不思議の国のアリスとは、イギリスの数学者かつ作家のチャールズ・ドジスンが執筆した児童文学。ただしペンネームであるルイス・キャロルが一般的に知られている。
本記事では、作品のモデルになったアリス・リデル(実在した女性)についても解説する。アリスとロリィタファッションが融合したアリススタイルについても加えて解説する。
川辺で退屈していた少女、アリスの前に現れたのはなんとチョッキを着て懐中時計を下げた白ウサギ。時間に追われて駆け出すウサギを追いかけて、アリスはウサギの巣穴の中へ真っ逆さま。落ちた先は動物が喋り難題をもちかける、なんとも不思議な世界で……
原題: Alice in Wonderland(正式名はAlice's Adventures in Wonderland)
元は、モデルとなったアリス・リデルに面白い話をせがまれて執筆した「地下の国のアリス」。
これが文庫本として出版される際に、加筆と同時に「不思議の国のアリス」と改題して誕生した。
英語による駄洒落や「かばん語」と呼ばれる造語を多用しており英語圏の人間でないと楽しめない内容も多いが、その不条理かつユーモラスな世界観や創意あふれる翻訳者たちの工夫により、ファンタジーの古典として日本を含む非英語圏でも広く親しまれている。
この作品の影響から主人公であるアリスという名前や、作中に登場する白ウサギや帽子屋、ジャバウォックといった名詞はしばしばキーマンとして、まれにマクガフィンやトリックスターとして後の数々の小説に登場する。
続編とされるのが鏡の国のアリス(Through the Looking Glass)である。副題の通りに姿見を抜けた向こうの世界の物語で、小川と垣根が盤のように区切られた世界でチェスの駒たちが活躍する。こちらはより発展して、赤と白のチェス駒およびその女王らの思考を遠回しに学べる内容。それは「赤の女王仮説」という命題の進化論の仮説が生物学者から提示されるほどであった。
アリス症候群(Alice in Wonderland syndrome, AIWS)でもある程度意味は通じる。
物が大きく(大視症)、あるいは小さく見えたり(小視症)、遠近感に変化があったり(遠くまたは近くに見えたり)、物が歪んで見えたりする(変視症)。これは子供のときにこの症状にかかることが多い。ヘルペスなどのウィルスにかかるとこの症状が発症することが多い。
作者のルイス・キャロルが偏頭痛と呼ばれる病に悩まされていたこともあり、彼自身が当小説のような体験をしていたのかもしれないとされている。
アリス・プレザンス・リデル(Alice Pleasance Liddell, 1852年5月4日 - 1934年11月16日)はイギリスの上流階級に生まれた女性。世間一般でのアリス像は、「金髪ロングヘア」「碧眼」「水色のワンピース」であるが、モデルとなったアリス・リデルは黒髪のショートボブである。
金髪に変化したのは、フィリップ・ホセ・ホーマー作の小説「リバーワールド」に登場したアリス・リデル(同一人物)について、「髪があるなら金髪」と想像しており、後に挿絵を担当するジョン・テニエルおよびディズニーの「ふしぎの国のアリス」のデザインによって現在知られている形になったからである。
前項で解説した、金髪アリスのイメージとロリィタファッション(ゴスロリ)が融合し、アリススタイル(アリスロリ)というジャンルが確立した。ポイントは、「水色のワンピースとエプロン」「白黒ボーダーまたは白のハイソックス」「黒い靴」「頭に黒または水色のリボン」などを踏襲しつつ、アリスコスプレと差別化するために「トランプ」「時計」「お茶菓子」「鍵」「鏡」「帽子」「うさぎ」「猫」をモチーフにしたアクセサリーを身につける。モチーフアクセサリーを使いこなせれば、ワンピースの色は水色でなくてもよい。水色以外にはピンクやオレンジなどのパステル系や、ゴシックらしさを表現するために黒系の場合もある。
ロリィタ族が集まるイベント「お茶会」の一部では、「アリスのお茶会」が開催されている。
掲示板
95 ななしのよっしん
2022/10/05(水) 23:29:49 ID: WxASeNdCxR
最高のキャラデザインとシュールな世界観が狂わせる
笑わないアリスの一人芝居のシュヴァンクマイエルの映画と
テニエル卿のイラストそのまま使ったGBAのボドゲが好き
96 ななしのよっしん
2022/10/05(水) 23:34:06 ID: WxASeNdCxR
あとPSのワールドツアーコンダクターの登場人物にアリス好きな屈託ない幼女がいて正しい意味で奇特だと思った
97 ななしのよっしん
2023/12/29(金) 19:24:17 ID: mF+ITeXbxh
ディズニーのアニメーションで見ると怖くないけど、小学生の頃に原作の小説(勿論子供向けに易しく訳されてた)を読んだときはわりと不気味に感じた覚えがある
まさに不思議で突拍子もない理解不能なちょっと怖い夢って感じだった
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最終更新:2024/10/07(月) 06:00
最終更新:2024/10/07(月) 05:00
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