ぬらりひょんの孫とは (ヌラリヒョンノマゴとは) [単語記事]

『ぬらりひょんの孫』とは、椎橋寛による妖怪漫画。
「赤マルジャンプ」2006年 SPRING号・「週刊少年ジャンプ」2007年35号に前身となる読み切り掲載の後、「週刊少年ジャンプ」にて2008年 15号から2012年30号まで連載された。単行本は全25巻。

概要

百鬼夜行を率いる妖怪の総大将であるぬらりひょんの孫、奴良リクオが妖怪の血に目覚め、「畏れ」を伴うカリスマ性を発揮していく。

「畏れ」とは「カッコイイ」とか「可愛い」と思わせるような存在に抱く感情であり（1巻作者コメントより）、本作品の肝といえよう。
なお、妖怪に限らずそれぞれのキャラクターがカッコよかったり可愛かったりする。特に筆絵のカッコよさと女の子の可愛さが印象的。

2009年にドラマCDが発売され、その後2010年から2011年にかけてアニメ化・ゲーム化もされた。

2012年30号を以って本誌連載は打ち切りとなったが、同年の「少年ジャンプ NEXT!」にて完結編である「葵螺旋城最終決戦編」が3話連続掲載され、完結した。

また、2013年には「ジャンプ LIVE」にて番外編「ぬらりひょんの孫外伝〜花開院夜話〜眼球蒐集鬼」が3話掲載され、椎橋の次連載作「ILLEGAL RARE」の4巻に収録されている（電子書籍では単巻で発売）。

また、一部のキャラクターは椎橋の他作品「東京季語譚訪」や「神緒ゆいは髪を結い」にゲスト出演している。

主な登場人物

CVはドラマCD・アニメ共通。

奴良家の人々（？）

奴良リクオ（CV: 福山潤）: 主人公の少年。時々ぬらりひょんの血に目覚め、男女問わず人や妖怪を魅了する姿へと変貌する。; 名前は「ぬらりひょんのクオーター」に由来。
雪女（及川氷麗）（CV: 堀江由衣）: 妖怪モノのヒロインといえば雪女。目がぐるぐる。「氷麗（つらら）」は学校についていくときの名前。
青田坊（倉田）（CV: 安元洋貴）: ごつい。血畏夢（ちいむ）百鬼夜行の総長（ヘッド）。
黒田坊（CV: 鳥海浩輔）: 青田坊とともに突撃隊長を務める暗殺破戒僧。暗器使い。
首無（CV: 櫻井孝宏）: 女顔ではあるが、男妖怪。首が取れる。ゲドーじゃないよ。; 元は義賊で妖怪に殺され妖怪になり、妖怪に復讐しているときにリクオの父と出会い杯を交わす。
河童（CV: 矢部雅史）: 妖怪として目撃情報多数。人間姿では割と普通の猫目。
毛倡妓（けじょうろう）（CV: かかずゆみ）: きれいなお姉さんは好きですか。; 元の名は紀乃という吉原の遊女。首無を2代目から守り、首無と共に奴良組に入った。
カラス天狗（CV: 間島淳司）: リクオのお目付け役。息子・娘たちはメガネ・イケメン・イワトビペンギンの三羽鴉。
鴆（ぜん）（CV: 杉田智和）: リクオと義兄弟の杯を交わす。身体に猛毒を宿している。病弱。
木魚達磨（CV: 辻親八）: 相談役。口ひげがキュート。
良太猫（CV: 石井真）: 化猫組当主。博打屋さん。
ぬらりひょん（CV: 大塚周夫）: リクオのじいちゃん。昔はすごかった。
納豆小僧（CV: 新井里美、小桜エツ子[アニメ第1期9話〜21話]）: トランプで言えば1の小妖怪。