ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルエコーズ・オブ・タイムとは (ファイナルファンタジークリスタルクロニクルエコーズオブタイムとは) [単語記事]

『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルエコーズ・オブ・タイム』(FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Echoes of Time)とは、2009年 1月29日にスクウェア・エニックスから発売されたゲームソフトである。略称はFFCCEoT。DS版とWii版の2種類があるが内容は一緒。

ファイナルファンタジーシリーズの外伝的シリーズであるクリスタルクロニクルシリーズの４作目であり、ニンテンドーDSで発売された『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルリング・オブ・フェイト』の続編にあたる作品。

概要

FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Echoes of Time
ジャンル	アクションRPG
対応機種	ニンテンドーDS Wii
発売元	スクウェア･エニックス
開発元	スクウェア・エニックス
発売日	2009年 1月29日
プレイ人数	1～4人
希望小売価格	5,040円 (税込)
対象年齢	CERO: A (全年齢対象)
セーブデータ数	1
通信機能	ニンテンドー Wi-Fiコネクション DS ワイヤレスプレイ

FFCC シリーズ4作目。ゲーム性は前作（『小さな王様と約束の国』…ではなく『リング・オブ・フェイト』の方）とほぼ一緒。
新しいアクションやモンスター、装備が増えたりしている。
また前作では出来なかったWi-Fi通信での協力プレイが可能になっている（DSとWii間の協力プレイも可能）。

前作『リング・オブ・フェイト』のような決まった主人公はおらず、プレイヤーが任意で種族・性別・名前を決められる。
また街にある冒険者ギルド職安所へ行けば最大16人まで好きなキャラクターを作成でき、
さらに主人公をパーティからはずすことも可能
（但しメインキャラクターなのでいなくなるわけではなくパーティの後についてきている）。
それ以外にも、仲間になってくれるキャラクターはいるが、プレイ時間やゲームモードなどさまざまな条件がある。

前作のテイストを引き継ぎ、NPCとの会話テキストはユーモアやブラックジョーク、パロディに富みプレイしていて飽きないものとなっているが、本筋のストーリー自体はかなりヘビー。

あらすじ

※説明書より

主人公が暮らす村では16歳をもって成人と認め、
それを村に示さなければならないしきたりがあった。
その日16歳を迎えた主人公はしきたりに従い深い森に分け入り、
襲い来る魔物を次々と倒した。
いちだんと大きな魔物を倒したその先へと足を踏み入れると
そこには巨大なクリスタルとシェルロッタが待っていた。

シェルロッタから無事成人の儀を果たした証としてクリスタルを受け取り、
村へと戻ってきた主人公だったが、
喜びもつかの間、村人の娘が病に倒れてしまう。
村の掟では、村を取り囲む森から外へ出ることを禁じていたが、
主人公は娘を助けるため村を、そして森を後にする。

生まれて初めて外の世界へと旅に出た主人公は、
娘が太古に失われた病に冒されていたことを知る。

そして、また、クリスタルが遥か昔に
この世界から失われた存在だということも…。

種族

基本的には前作『リング・オブ・フェイト』と同様。プレイ感覚として大きく違うところは、レイスアビリティが廃止されたことや、種族ごとの装備の縛りがなくなりラケットと槍が復活したことなどが挙げられる。

クラヴァット: 得意武器の剣（斧）による最大５回の連続攻撃ができ、防御力の高さに加え回復魔法の燃費も良く、火力も防御も大安定の扱いやすい種族。
ユーク: 魔法特化型。得意武器の杖（本）を振った時に出る玉の威力は魔力が影響するので杖を振り回してるだけでも結構強いが、防御は柔らかいので近接戦闘は苦手。他種族とは逆にチャージ時に移動速度が落ちる。
セルキー: ２段ジャンプによる機動性が最大の売り。仲間にいるとダンジョン攻略が捗る。得意武器はラケット（扇）と弓（バズーカ）。戦闘における基本性能はいまひとつだが、クリティカルが出やすい、ボス戦では弱点が叩きやすいなどのアドバンテージがある。
リルティ: 物理攻撃特化型で魔法は苦手。得意武器は槍とハンマー（おたま）。敵をスタンさせやすい。重たい敵も持ち上げることができる。泳ぎが苦手。

登場人物

主人公: 前作『リング・オブ・フェイト』と違って、プレーヤーによって種族、性別、名前を任意に設定できる喋らないタイプの主人公。森の中にある小さな集落に住む、16歳を迎えたばかりの青年。
シェルロッタ - CV: 井上麻里奈: オカン、もとい本作のヒロイン。成人の儀を済ませた主人公にクリスタルを授ける。豪胆な性格だが主人公に対しては過保護とも言える溺愛ぶりをみせる。何故か尻尾がある。
エリル - CV: 又吉愛: 主人公の暮らす村に住む少女。彼女がクリスタル病と呼ばれる病にかかったことで、主人公はその薬を求めて外の世界へ旅立つことになる。
ノルシュターレン: 主人公の暮らす村に住むユーク族の少女。元は街で暮らしていた孤児だったが、森に迷い込んだ際に村の住人であるウァルトリールに保護されて以来彼に師事している。極度の方向音痴。
ベリアウルデ - CV: 飛田展男: ラーケイクスの弟子であるユーク族の男。クリスタルに反応して魔物に変身してしまう特異体質のため現在では外界との接触を絶ち、遺跡の地下深くで1人静かに暮らしている。なんかくれる。
アンデッドセレブ - CV: 生天目仁美: 800年前に死んだ成金の骨董品コレクターの亡霊。集めたコレクションをあの世まで持っていくべく自身と一緒に埋葬された古代文明の遺物に怨霊として取り憑いている。顔を美少女に変化させる一発芸を持つ。
ラーケイクス - CV: 納谷六朗: 豊富な知識により街の人々の尊敬を集める考古学の権威。