スプライト(遊戯王) 単語

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スプライト

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スプライト(遊戯王)とは、遊戯王OCGに登場するカテゴリカード群である。

概要

2022年4月23日発売の「POWER OF THE ELEMENTS」に登場した雷族テーマ

11期で展開されている、「アルバスの落胤」を中心としたストーリーに関連するテーマの一つで、セリオンズとの関係が深い。

スプライトに「小悪魔・小人・精霊」等の小さい妖精のようなものを意味し、日本では実際にに「小さい妖精」の意味として使われていることがあり、雷族で統一されていることから、「高層雷放電」という雷で怒る発現象とのダブルミーニングと思われる。

レベル2、ランク2、リンク2を駆使したテーマで、他のレベル2体と混合するデザインだからか、種族属性の制約やカテゴリ限定の制約が存在しない。

環境への影響

初登場

過去に【ガエルスプライト】というアーキタイプとして使われていた。
登場して間もない状態で、使用人数も多く、トーナメント進出人数も多い大会も数出ており、登場初期はスプライトトップメタの状態で展開されていった。

また、このガエル混合に更に勇者パーツを入れるアーキタイプも存在する。これは手札誘発のケアを意識したものだろう。また、フリースペースの大きいデッキであることも生かされている。また、それ以外にも【イビルツインスプライト】が存在したが、ガエルの入ったアーキタイプほどメジャーではない。

メタの流れ

ギガンティック・スプライト」の制約押し付けにより「原始生命態ニビル」を回避するという手段に対し、発動してからX素材を取り除いてリクルートや制約が成立する効果なため、「幽鬼うさぎ」の効果で止められることが広まってしまう。

そので、手札誘発をケアする必要が出てくる。その場合、5回の展開で「ギガンティック・スプライト」を場に出すという状態になるケースも発生し、「原始生命態ニビル」を受けやすくなってしまうという流れが々に形成された。

これによってどちらの誘発をケアするかの駆け引きが生まれる。

その後、ガエル投入スプライトに「深海のディーヴァ」と入れ替える形で「暗の招来神」、「七精の解門」を投入するが新たに生まれる。相互サーチの出来るセットで、通常召喚しやすくしたり、蘇生を増やすことで手札誘発によるリスクを減らし、展開を通しやすくするメリットがある。
また、このにより「水晶機巧-ハリファイバー」と入れ替わる形で「No.65 裁断魔人ジャッジ・バスター」が採用された。

その後、対策の進行や、【イシズティアラメンツ】の台頭によりスプライト一強環境い段階で幕を閉じた。しかしこ環境の変化もスプライトが台頭したから故のも大きく、水晶機巧-ハリファイバー」と「餅カエル」の禁止の原因になった。

2022年7月環境を見据えた構築では【勇者】が取り入れられており、更に「サイバースガジェット」を取り入れるケースも存在し、高いリンク数をさずにある程度の妨を構えるその姿はかつての【転生炎獣】と捉える人も少なくないようである。

新たなるアーキタイプ

2022年10月改訂により、「スプライトスターター」と「スプライトジェット」が制限カードになり、以前の「餅カエル」と「水晶機巧-ハリファイバー」の禁止、「ティアラメンツ」・「クシャトリラ」の台頭により、デッキの転換を余儀なくされた。
(TCGでは「スプライトエルフ」が2023年2月改訂で禁止カード定された。)

そして誕生したのが、に【スプライト】と【リチュアスプライト】だろう。
こうしてレベル2要素の強いテーマと絡み合うことで新たに環境に向けて動き出しており、2023年1月改訂では傷で済んでおり、環境に躍り出ると予測しているユーザーも多々見られる。

特に【リチュアスプライト】はそれまでの【ガエルスプライト】と似た盤面を形成するため、染み深いかもしれない。

更なる改訂

2023年4月改訂により、「スプライトエルフ」が禁止カード、「スプライトジェット」が制限カード定された。特に前者の禁止のは大きく、「スプライトブルー」と「スプライトキャロット」の効果によるコストリリース)を自テーマで補うことが厳しくなった。

遊戯王マスターデュエルにおいて

マスターデュエルでは2月14日の追加パック「スプライツオブミラクル」にて実装
OCGでの活躍を考慮してか、2023年2月6日に「餅カエル」と「ユニオン・キャリアー」が禁止カード定され、「スプライトスターター」が準制限に規制された上での実装となった。

実装後は「ガエル」や「素ビーバー」等を用いたスプライト体のデッキ他、前述の【スプライト】や【イビルツインスプライト】、海外YCSで上位入賞した【神碑スプライト】といった混合が台頭している。また、OCGではさほど注されなかったが、メルフィーと組み合わせたデッキも存在する。
10月頃からは【リチュアスプライト】も環境で見られるようになった。

スプライトブルー」の準制限や「スプライトジェット」の制限といった規制はあったものの、「スプライトエルフ」は制限(2023年10月現在)であるため、OCGよりもは小さい。

