メギドラオンでございますとは (メギドラオンデゴザイマスとは) [単語記事]

メギドラオンでございますとは、特にP3 プレーヤーのトラウマである。

概要

ペルソナ3（無印/FES/ポータブル/リロード）にて、
隠しボスとして今まで謎のエレベーターガール(兼助手)であったエリザベスと手合わせをするイベントがある…あるのだが、これが強い。メッチャクチャ強い。

特にそんな彼女を象徴するのが、ペルソナ“マサカド”のターンに使われるスキル、
特殊仕様の「メギドラオン」である。そのダメージは固定9999。
パーティメンバーのHPが999でカンストであるというゲーム仕様の空気を読まない桁数は、まさに「死ぬがよい」である。彼女を怒らせてしまった場合(後述)「不屈の闘志」や「黄昏の羽根」を使って生き残っても、こちらが完全に死に切るまで9999 ダメージを何度でもぶち込んでくる。

メギドラオン

メガテンシリーズにおける万能属性の最強魔法

ちなみに、アニメ版ペルソナ4（P4A）にて主人公の鳴上悠がみなぎった状態で呼び出したベルゼブブがメギドラオンをぶちかましてダンジョンである秘密結社改造ラボを直斗のシャドウごと吹き飛ばしている

また、マサカドを使用してのメギドラオンの他、プレイヤー側のペナルティ行動に対して俗にいう発狂するボスでもある。
この際に使うペルソナがピクシーなので「ピクシーモード」とも呼ばれる。これは以下の条件を満たすと発生。
類似品に「マサカドモード」もあるが、実質同じなので纏めて記述。

主人公以外の戦闘メンバーを連れている場合（タイマン以外は認めてくれません）→マサカドモード
エリザベスの攻撃を無効化できる装備・ペルソナを使っている場合(安易な無効化手段は認めません)→マサカドモード
テトラカーンや魔反鏡などの反射アイテム・魔法を使った場合(更に安易な手段は絶対認めません)→ピクシーモード
9999 ダメージを出す合体魔法「ハルマゲドン」で倒し切れなかった場合（超必殺技連打は認めません）→ピクシーモード
戦闘に時間をかけ過ぎた場合(SP枯渇作戦は認めません。実はSP無限らしいけど)→ピクシーモード
初めてHP 50%(10000)を切ったとき(発狂はしない、彼女に勝つ為には実質的にこれを凌ぐ必要アリ)
HP30%(6000)を下回ってからランダムで(発狂はしないが、出させた段階で大抵敗北)

ピクシーモードのときの行動ロジックは「ディアラハン（HP全快）orメギドラオン（チーム全体9999 ダメージ）」×２
マサカドモードの場合は条件解除されるまで「メギドラオン（チーム全体9999 ダメージ）」×２と、今まで積み重ねていた戦略を全部粉砕してゲームオーバーへ持っていこうとする鬼畜仕様。
HP フラグでの単発ピクシー以外の『発狂フラグ』を立ててしまった場合、倒す手段は一切存在しない。
更に上記の条件は、全能の真球といった最強装備や、反射・吸収など優秀な耐性を持つ最上位ペルソナが思い切り裏目に出る初見殺しにもなっている。そのため初見での挑戦に備え「完璧な準備」を整えた結果、開幕ピクシーモード→GAME OVERでトラウマになったプレイヤーも数知れない。

なお、「ペルソナ4 ジ･アルティメットインマヨナカアリーナ」及び「ペルソナ4 ジ・アルティマックスウルトラスープレックスホールド」でもエリザベスはとある目的のため参戦するのだが、その際の煽り文句はもちろん、彼女の一撃必殺は大方の予想通り…

本日のグランドフィナーレ！
メギドラオンでございます！！

9999

原作再現とはアークさん分かってますね。

ちなみに本作の彼女は強烈なコンボ火力と紙耐久を併せ持つ、原作とは打って変わってピーキーなキャラに調整されている。
しかしボスモードでは圧倒的に高い体力、常軌を逸した火力の各種攻撃スキル、全回復でプレイヤーに絶望を刻み込むディアラハン、そして一瞬の油断で勝負を決められるメギドラオンと、P3で相対した時の絶望感を存分に再現した凶悪な性能でプレイヤーを蹂躙してくれる。
「史上最凶のエレベーターガール」の名は伊達ではないようだ。

なお弟のテオドアも姉のマーガレットも、ボスとして立ちはだかる際は9999 メギドラオンを撃ってくる。
あの部屋の住人は揃いも揃ってどうなってんだ。

ちなみに…プレーヤー的にはエリザベスが圧倒的なのだが、設定上では長姉であるマーガレットが一番強いらしい。
発狂条件が緩いのと、タイマンではなく4人掛かりができ難易度が低くなっているという点で、トラウマ度が下がっているらしい。
（まあ強さを比べようにも、この姉弟が本気で喧嘩したところで三人とも全回復→999 9メギドラオンの繰り返しで勝負にならないだろうが…）