ニコニコ大百科

恐らく中国と地続きな関係でそういったのが禁忌って考え方が持ち込まれた可能性はあるね。
中国は太古から結構畜産が活発で(まあ、民族によって農耕や狩猟との比率は変わるけど)、
同じ家畜の集団内で交配を繰り返すと奇形の発生率が上がるってのが経験的に知られてたみたい。
で、人間も同じって思ったのか家族どころか同じ氏族同士の結婚も制限されるケースが多かったそうな。

日本がその辺りで比較的大らかなのは土地的に孤立してて大陸の考え方の影響を受けづらい上に
元々畜産もあまり活発じゃなかったし、近親婚の頻度が高かった結果として
奇形を生むような遺伝子がある程度排除されている可能性があるらしいと聞いたことがある。

日本で近親相姦が多くて奇形遺伝子が排除されたなんて聞いたことないけど

人類史の研究が進むにつれ極端なまでに排除する理由が希薄になってる気がするな
ぶっちゃけLGBTと何が違うん？

個人的に近親相姦は倫理的にアウトだからこそフィクション作品で近親相姦展開があると興奮できるのだ…倫理的にセーフになったら興奮が半減してしまうのだ

>>634
わかる
エロ漫画とかでも少なくとも一方はちゃんと後ろめたい気持ち持っててほしい

ハーメルンが原作で書籍化コミカライズしてる「俺の妹が最高のオカズだった」は全体的に倫理観狂ってるんだけど、兄妹の関係だけはお互い世間体とか遺伝子的に駄目だからと葛藤しながら結ばれていく過程が好きだから本当になそこが大事だなと思う

>>636
あの作品、電子書籍版で追ってるけど面白いね
メインヒロインの実妹が可愛いのはもちろんだけど、サブヒロインのクラスメイトも可愛い

>>633
「両想い」の可能性が低すぎること、かな。
ノンケにフられた同性愛者は他の同性愛者を探せばいいけど、近親性愛者？がフられたらもう後がない。
仮に「近親性愛者コミュニティ」に入ったって、そこにいるのは全員「他人」だからね。

よって、LGBT同然に認めてしまうと、「一方の意思を無視した性加害」の背中を押す危険性が非常に高い。
同性愛にも無いとは言わないが。

……まあ、僕はリンレンにはエッチしてて欲しいし、混ざってバイセク3Pしたいけど。
リンに挿れてるレンに挿れたり、リンに舐められながらレンのを舐めたりしたいけど。

>>633
性的同意を取るのが難しいってのがデカイんじゃないかね。

これは小児性愛にも言えるけど、大人と子供、あるいは親と子、兄と妹等の関係は年齢や体格や判断能力の様々な面で前者が優位だから、相手を好きなようにできてしまう危険性を孕んでる。
実際90年代の米国のLGB運動では、「十全な判断能力を持たない未成年者への性的アプローチは、たとえ相手の同意を得ていても、他者危害原則に反する」という理由で小児性愛者の団体を運動体から排除してる。
つまり現代社会において異性愛も同性愛も性的同意が取れる相手との恋愛が前提なのは変わらないわけ。

LGBは利害関係にない他人同士の恋愛なので、性的同意が本人の意思によるものと見なしやすい。
一方、近親姦(婚)では近親者同士は利害関係にあるから、同意が本人の意思か判断するのがメチャクチャ難しい。
親と子供の場合、子供は親の力なしに生きていけないから必然的に親より立場が弱いし、兄弟でも家庭によって力関係がどちらかに偏ってるなんてケースは往々にしてあるしね。
片方が愛だと思って迫っても力の弱い方は拒否しづらいし、成人してから本人の意思でヤるにせよ婚姻するにせよ、親兄弟は子供の人格形成にモロに影響与えるから、仮に同意しててもそれが本当に本人の意思なのか、それとも幼い頃からのマインドコントロールや虐待の延長で同意せざるを得ないのか判断しようがないってのが近親姦(婚)の問題点だと思う。
現実問題として親族の人間による子供への性的虐待は後を絶たないわけで、>>638の指摘の通り、安易に近親姦(婚)を認めてしまうと性加害を正当化する口実を与えかねない。

もちろん本当にお互いを想い合ってる当事者もいるかもしれないが、彼らの婚姻を認めることによって性加害の口実が生まれるリスクと当事者の婚姻の自由を天秤にかけると、前者のリスクの方が社会的には大きいと思う。
世の中には尊属殺重罰規定違憲判決の父親みたいことをする人間がいるってことをよーく考慮しないといけない。

あと、よく子供に障害がーって反対意見があるけど、なら障害者の結婚を禁止しないのはなぜ？って矛盾が生まれるし、結局優生思想的な観点からの反論なので反対意見としては弱いかと。
個人的には幼い頃から離れて暮らしててほぼ他人同然で育ったとかなら認めてもいいんじゃない？とは思う。

>>637
確かにヒロイン達の可愛さもあるけど、この作品のいいところはやはり他の人物から兄妹の関係でも祝福されて平和なところ
しかもそれが空想だから無条件に受け入れるご都合主義ではなく、妹が物語始まる前も後も色々してたと描写され
そんな努力と尽力あってこその結果でその健気さや一途がより可愛さを引き上げてる要素にもなってると思う

>>641
その意見はすごく分かるなあ
兄である主人公も妹の想いに応え、自身の気持ちを整理して妹に釣り合う男になれるよう努力する
互いに自分達の世間に公表できない関係を進めるためにちゃんと本人なりに頑張っていることが、他の登場人物達との接し方における何気ないセリフなどの変化から読者側にも伝わってくるんですよね
(個人的には主人公のバイト先の人達とのシーンの変化)

ああいうのは長期シリーズの文量ならではの味わいがあるというか

秘めた関係だからこそ覚悟を決めるのがフィクション作品の見せ場の一つですね
それもできるだけ周囲の人間に迷惑をかけず、自分達だけが幸せならそれでいい的な考え方に走らないように

その覚悟が読者から見ても見通しの甘すぎる半端なものだったり、他人の幸せを踏み台にして自分達が幸せならそれでいい的な物語の着地の仕方をする作品の場合は炎上しがちな印象
(そういう身勝手で視野の狭い、一種の破滅へと向かう愛をあえて狙って描く作品だったらそれはそれで面白いのですが)

近親相姦は犯罪なのにね〜