カード紹介

一部遊戯王カードwikiより引用

メインデッキのモンスター

共通効果
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールにレベル2または(ランク2orリンク2)のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):(固有効果)

条件付きで手札から展開する効果を持ち、全てレベル2が存在していることを条件としている他、ランク2やリンク2がいる状態でもトリガーになり、ランク2が条件かリンク2が条件かはカードによって異なる。
かなり展開効果の条件を満たしやすいため、誘発に対する貫通力も高い。

スプライトブルー/Spright Blue
効果モンスター(制限カード
2/闇属性/雷族/攻1100/守1000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールにレベル2またはランク2のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「スプライトブルー」以外の「スプライトモンスター1体を手札に加える。

特殊召喚条件はレベル2かランク2。
特殊召喚時にモンスターのサーチが行えるため、更に展開を加速させることが出来る。また、このモンスターの効果発動している状態なら、エクストラデッキスプライトを展開出来る条件が整っているため、このカードに誘発当てられて効果を効にされてもまだスプライトの展開が可である。

スプライトジェット/Spright Jet
効果モンスター(制限カード
2/闇属性/雷族/攻1300/守 700
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールにレベル2またはランク2のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「スプライト魔法カード1枚を手札に加える。

特殊召喚条件はレベル2かランク2。
特殊召喚時に魔法カードのサーチを行えるため、「スプライト・スマッシャーズ」をサーチし、簡易的な妨を構えることが出来る。また、展開促進でも「スプライトスターター」が存在するため、状況に応じたサーチ先を選びたい。

スプライトピクシーズ/Spright Pixies
効果モンスター
2/闇属性/雷族/攻1400/守1400
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールにレベル2またはランク2のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカード以外の自分のレベル2・ランク2・リンク2のモンスターが相手モンスタと戦闘を行うダメージ計算時に、
手札・フィールドのこのカード墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力分アップする。

特殊召喚条件はレベル2かランク2。
手札からでも発動できる効果で、打点補助。「サンダー・ドラゴン」の特殊召喚条件を整えることもできるが、展開の都合上、レベル制限がかかってしまうため、扱いづらさは否めない。

また、他のスプライトがサーチ効果や妨効果を持っていることや除去もある程度っていることを考えるとこのカードを優先はしづらい。
(打点効果の効果量は間違いなく強力ではあるが・・・。)

スプライトレッド/Spright Red
効果モンスター
2/炎属性/雷族/攻1200/守1800
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールにレベル2またはリンク2のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):相手がモンスターの効果を発動した時、
このカード以外の自分フィールドレベル2・ランク2・リンク2のモンスター1体をリリースして発動できる。
その効果を効にする。
ランク2またはリンク2のモンスターリリースして発動した場合、さらにそのモンスターを破壊できる。

特殊召喚条件はレベル2かリンク2。
相手のモンスターの効果を効にできる手札から展開出来るスプライトなため、盤面の圧力を後押ししておきたい時に有効。

スプライトキャロット/Spright Carrot
効果モンスター
2/炎属性/雷族/攻1000/守1900
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールにレベル2またはリンク2のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):相手が魔罠カードの効果を発動した時、
このカード以外の自分フィールドレベル2・ランク2・リンク2のモンスター1体をリリースして発動できる。
その効果を効にする。
ランク2またはリンク2のモンスターリリースして発動した場合、さらにそのカードを破壊できる。

特殊召喚条件はレベル2かリンク2。
相手の魔法の効果を効にできる手札から展開出来るスプライトなため、盤面の圧力の後押しに有効である他、このカードを置いておけば他のスプライトが「無限泡影」で効になるのをある程度抑止出来るのも強み。

エクストラデッキのモンスター

ギガンティック・スプライト/Gigantic Spright
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/雷族/攻1600/守1600
レベルモンスター×2
このカードは自分フィールドリンクモンスターレベルモンスターとしてX召喚素材にできる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):融合・S・X・リンクモンスターのいずれかをX素材としているこのカードの元々の攻撃力は倍になる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドのX素材を1つ取り除き、デッキからレベルモンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時までお互いにレベル2・ランク2・リンク2のモンスターしか特殊召喚できない。

汎用ランク2エクシーズである他、リンク2モンスター素材に出来る。
(2)効果で、デッキから好きなレベル2モンスターを展開出来るため、ガエルイビルツイン等も呼び出せる。また、「増殖するG」を呼び出すことで、「ガエル」の効果で手札に戻し、疑似サーチにすることも。
また、この効果を使用すると特に展開を変えたり等のリスクもなしに「原始生命態ニビル」の効果が発動できなくなり、展開を一方的に行える。ただし、このモンスターを場に出すまでに誘発ケアをしながら展開している場合、「原始生命態ニビル」の効果をこの(2)効果が発動する前に通してしまう可性があるため、過信は禁物。

