属するモンスターは全て風属性・魔法使い族のペンデュラムモンスターである。どのモンスターもペンデュラムスケールは2か5であり、ペンデュラム効果を持たないが、モンスター効果として以下の効果を共通して持っている。
この耐性のおかげで場持ちがよく、有効な除去手段は決して多くない。仮に除去できたとしても、ペンデュラムモンスターであるがゆえにエクストラデッキからペンデュラム召喚で復活する、と相手にするとなかなか手強い。
また、サーチ効果を持つモンスターが多いので手札事故も少なく、攻守共に安定性の高いデュエルを展開できる。
マジェスペクターと名のついた魔法・罠カードは、いずれも風属性の魔法使い族を発動コストとしてリリースする必要がある。マジェスペクターは全て該当し、この2つを満たしていればマジェスペクター以外もコストにできる。モンスターをメタ対象とするカードが多い。
ちなみに、魔法使い族と聞くと人型を連想しがちだが、属するモンスターはいずれも動物の名前を持っており、イラストも人型ではなく完全に動物型である。
モンスターカードの英語名ではそれぞれの動物の名前を記した上で、モチーフとなった妖怪らまで明記されている
マジェスペクター・キャット/Majespecter Cat - Nekomata
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/魔法使い族/攻 100/守1800
【Pスケール:青2/赤2】
【モンスター効果】
「マジェスペクター・キャット」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、 デッキから「マジェスペクター」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
サーチ効果を持つ他のマジェスペクターと異なりタイムラグがあるが、代わりに「マジェスペクター」と名のついたカードであれば種類を問わずにサーチできる。
マジェスペクター・クロウ/Majespecter Crow - Yata
ペンデュラム・効果モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1000/守1500
【Pスケール:青5/赤5】
【モンスター効果】
「マジェスペクター・クロウ」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「マジェスペクター」魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
マジェスペクター・フォックス/Majespecter Fox - Kyubi
ペンデュラム・効果モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1000
【Pスケール:青2/赤2】
【モンスター効果】
「マジェスペクター・フォックス」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「マジェスペクター」罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
マジェスペクター・ラクーン/Majespecter Raccoon - Bunbuku
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/魔法使い族/攻1200/守 900
【Pスケール:青5/赤5】
【モンスター効果】
「マジェスペクター・ラクーン」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「マジェスペクター」モンスター1体を手札に加える。
(2)このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
モンスターをサーチするマジェスペクター。
マジェスペクター・ユニコーン/Majespecter Unicorn - Kirin
ペンデュラム・効果モンスター
星6/風属性/魔法使い族/攻2000/守2000
【Pスケール:青2/赤2】
【モンスター効果】
「マジェスペクター・ユニコーン」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のモンスターゾーンのPモンスター1体と相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
マジェスペクター登場時点では唯一の上級モンスター。スケール2・5のマジェスペクターではペンデュラム召喚できないレベル6で、サーチ効果も持たない。しかし、代わりに相手ターンにも使えるバウンスという強力な除去性能を有している。自身を対象として効果を発動できるので、レベル6をペンデュラム召喚できるように場を整えていれば何回でも使う事ができる。
当時ではほかのペンデュラムカテゴリーとも併せて運用できる柔軟性と、発動条件の緩いバウンス効果が買われたようで、2016年10月に制限カードに指定され、2017年1月に禁止カードとなる。
以後、マジェスペクターの後発カードはこのカードとの連携も想定してあるような効果になっているが一向に解除されることがない。その一方、TCGでは2024年4月で制限へと緩和となり、OCGとして販売しているアジア英語版では2024年3月に登場し、無制限で使用可能になっていおり、PHNI発売済みである。
後を追う形で本OCGでも2024年7月で制限カードへと緩和となったが、珍しくかなりの時間を要している。。
マジェスペクター・ストーム/Majespecter Storm
通常魔法
(1):自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。
マジェスペクター・サイクロンと異なり自分のターンにしか使えないが、行う除去は破壊より回避しにくいバウンス。
マジェスペクター・サイクロン/Majespecter Cyclone
速攻魔法
(1):自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
マジェスティックP/Majesty's Pegasus
