わたしのクトゥルフ!とは (ワタシノクトゥルフとは) [単語記事]

わたしのクトゥルフ!とは、ゆっくりを使ったクトゥルフ神話TRPG 動画である。ふたりでクトゥルフ!の続編。

概要

前作でクトゥルフ神話TRPGに初めてPLとして参加した諏訪子が、今度はKPに初挑戦する。
PLは前回KPを務めた小鳥さんに加え、新に夜神月、涼宮ハルヒを迎えた計４人でプレイしている。

前作と同様、基本的に初心者にもわかりやすい作りになっているが、前作の内容を踏まえた上で解説がなされるので、クトルゥフ神話 TRPGをプレイしたことがない人は前作からの視聴をおすすめする。

メインは初心者 KP（ゲームの進行担当者）に向けての動画であり、KP 視点での描写やアドバイスが多い。また、PLとのトラブル回避のレクチャーも兼ねており、登場するPLは全員、「munc hkin.txt(アメリカのゲームデザイナーが発表した、TRPG プレイヤーの分類)」に登場する四分類の典型のような性格である。
（※なお、ルーニー：とにかく笑いを取りに行くスタイル　が除外されている）

初KP にも関わらず問題児ばかりの卓を担当することになった諏訪子が、イエスくんやクトゥちゃん、ブッダやニャル先輩、そしてラヴクラフト御大といった「神友」たちの助けを得ながら悪戦苦闘する。

【基本能力値】	筋力:3 俊敏:4 知力:18 頑健:5 外見:17 精神:11 体格:8 教養:17
【２次能力値】	アイディア:90 幸運:55 SAN値:60 HP:7 MP:11 知識:85 ダメージボーナス:－1D6
<技能>	オカルト:60 心理学:60 人類学:60 歴史:50 図書館:52 写真術:40 物理学:40 生物学:40 芸術(ホラー TRPG):25　マーシャルアーツ:85　キック:85　ショットガン:70

とにかく神話生物をぶちのめしたい。戦いたい。
「リアルマン」と呼ばれる戦闘狂（というか脳筋）な困ったプレイヤー。
原作での明晰な頭脳はどこへ行ったのか、１セッションに最低でもキャラシーを３枚は書き直すほど毎回自滅する突撃バカ。今回も、チームの頭脳的ポジションな能力値配分にもかかわらず、懲りずに戦闘技能を取得している（しかもダメージボーナスはマイナスに振り切れている）。

【基本能力値】	筋力: 17 俊敏:12 知力:14 頑健:12 外見:7 精神:8 体格:16 教養:18
【２次能力値】	アイディア:70 幸運:40 SAN値:40 知識:90 HP:14 MP:8 ダメージボーナス:+1D6
<技能>	言いくるめ:89 回避:89 聞き耳:89 心理学:89 大きな棍棒:89 組み付き:40 目星:40 応急手当:40 芸術(ホラー TRPG):25

とにかく生き残りたい。どんな手段を使ってでも。
「マンチキン」と呼ばれるわがままな困ったプレイヤー。
元々はSOS団でクトゥルフ神話TRPGを遊んでいたが、ある日突然鬼畜 KPと化した古泉とのセッションがトラウマになり、なんとしてでも優位にゲームを進めるためにKPを出し抜こうと画策する。能力値、技能ともにガッチガチの効率重視な探索者。しかも自分の身を危険にさらすような技能は他の二人に押しつける徹底っぷり。
原作通りの豪運の持ち主だが、祟り神の諏訪子には敵わなかった様子。古泉が暗黒面に落ちた原因と思われる。

【基本能力値】	筋力:10 俊敏:6 知力:14 頑健:6 外見:15 精神:15 体格:12 教養:18
【２次能力値】	アイディア:70 幸運:75 SAN値:75 知識:90 HP:9 MP:11 ダメージボーナス:なし
<技能>	図書館:69 芸術(古書鑑定):67 制作(古書修繕):67 目星:65 精神分析:45 値切り:62 歴史:50 聞き耳:45 ナビゲート:40 経理:40 法律:35 芸術(ホラー TRPG):25

とにかくロールプレイに没頭したい。たとえゲームを犠牲にしても。
「リアル・ロールプレイヤー」とよばれるキャラ設定ばかり重視してしまう困ったプレイヤー。
キャラそのものは前作にもNPC(図書館司書)として登場している。常にＫＰ専で今回が初プレイヤーとなる小鳥さんだが、ＫＰ歴が長すぎたせいか密かに用意しておいたキャラクターの設定ばかりが一人歩きし、ついには７冊分もの長大な設定（というかプレストーリー）になってしまった。技能も考古学の劣化版ともいえる専用技能をわざわざ用意するこだわりっぷり。
そして早々に腐敗と掛け算の女神コトリザバスを降臨させてしまい……。

あなたたちは「恐怖」で遊ぶ
しかしこの夜からは、「恐怖を恐れる」ようになるだろう

諏訪子が「神友」のヘルプを得ながら考えてきたシナリオ。

シナリオ名は「のっく、のっく、ちゃいむ」。
探索者達はホラー TRPG オンラインセッションコミュニティのメンバーであり、「のっく、のっく、ちゃいむ」という卓に参加するところから始まる。

ハンドアウト（ＰＣを作る際に、シナリオ側の指示であらかじめ決めておく設定）として、
「自分の部屋をモチーフにした探索者の部屋を準備する」「芸術：ホラー TRPGを25%取得する」
がある。
「インターネットを介した音声通話でしか探索者同士が接触出来ない」隔離密室型シナリオ。

前回の「ふたりでクトゥルフ！」同様に、作者のo-kuma氏が実際に何度かオンラインセッションした結果を動画用に編集している。
……のだが、「探索者がオンラインセッションをしている」というシナリオの特性上、没入感が非常に高く、「実際にＰＬがリタイアしてしまった」という事態が起こったシナリオ、とのこと。