スーパーマンプライムとは (スーパーマンプライムとは) [単語記事]

スーパーマンプライムとは、かつて凄い業績を残したものの、それ以降はヴィランまっしぐらな平行世界のスーパーマンである。

概要

かつてアンチモニターという反物質宇宙の魔神が全平行世界の破壊を目論んだ際に、とある平行世界のスーパーマンであるスーパーマンプライムは自分の世界を破壊されながらもアンチモニター打倒に大きく貢献した。
この時点ではまだ彼はスーパーボーイプライムであった。

それから時は流れ…故郷の世界を破壊された事がプライムの心に深い傷を残し、徐々に思考も歪んでいった。
今は単一となった世界を複数に戻そうとするアレクサンダー・ルーサーの多元宇宙復活計画に同調し、活動を開始する彼はもはやとてもヒーローと呼べたものではなかった。

絶大なパワーを持つプライムは手始めにある惑星を動かして別の星へと接近させ、星間戦争を起こさせる。
この事件はそれぞれの星の名を取ってラーン・サナガー・ウォーと呼ばれ、両星の住人に深い遺恨を残す事になった。どう見てもヴィランです。

複数のヒーローチームの連合軍と戦闘になった時は、誤って後ろから攻撃してきた少女の首をパンチで千切り飛ばしてしまい、パニックになった。
そして激怒したヒーロー達の何人かをプライムは氷漬けや引き裂きといった惨たらしい方法で惨殺している。なぜ殺たし。

これ以降も虐殺や襲撃を繰り返すわがままで幼稚な彼はファンから深いヘイトを買う事になった。しかし最近のクロスオーバーでも相変わらず登場している。
ちなみに彼が元々いた世界では「ヒーローは全て漫画内の登場人物」であった為に、彼もまさか自分に超能力があるとは思いもしなかった。
漫画オタクであり、またキーボードを打つ時は一本指打法である。

心優しく純朴な田舎者のスーパーマンも、環境が違えばプライムのような歪んだ人物になるという事だろうか。
ちなみに「正史とは異なる環境で拾われたスーパーマンが成長後にヴィランっぽくなる」という平行世界企画は結構行われている。まさに「慢心、環境の違い」。

クリプトニアンとして黄色の太陽の力で怪力や凄まじい肺活量に超スピード、他にも飛行・透視・光線技など基本的にスーパーマンと同じである。しかし設定変更・歴史改変の影響で能力がいくらか低下した正史のスーパーマンとは異なり、シルバーエイジ世界であるアース1世界のスーパーマンは能力が強いままであった。
そしてプライムはアース1スーパーマンと対等のパワーを持つため、正史のスーパーマンよりも強力である。あまりにも強力すぎるプライムのパワーは「現実」そのものをブン殴って世界に歴史などの矛盾を起こしてしまうとんでもないレベル。ただし正史のスーパーマンも近年はプライムのように惑星を動かし超光速で飛行するレベルになっているようだ。

スーパーマンの弱点として知られるクリプトナイトもプライムの出身世界アースプライムの物でないと効果がないようで、もう残る手段はクリプトニアンの力を封じる赤い太陽か、プライムが恐れるスピード・フォースしかあるまい。

特殊なアーマーを装着している場合もあるがこのアーマーは黄色の太陽の力を常に彼に供給し続けるとんでもないシロモノで、元々強いプライムが更に強くなる。
このアーマーを装着していると、神々の力を借りるスーパーマン級のヒーロー「ブラックアダム」の魔力を帯びた打撃にも高い耐性を見せる。魔法＝スーパーマンの主な弱点であるにも関わらず。