フィールド魔法
「マジェスティックP」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの「マジェスペクター」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースしてこの効果を発動できる。
デッキからレベル4以下の「マジェスペクター」モンスター1体を特殊召喚する。
マジェスペクターの名を持たないのでキャットやクロウの効果によるサーチはできないが、リリースコストでエクストラデッキを肥やしつつ新たなマジェスペクターをリクルートするという高い性能の持ち主。
マジェスペクター・トルネード/Majespecter Tornado
通常罠
(1):自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
マジェスペクター・サイクロンと異なり、罠カードなので一旦セットしてターンを交代しなければ使えない。だが、行う除去は、破壊より回避しにくくバウンスより再利用される危険が少ない除外。
マジェスペクター・テンペスト/Majespecter Tempest
カウンター罠
(1):自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースして以下の効果を発動できる。
●モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
マジェスペクター・フロッグ/Majespecter Toad - Ogama
ペンデュラム・効果モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1300/守 500
【Pスケール:青5/赤5】
【モンスター効果】
「マジェスペクター・フロッグ」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「マジェスペクター」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはこのターン発動できない。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
魔法・罠カードをフィールドにセットする。セットしたターンには使えないが、速攻魔法や罠は元々伏せたターンには発動できないのでさほど気になるデメリットではない。そのターン使う前提での魔法カードはクロウに任せよう。
マジェスペクター・ソニック/Majespecter Sonics
速攻魔法
(1):自分フィールドの「マジェスペクター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力・守備力が倍になり、
相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
効果に対しては強いが戦闘向きでないステータスを持つものが多いマジェスペクターに対する打点強化。元々のステータスが低いので倍になっても大した数値にならないだろうが、あらかじめ別の手段で強化していればその数値も込みで倍にする。フロッグやフォックスなら、上級・最上級モンスタークラスとも渡りあえる。
マジェスペクター・スーパーセル/Majespecter Supercell
永続罠
(1):自分のPゾーンに「マジェスペクター」カードが存在する場合、
このカード以外の「マジェスペクター」カードの
自分フィールドで発動する効果の発動と効果は無効化されない。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の「マジェスペクター」カード5枚を対象として発動できる。
そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
マジェスペクターと名の付くカードの効果や発動を「スキルドレイン」などで無効化されるのを防止する罠。ペンデュラムカテゴリー用サポートなので、前半の効果だけ使用することになる可能性もあるが、一応保険つき。
マジェスペクター・ガスト/Majespecter Gust
通常罠
(1):自分のPゾーンの「マジェスペクター」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
Pゾーンのマジェスペクターを展開する通常罠。
効果のタイミングとしては遅く、Pゾーンに特殊召喚先を要するため、初動としては使いにくいか。
竜剣士マジェスティP/Majesty Pegasus, the Dracoslayer
ペンデュラム・効果モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1500
【Pスケール:青2/赤2】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「竜剣士」カードまたは「マジェスペクター」カードが存在する場合に発動できる。
そのカードとは元々のカード名が異なる「竜剣士」Pモンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、自分のPゾーンのカード1枚を選んで破壊できる。
【モンスター効果】
このカード名はルール上「マジェスペクター」カードとしても扱う。
このカード名の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
このターン、自分フィールドの「竜剣士」モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがP召喚または「竜剣士」カードの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
ルール上「マジェスペクター」扱いの「竜剣士」Pモンスターで、「マジェスペクター」の共通効果を持たない。
P効果で「竜剣士」に繋げることが出来、効果で「竜剣士」に対象耐性付与を行ったり、フィールド魔法をサーチしたり出来る。
