マーラ様とは魔神の一種で、釈迦が悟りを開く禅定に入った時、その瞑想を妨げる為に現れた天魔のことである。
正式名称マーラ・パーピーヤス。音訳して「魔羅」とも言われる。
おシャカ様が菩提樹の下で決死の瞑想に入ると、そこにマーラが妨害せんと現れた。マーラは煩悩の化身であり、釈迦が悟りを開き煩悩を絶ってしまうと身の破滅に繋がるためである。そこでマーラは性技に長けた娘達を送り込んだり、絶倫化物を呼び寄せたり、岩やら槍やらを降らせたり、ついに自身で肉弾戦を仕掛けたりとあの手この手で賢者タイムの邪魔をするが、釈迦に敗北してしまう。かくして釈迦はめでたく大悟・成道し、悟りの絶頂に達したのである。ふぅ…。
このことから日本では「マーラ→魔羅=煩悩」となり、仏教界では煩悩の象徴である男性器を指すようになったとも言われている。元々のサンスクリット語ではマーラの語義は「殺すもの」であるとも、「死」そのものの人称形であると言われている。さらに「魔」という字はマーラそのものを表すために特別に中国で作られたものである。
またこの釈迦の故事にあやかって、マーラを降す(負かす)ことを子馬降魔というようになった。が、どっかの作品で「悪魔を現世に降ろす」という解釈がされた結果、逆に降魔はマーラ様を引き寄せるということになってしまった。物好きな。
由来が不明な神であり、愛の女神カーマの別名とも、あるいは仏教よりも古いウガリット神話に出てくる乾季と炎と死の神モートが仏教にとりこまれたものとも考えられている。いずれにせよ天魔、即ち第六天魔王であることに違いはない。
マーラ様は『真・女神転生Ⅰ』から登場した悪魔である。種族はもろちn…もちろん魔王。ただし真ⅠとⅡではデザインが違っている(大元は同じ)。
その姿はご立派な煩悩そのもの。天に向かってそそり立つその姿は全プレイヤーを煩悶させた。戦闘でも精力的に暴れたり「ゲヘヘヘ」と笑ったりともうヤりたい放題。男性プレイヤーの中には意気消チンする者すらいたという。
『真・女神転生Ⅱ』ではコクマの塔の主を務める「ごりっぱな」悪魔である。ご立派なのはもちろん雄型、もとい御姿のこと。しかし、『真・女神転生Ⅲ』では召喚が不十分で見るも哀れなフニャ○ン状態だった。それでもかなり強いのだが。
だが『ソウルハッカーズ』では物理属性攻撃しか持たないという雄々しさ全開で華麗に再起、自身にタルカジャ(攻撃力UPの魔法)をかけ、女性キャラに体当たりをかまし、女性キャラがいないと大暴れ…というなんともすさまじい思考パターンで攻撃を仕掛けてくる。
『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王』では別の時空のライドウを追い、封印を破ってこの世界までやってきた。3Dの姿を得てギンギンに怒張したマーラ様、その外径も発言も色々な意味でギリギリである。今度は無限湧きのお供を伴って亀頭からとっとこマラ太郎するという賢い戦法に切り替わった。オーガズムに入ったのか、時折白くてヌルヌル飛ぶ「たたり生唾」を飛ばす。実はこの白濁液、万能属性な上ライドウにかかるとヘブン状態になるため割と痛い。
『ペルソナ3FES』では追加ペルソナとして登場。他の追加ペルソナが真・女神転生Ⅲからの使いまわしなのに、マーラ様だけ作り直されているあたり、製作者からも愛されている悪魔である。装備してベルベットルームに入ると…?
『P3P』にもペルソナとしてしっかり登場、「マララギダイン」なる固有の炎魔法を習得する。もちろん女性主人公にも降魔可能であり、どう考えてもふたなr…おいこらなにするやめ(ry
マーラ様の動画を検索したい人は「マーラ様」よりも「ご立派様を拝む会」で検索してみよう。似た悪魔に「ミシャグジさま」がおり、プレイ動画等でガチンコ対決を実現する気の利いたプレイヤーもいるとかいないとか。
ちなみに、『ペルソナ4 the animation』ではファンから「出してほしい」という要望がかなり多く、更には声優までもが登場を期待するペルソナだったのだが、流石に深夜といえど地上波テレビで登場させるには問題があると判断された為か、登場はならなかった。 だが、どうやらアニメスタッフも「出来る事なら出したかった」と考えていたらしいとか……
『ペルソナ5』では「ちぎれた煩悩大王」と「そびえる煩悩大王」の2種類が登場し、
「ちぎれた煩悩大王」は『真・女神転生III』に登場するフニャ○ン姿。
「そびえる煩悩大王」は『真・女神転生II』以降の金の戦車に乗った、ご立派な姿。
ペルソナにできるのは「そびえる煩悩大王」の方。(ちぎれた煩悩大王の方は交渉不可)
※ペルソナとして入手していない時に「そびえる煩悩大王」の名前になる。
ペルソナシリーズでは「塔」のアルカナに分類。
恐ろしいことに、あの御姿を模したこけしフィギュアが存在する。
2007年にコトブキヤから発売されたワンコインフィギュアシリーズ『女神転生 悪魔召喚録 -第五集-』の中に、シークレットとして例の戦車に乗ったマーラ様が降臨なされているのだ。
ツヤツヤボディの再現は流石コトブキヤ。さらにコトブキヤショップでの予約限定特典では、なんと黄金色に輝くマーラ様の御神体が挿入されていた。そのご立派な存在感は箱で隠されていても隠し切れず、その重量感でマーラ様と他の悪魔を見分ける信者達が続出。すぐに予約特典が品薄になってしまったとか。
ここだけの話、御神体と女性フィギュアとの親和性はバツグンで、その為に手に入れる者が多か…おや、誰か来たようだ。
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最終更新:2025/01/16(木) 21:00
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