃れてるだけ

それはジョルノのいう「覚悟」や、ブチャラティが感じた「幸福」とは対極にある

強い奴より良い弱さを攻撃に変えた奴が恐ろしいとは作者の弁だけど、神父の場合はまさにそれだと思った。
自分が克服できなかった弱さを、人間ならだれだってそうだと一般化して、あまねく救おうとしてしまった≒他者の強さを無自覚に否定してしまった事が過ちの始まりなんだろう。
プッチの言う「覚悟」って、結局のところ三部ディオが漬け込んできた「安心」を手に入れる手段の一つだもんな。
ディオとそりが合ったのも頷ける。

プッチの過去や境遇を考えると、この考えにいきつくの納得もする。

俺プッチ神父好きというか嫌いになれないけど>>47～49にも納得しちゃうし
>>45や>>50見てああそうなんだよなぁって思っちゃう
冷静に考えるとそれはどうなのって面があるのに何故か受け入れちゃうんだよね
>>47の人の文を見て00の刹那の「矛盾をはらんでも～」のくだりを思い出して「そうだ、それなんだよ！」と
思うし、逆襲のシャアを見てシャアの「ならば人類全てに英知を与えてみせろ！」にもそれは無茶だろと
思いつつ「そうなんだよなぁ」と妙な納得を覚えることがある
創作物のキャラでも、ちゃんと意味があってそういう設定や展開になっているのに
このキャラがあの時、もっと前にしっかり覚悟を固めていればなぁ…とか感じることあるし
個人的にはプッチ神父もこの覚悟の台詞のくだりも不思議な魅力があると思う

ただの優柔不断だろ

神父は死ぬ運命になかったエンポリオを自分の都合で殺そうとしたわけで
ぶっちゃけ「覚悟は幸福」も「運命を受け入れる」もお前が言うな、だよな。

>>51
わかる。自分もプッチ嫌いになれないな。
敵キャラだけど境遇考えると、この思考に信念もってるのもわかるし。
プッチが運命を変えられない世界の恐ろしさに気付いてたらなぁと思うよ。

>>51
途中で投稿してしまってまった…。
「天国」は恐ろしいと思うけど、「覚悟は幸福」に共感もする。
自分もプッチも覚悟の台詞シーンも好きだな。
荒木先生がプッチを「悪党の正論」として描いたと言ってたのも納得。

>>31
考えもしなかった
確かに弟と妹の運命を変える事が出来るかもな
原作では一巡後の刑務所の時点で加速をストップしてもスタンドはメイドインヘブンのまんまだったから
その気になればもう一巡させて自分がKKK団の男に別れ話を頼んでしまう運命を変える事が出来るね
流石に自身が産まれた時の赤ん坊取り替え事件までは難しかろうが

>>53
そもそも過去の因縁すべてを清算するって言ってる時点で運命は受け入れられていないような
結局自分の過去には立ち向かおうとしてないし一種の逃げだと思ったわ

プッチはあんまり好きじゃないけど名言は多いよな
無償の愛のくだりとかガチ名言

吉良義景とブッチ神父は本質的には同じだと思うんだ。
一見、正しそうな信念を持っているけど、自分のやっていることが一番信念に反している。
吉良は静かに暮らしたいとか言いながら、自らの欲の為に平穏を壊していたし、ブッチ神父は諦め半分の覚悟を強制しながら、自分は決定的な破滅に最後まで抗っていた。
他人に信念を押し付けるからこそ、悪役なんだと思う。

これと正反対のセリフを言ってるのが兄貴とジョルノだよね。
ジョルノは「覚悟とは道を切り開く事」と言い、
エルメェスは「いつも月曜ってわけじゃあないのよ！」と言った。
結局プッチ自身は自分の運命変える気マンマンだったから覚悟してないよね。