ただし、カード効果での特殊召喚は「竜剣士」カードでのみであることに注意。「マジェスペクター」カードでこのカードを特殊召喚してもサーチ効果を発動出来ないため、「竜剣士」との混成にするか、P召喚を行うようにしよう。
サーチするフィールド魔法は【マジェスペクター】をサポートする《マジェスティックP》以外にも魔法使い族として相性の良い《魔法族の里》等が挙げられる。
マジェスペクター・ポーキュパイン/Majesoecter Porcupine - Yamarashi
ペンデュラム・効果モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1500
【Pスケール:青2/赤2】
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドに「マジェスペクター」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合、自分の墓地の「マジェスペクター」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードは相手の効果では破壊されず、相手はこのカードを効果の対象にできない。
「マジェスペクター」モンスターが存在していれば自身を特殊召喚が出来る。
《マジェスペクター・ラクーン》からのサーチでP召喚のために必要なリンクモンスターを場に出すのに丁度良い効果。
また墓地の魔法カードをセットしなおす効果があり、リソースのやりくりが出来る。
マジェスペクター・ドラコ/Majespecter Draco - Ryu
エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク4/風属性/魔法使い族/攻2300/守2000
【Pスケール:青5/赤5】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「マジェスペクター」カードか「竜剣士」カードが存在する場合に発動できる。
デッキから「マジェスペクター」カード1枚を手札に加える。
その後、自分のPゾーンのカード1枚を破壊できる。
【モンスター効果】
レベル4モンスター×2
レベル4がP召喚可能な場合にEXデッキの表側のこのカードはP召喚できる。
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
モンスターがリリースされた場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキからレベル6以下の魔法使い族・風属性モンスター1体を特殊召喚する。
(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、
またはリリースされた場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
エクシーズペンデュラムの「マジェスペクター」で、共通効果を持たない。
デッキから魔法使い族・風属性を展開する効果を持ち、【マジェスペクター】にはリリースする手段も多く、《剛竜剣士ダイナスターP》などの特殊召喚のためのリリースでもトリガーになる。X素材を使用するため、再度P召喚で場に出た場合は使えない。
また、エクストラデッキから出てくるPモンスターにしてはPゾーン送りにする効果は他のカードではあまり見られないリリース対応なため、「マジェスペクター」カードのトリガーとしてリリースしてもPゾーンに送ることが出来る。
また、P効果で「マジェスペクター」カード全体に対応したサーチ効果が使える。タイプとしては《竜剣士マジェスティP》と同様。
マジェスペクター・オルト/Majespecter Orthrus - Nue
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク2/風属性/魔法使い族/攻1500
【リンクマーカー:左下/右下】
「マジェスペクター」モンスターを含むPモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。
自分のEXデッキ(表側)から「マジェスペクター」Pモンスターを2体まで手札に加える。
その後、デッキから「マジェスペクター」Pモンスターを2体までEXデッキに表側で加える事ができる(同名カードは1枚まで)。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「マジェスペクター」モンスター
及び「竜剣士」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
このカードのリンク召喚で、「マジェスペクター」の展開に必要な前提処理をほぼ全て賄ってくれるため、デッキの動きの主軸になる。ただし、「マジェスペクター」の共通効果を持たないため、相手の手札誘発の的になる可能性も高いため、指名者以外にも《マジェスペクター・ウィンド》で対象から外したり等の対策は必要だろう。
効果発動後は「マジェスペクター」と「竜剣士」しか展開出来ない制限がかかる。汎用モンスターに手を広げることは難しくなる。
マジェスペクター・ウィンド/Majespecter Wind
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースして発動する事もできる。
(1):自分の手札・墓地から「マジェスペクター」モンスター1体を特殊召喚する。
モンスターをリリースしてこのカードを発動した場合、
代わりにデッキから「マジェスペクター」モンスター1体を特殊召喚する事もできる。
「マジェスペクター」モンスターを特殊召喚する速攻魔法。
相手の対象を取る手札誘発から回避するのにも使え、リリースして発動するとリクルートになる。
このカードを採用することで《マジェスペクター・クロウ》を初動に出来る。
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最終更新:2025/12/06(土) 21:00
最終更新:2025/12/06(土) 21:00
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