シルフィエットとは、理不尽な孫の手による小説「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」の登場人物である。
原作第七話「友達」の、同作の主人公のルーデウスがブエナ村の中を出歩いた際に、村の子供から緑の髪が原因で虐められているシルフィエットを助けたエピソードが初登場。長耳族、獣族、人族の混血(人族1/2、獣族1/4、長耳族1/4)で愛称はシルフィ。ルーデウスからもこの呼び名で呼ばれている。
幼少期の性格は気弱で泣き虫。ルーデウスが虐めに対抗し得る力として魔術を教え、その際には世界でも珍しい無詠唱魔術などを習得した。出会った当初は短髪であったことなどからルーデウスに男と誤解されていた。幼少時に手に火傷を負っており、成長してからも跡が残っている。そのためか火魔法をやや苦手としている。ちなみに、長耳族の血が強いため、胸は成長しない。
初めての友達であり、魔術を教えてくれたルーデウスに対し次第に好意を抱くようになり、いつしか考えることすらルーデウスが居なければ出来ないほど依存していくようになり、ルーデウスもシルフィには自分がいなければいけないと考えるようになっていた。
ルーデウスとシルフィが互いに依存しあうことを危険視したルーデウスの父パウロによって、ルーデウスはボレアス家へと家庭教師の職に出され、離別することとなった。
ルーデウスと別れた当初は動揺して手がつけられないほど暴れたが、ルーデウスを守ることができるように強くなるという目標を持つようになり、先を見据えルーデウスの家でメイドでパウロの妻でもあるリーリャに礼儀作法や家事を教わったり、村の診療所でルーデウスの母ゼニスを手伝っていた。日々努力を重ねることによって、ルーデウスさえもできない無詠唱での治癒魔術と解毒魔術を使いこなせるようになるなど、魔術師としての非凡な才能を開花させており、基礎六魔術のうち火魔術以外の全てを扱えるほどになっている。
ルーデウスと同じく、フィットア領転移事件に巻き込まれ、転移した先はアスラ王国王宮の上空であった。魔術を駆使し、着陸に辛うじて成功。さらにその直後に同じく転移した魔物を混乱の中倒した直後気を失った。このとき、魔力を使い果たし枯渇した影響によって緑色だった髪色は白に変わっている。
突然現れた少女に対する処遇でごたついたものの、魔物に襲われた第二王女アリエルを結果的に救ったこともあり、アリエル王女の守護術師に任命され、サングラスをかけた男装した姿で「フィッツ」と名乗ることとなったシルフィは、その後権力争いからラノア魔法大学への留学という形で一時避難したアリエルに守護騎士のルークと共に付き従うこととなった。
ラノア魔法大学でも表向きはフィッツとしてアリエルの守護術師として活動し、教頭のジーナスからは「10年に1人の天才」と称され、不良生徒のボスであったリニアとプルセナを1対2で返り討ちにするなど、ルーデウスが来るまでは学園内でも最強の生徒と認識されていた。学園では、女性であることを隠すためにあまり喋らないようにしていたことから「無言のフィッツ」と呼ばれていた。
魔法大学の特別生候補のリストにルーデウスの名前を見つけたシルフィは王女を通じ大学にルーデウスの招聘を促し、招聘に成功。しかし、外見の変化の大きさと自分が忘れられている可能性への不安から、ルーデウスに正体がシルフィであることを伝えられなかった。また、ルーデウスも髪の色が白に変化していたことや幼い頃の気弱なシルフィのイメージと違っていたことから正体を知らないまま接していた。
転移事件の調査に協力するなど、フィッツとして親睦を育み長い時間を経た後、ルーデウスに女性であることがバレたことをきっかけにアリエルたちの助力もあってついに場を整えてルーデウスに正体を気付かせることに成功。お互いに気持ちを伝え合うことで交際することになる。このときにルーデウスの数年来抱えていた不能がシルフィの尽力により解消されたこともあり、そのまま結婚へ至った。
その後はラノア王国北端の都市・シャーリアに新居を構え、しばらくは王女の護衛も続けていたが、アリエルが王位を獲得したことにより職を辞した。結婚してからは髪を伸ばし、より女性らしい外見となっている。ルーデウスの3人の妻の中ではもっとも女子力が高く、家事など家庭面でルーデウスを支える良妻となる。また、戦闘に参加した際は無詠唱で治癒魔法が使える存在として重要な役割を果たしている。
ルーデウスとの間に長女ルーシーと次男ジークを出産。ルーシーは両親の非凡な魔術師としての才能を受け継ぎ5歳で初級魔術を習得。ジークは最終的に七大列強五位になっている。
また、祖母がかつてルーデウスの父パウロと冒険者パーティーを組んでいて、ルーデウスとともに魔法大学に入学した長耳族のエリナリーゼであったことが結婚式のときに判明した。
ちなみに髪の色が緑色だったのはスペルド族と関連があったわけではなく、ルーデウスと同じく「ラプラス因子」の持ち主だったからである。高い魔力総量を持っていたのも、無詠唱魔術が使えたのも本人の幼い頃からの努力の賜物でもあるが、この因子の影響である。また、ルーデウスと違い、闘気を纏うことができる。反面、ルーデウスのように2種類の魔術を同時に使用することはできない。そのため、混合魔術は時間差で発動させている。
戦闘能力は魔力付与品こみで聖級位。後に同じく妻となったロキシーに教わり水聖級魔術豪雷積層雲を習得し水聖級魔術師となる。
掲示板
20 ななしのよっしん
2022/06/03(金) 01:11:10 ID: qofBMvqYL+
>>15
ルーデウスのせいで無詠唱が当たり前みたいな風潮あるけど実は物語最終盤でも激レアな強キャラで、無詠唱治癒魔術要員のシルフィいなかったら最終戦余裕で戦線崩壊してたよね・・・
コミック版16巻まで出てるけどシルフィほんとかわいいわぁ・・・
21 ななしのよっしん
2022/10/30(日) 18:16:15 ID: IjDICiH5px
コミカライズのシルフィは破壊力高すぎ
明らかに絵師がシルフィ推し
22 ななしのよっしん
2023/09/21(木) 17:55:36 ID: vVhAYlxlQm
アニメ二期11話観た。良かったねぇ…
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最終更新:2025/03/11(火) 09:00
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