ヴィントシュトースとは (ヴィントシュトースとは) [単語記事]

ヴィントシュトースとは、

ドイツ語で突風を意味する「Wind stoß」。
アクションゲーム『鋼鉄の咆哮ウォーシップコマンダー』に登場する巡洋艦。本稿で記載。

概要

第一作目の『鋼鉄の咆哮ウォーシップコマンダー』にのみ登場する超兵器。
肩書は「超高速巡洋艦」。

肩書は伊達では無く最大速力63ktの超高速巡洋艦であり、さらに一風変わった蒼いカラーリングの船体を持つ。巡洋艦ではあるが大型巡洋艦以上、小型戦艦未満に相当する耐久力を持ち、後のシリーズに登場するシュトゥルムヴィントの前身にあたる超兵器でもある。（PS2版で登場したヴィルベルヴィントはシュトゥルムヴィントの代わりであるため厳密に言うと少し違う）。攻略本では「原子力巡洋艦」と書かれている。

Win版ではドイツが開発した超兵器として登場。PS2版ではテュランヌスの大西洋艦隊指令「ロゼ」が開発したという設定に変更されている。

外観デザインはドット絵が小さいためわかりにくいが、ドイツ艦と言えるような外観はしておらずアメリカ艦のようなシルエットを持つ。主砲は3連装のようで、前方に2基、後方に1基の合計3基9門、原子力巡洋艦であるが煙突もある模様。肩書きに「巨大」がつかないためサイズは大型巡洋艦、250m前後だと思われる。

所詮は巡洋艦で、プレイヤーからすると耐久力も攻撃力もさほどではないため、元祖「超高速HLGパーツ輸送艦」でもある。

このドット絵だが、実のところ大型ドイツ巡洋艦のグラフィックの色替え（ドットも大きい）であるため、プレイヤーもドイツ巡洋艦を使用すると同じ外観になる。つまり汎用ドイツ艦のグラフィックの時点でアメリカ艦っぽいデザインになっており、ヴィントシュトースのデザインを汎用ドイツ艦に流用していると思われる。さらに前艦橋～後艦橋あたりのデザインはムスペルヘイムにも流用されている。

性能

	基本性能
耐久力	1000
装甲	対31cm 砲防御
速力	63.0kt
兵装1	20.3cm 砲55口径
兵装2	12.7cm両用砲38口径
兵装3	20mm機関砲
兵装4	ミサイル発射機
兵装5	多連装噴進砲

Bエリア（PS2版ではエリア2）の最後に登場。ステージ名は「蒼い突風」。

最大速力63kt、武装は20.3cm 砲55口径、ミサイル発射機、多連装噴進砲、対空兵器として30mm 機関砲と12.7cm両用砲を搭載している。ブリーフィングからするとこのヴィントシュトースは試作艦であり、プレイヤーの第零遊撃部隊は試験中の本級を襲撃する任務となっている。

弱点は耐久力が低いこと、巡洋艦の中では高い部類だがこちらも巡洋艦クラスの火力があればそこまで苦戦はしない。速力以外は通常の重巡洋艦とあまり変わらないが、ミサイル発射機は戦艦の主砲並みの攻撃力を持つ上に射数2もあるため油断は禁物。

特に駆逐艦で挑む場合は運が絡む強敵。速力が高すぎて距離を取ることもできず、主砲の火力ですら駆逐艦では致命傷となるため、ヴィントシュトースの気分次第では一気に距離を詰められ至近距離で主砲→即轟沈という事態も起きる。逆に運が良ければ至近距離でほぼ撃たずに低速行動を連発、魚雷が簡単に命中して即撃破ということも起きる。

難易度による性能の変化は無いが、HARDでは敵に魚雷を迎撃するAIが加わる（周囲の敵もステータスが上がる）ため攻略難度は上がる。

改良型

Fエリア（PS2版ではエリア6）以降に登場、内部のユニット名は「改ヴィントシュトース」。

最大速力73.6kt、主砲は25.0cm 砲60口径(25.4cm 砲ではない)、機関砲も57mmバルカン砲へ強化され、新装備に光学兵器の小型レーザー、酸素魚雷と誘導魚雷が追加される（多連装噴進砲と12.7cm 砲は削除）。ミサイルも攻撃力が高い「ミサイル発射機２」に換装され射数4へ増加、特に追加された魚雷2種の合計射数は10もあり重雷装艦のような攻撃性能も持つ。Bエリアでの情報から推測するとこれがヴィントシュトース本来の性能の可能性もある。

装甲や耐久値は最低ランクの戦艦並となり巡洋艦としてみると耐久面も優秀。とはいえ所詮は巡洋艦であるため、戦艦での攻略だと大した脅威では無く、巡洋艦クラスの主砲でも十分ダメージは通る。さらにここで登場するのは3隻だが、改ヴィントシュトースは1隻だけであり、他2隻はＢエリアの性能である。

その後のHエリアにも登場、こちらのステージ名「再来　蒼い突風」はファンの間ではカッコイイと評判。4隻同時に登場するが全て改ヴィントシュトースとなっている。装備収集ステージとして優秀で赤Pを4個回収（クリア後にエリア外に出ず撤退すればアイテムを回収した上に再挑戦可）できる上に敵も強くないため効率が良い。