シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)とは、カナダのケベック州に本拠地を置く企業およびサーカス団である。略称は「シルク」。
1984年に火食い芸を得意としていた大道芸人、ギー・ラリベルテを中心に結成。
ラスベガスで行われる複数のレジデントショー(常設公演)と、各所を移動しながら公演を行うツアーショー(移動公演)を並行して行い、カナダの本社でそれらを管理するシステムを採用している。
シルク・ドゥ・ソレイユを日本語に直すと「太陽のサーカス」という意味になる。全世界(日本含む)で数多くのショーを展開しており、高い評価を得ている。木下大サーカスら世界3大サーカスに次ぐ歴史と実力を持ち合わせ、ツアー及びレジデントショー毎の楽曲も専用のものが用意されている。
日本では1992年にファシナシオンを引っ提げて初上陸。以後サルティンバンコ、キダムなどの公演を各地域で定期的に開催し、ダイハツなどの大手企業がスポンサーに就任している。
2020年、新型コロナウイルスによる影響で、ラスベガスをはじめ各地の公演が全て中止。
契約アーティストやスタッフをレイオフ、ケベック最高裁判所に申請して破産手続きを行った。これにより事実上経営破綻し、会社更生を目指す旨が発表された。
2020年8月18日、カナダ・トロントに拠点を置くカタリスト・キャピタル・グループが経営権を取得。
2021年6月より順次公演が再開。
ラスベガスで6月に「ミステール」、7月に「O(オー)」。その後11月にドミニカ共和国プンタカナで「クーザ」、来年1月にはロンドンで「ルージア」を予定している。
シルク・ドゥ・ソレイユの名声を一気に広めた代表的な演目。ステージが一瞬のうちに巨大なプールになってしまうという大胆な舞台装置に、アーティスティックスイミングの要素を取り入れた作品。
シルク・ド・ソレイユがラスベガスで現在の大成功を収めるきっかけになった演目。シルク・ドゥ・ソレイユの「前衛的なサーカス」という、原点というべき形がここにある。初演から35年経った現在でも形を変つつ公演が続いている。
性をテーマにしている大人向けの演目。その名の通り年齢規制があるショーで、劇場の狭さから舞台と客席の距離がとても近い。タイトルは動物園(Zoo)と人間らしさ(Humanity)を組み合わせた造語。
ステージ自体が立体的に浮き上がる、最もメカニカルな演目。演目名は人間の心に宿る様々な「魂」の総称を意味する。
ビートルズをテーマにした演目。シルクのレジデントショーでは最も異質と言われており、感覚的には公演自体がビートルズのミュージックビデオと言ってもいい。
アメリカの世界的マジシャン、クリス・エンジェルのマジックショーを題材とした演目。空中浮遊や瞬間移動などのような奇抜でダイナミックな演出が特徴的。
現時点のレジデントショーでは唯一ラスベガス以外(フロリダ州、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)で行われている演目。独特の歩き方で現れる大人気キャラクター「ザ・タイタン」の登場から、一気にファンタジーの中に引き込まれる。
エルヴィス・プレスリーをテーマにした作品。2010年2月19日開幕、2012年8月31日終演。
廃止された劇場にいる魔術を失った魔術師の物語。ツアーショーから2012年11月に常設公演になり、2016年4月30日終演。
ロサンゼルスで開催された、映画の歴史や映画の制作現場でのストーリーに基づく作品。2011年9月25日開幕、2013年1月19日終演。
2008年10月1日開幕。日本初、アジアでは二番目のレジデントショー。二つに分かれた天と地の世界を一つにする冒険の物語。東日本大震災の影響により、2011年12月31日をもって公演を終了した。
2008年8月28日開幕。ゼッドに先駆けること1か月弱、マカオで開催となったアジア初のレジデントショー。星と惑星、宇宙と無限を少女の視点でとらえたファンタスティックな世界を繰り広げる。2012年2月19日終演。
2007年度から2010年度の冬限定の公演。冬を迎えたのに雪がないのを残念がる少年が様々なパフォーマーとともに雪に囲まれた北の町を目指すというクリスマスを意識したストーリー。
1999年4月22日開幕、2015年1月18日終演。日本では2007~2008年に上演。
古代中国(ドラゴン)と西洋(ライオン)を融合し空水火土を表現する作品。
1994年4月21日開幕、2013年12月29日終演。その後リメイク版「アレグリア-新たなる光-」が2019年より開幕。日本では1996年と2004~2005年に上演した他、リメイク版が2023年に上演された。
時代の流れと社会の変化を描いた作品。タイトルの意味はスペイン語で「喜び、歓喜」。
2005年4月21日開幕、2015年12月13日終演。日本では2009年~2010年に上演。
1996年4月23日開幕。日本では2003年~2004年に上演。
我々の中にいる通りすがりの不思議な人物キダムによる世界の物語。タイトルの意味はラテン語で「名もなき通りすがりの者」。
虫達の生活の様子と、エコロジーシステムを主にしたショー。タイトルの意味はポルトガル語で「卵」。
人類がまだ両生類的な動物であった頃の深層意識に基づく人類創世の神話を表現した作品。
1992年4月23日開幕、2007年7月31日に終演。日本では1994年と2000~2001年に上演。大都市をテーマにしたショー。
タイトルの意味はイタリア語で「ベンチを飛び越える」という意味の「Saltale im banco」から。
2007年4月19日開幕。日本では2011年2月2日~2012年4月1日まで上演。ツアー期間中に東日本大震災により、仙台公演が中止となった。クラウンを中心に据えており、「原点回帰」をコンセプトとしている。名前の由来はサンスクリット語で「宝箱」を意味する「koza」から来ている。
ジャグラーで唯一、モンテカルロ国際サーカスフェスティバルでゴールドクラウンを受賞したアンソニー・ガットーが出演していたことで有名。
シルク・ドゥ・ソレイユ30周年を記念する作品。19世紀、産業革命により世の中が前向きな雰囲気に満ちていた頃の雰囲気を反映している。タイトルの意味は骨董品を意味する「Curiosity」。
マイケル・ジャクソンをテーマに、彼の楽曲に合わせ展開するアクロバティックなショーによるロックコンサート形式の作品。
掲示板
1 ななしのよっしん
2011/09/14(水) 11:01:30 ID: Asjs1jJeAz
>日本での知名度が低いためか
これはないと思うな。
シルク・ドゥ・ソレイユが知名度低いとなったらその他のサーカスなんてどうなっちゃうの。
単純にニコニコ動画の視聴者層と合わないだけだと思うよ。
2 シルクマニア
2011/09/14(水) 11:17:09 ID: PB4bbKZi8T
3 ななしのよっしん
2020/06/30(火) 12:59:14 ID: ZxaR2O2oRG
95%のリストラしたけど立て直せなかったか。いつかまた公演出来る日を待ちたいな。
シルク・ドゥ・ソレイユ経営破綻 会社更生手続きへ
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最終更新:2025/12/12(金) 16:00
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