(1)効果の打点上昇もあって、攻撃性と展開性の両方を持っているエクシーズモンスターと言える。

スプライトエルフ/Spright Elf
リンク・効果モンスター禁止カード
リンク2/炎属性/雷族/攻1400
リンクマーカー左下/右下
レベル2・ランク2・リンク2のモンスターを含むモンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
(1):このカーのリンク先のモンスターは相手の効果の象にならない。
(2):自分・相手のメインフェイズに、自分の墓のレベ2モンスター1体を象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
相手フィールドモンスターが存在する場合、代わりにランク2またはリンク2のモンスター1体を対とする事もできる。

リンクモンスターに効果対耐性を付与し、フリーチェーンモンスター蘇生が可

スプライトの効果を発動したり、「スプライトレッド」、「スプライトキャロット」の特殊召喚またはリリース先を用意するほか、効果使って墓地へ行っている「餅カエル」を蘇生して再利用すると言った使い方が可
また、リンク素材定と蘇生先の範囲の関係上、モンスターレベル2要素が絡んでいれば、このカードの採用が非常にしやすく、汎用的なリンクモンスターとも言える。

耐性の付与も行えるがために、リンク先に制圧効果や展開効果持ちを設置した場合、相手が干渉しづらくなる。

スプライト・スプリンド/Spright Sprind
リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/雷族/攻1400
リンクマーカー右上/左下
レベル2・ランク2・リンク2のモンスターを含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
このカードリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
(1):このカーがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからレベルモンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカーがフィールドに存在する状態で、他のモンスターが特殊召喚された場合、
自分フィールドのX素材を1つ取り除き、フィールドモンスター1体を対として発動できる。
そのモンスターを持ちの手札に戻す。

2022年7月16日発売の「DARKWING BLAST」で登場したカード

召喚時にレベル2モンスター墓地へ送る効果を持ち、他のモンスターを必要とするバウンス効果を持つ。
(1)の墓地送り効果だけ見ると役割的にはレベル2版のケルビーニと言うような性をしており、「スプライトエルフ」の蘇生先を墓地へ送るという利用法も出来るだろう。また、「素アンコウ」のような墓地で発動する効果のトリガーに出来る。異なる点としては、効果として墓地へ送るため、あちらよりは誘発に引っかかりはしやすいか。

(2)のバウンス効果も優秀ではあるが、いずれか一つしか使えない制限のため、基本的には(1)効果を切りつつ返しのターンで生き残っていれば、バウンス効果を切るという使い方が良いか。

召喚時のリンク素材制限のため、リンク召喚してすぐに「スプライトエルフ」の素材にすることはできないが、「ギガンティック・スプライト」のエクシーズ素材には出来る。

速攻魔法カード

スプライトスターター/Spright Startar
速攻魔法(制限カード
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「スプライ」モンスター1体を特殊召喚し、
自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のLPを失う。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はレベル2・ランク2・リンク2のモンスターしか特殊召喚できない。

リクルート速攻魔法モンスターの特殊召喚に制限がかかるが、スプライトなら問題はなく、LPのコストは大きく痛手にはならない。
特性上、スプライトの誘発貫通力を上げているカードである。

スプライトガンマバースト/Spright Gamma Burst
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドの全てのレベル2・ランク2・リンク2のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで140アップする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドレベル2・ランク2・リンク2のモンスター1体を対として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は相手ターン終了時まで140アップする。

打点補助。
特に墓地へ行ったターン墓地効果が使えない等の制限はないが、いずれか1つしか使用できない制限がついているため、必ず1400アップになる。

スプライト・スマッシャーズ/Spright Smashers
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・墓地から「スプリガンズ」カード、「セリオンズ」カード、「スプライ」カードの内、
いずれか1枚を除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
デッキから「スプリガンズ」モンスター1体を特殊召喚する。
●自分の墓地から「セリオンズ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
●自分フィールドレベル2・ランク2・リンク2のモンスター1体と相手フィールドカード1枚を選んで除外する。

スプライトでは、フリチェで選んで除去を行えるため、妨としても優秀。
スプリガンズではリクルーターとなり、セリオンズでは蘇生カードになる。

罠カード

スプライトダブルクロス/Spright Double Cross
通常
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分または相手の、フィール・墓のモンスター1体を象とし、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドランクモンスター1体を選び、
その下に対モンスターを重ねてX素材とする。
●自分フィールドリンクモンスターリンク先となる自分フィールドに、
の相手フィールドモンスターを置いてコントロールを得る。
●自分フィールドリンクモンスターリンク先となる自分フィールドに、
墓地モンスターを特殊召喚する。

2022年7月16日発売の「DARKWING BLAST」で登場したカード

墓地からエクシーズ素材供給する」、「リンク先にコントロール奪取」、「リンク先に蘇生」のいずれかを使用することが出来うる。

カードな上に大体の効果は既存の「スプライトカードと被る点があるが、相手の墓地に干渉出来たり、対を取らない等の細かな運用の違いで差別化を取りたい。

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最終更新:2024/11/26(火) 19:00

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