園原杏里(ソノハラアンリ)とは、成田良悟原作の電撃文庫ライトノベル『デュラララ!!』に登場する刃物持ちの巨乳メガネっ娘である。
竜ヶ峰帝人のクラスメイトで一緒にクラス委員を務める。成績は文学、体育問わず優秀で、オール10の成績を誇るが、料理は苦手な様子が4巻のピンナップで判明している。現在料理を勉強中。
性格は極めて大人しく極端なまでに内向的。浮世離れした、人を寄せ付けない雰囲気を持つ。クラス委員に立候補したのも、張間美香への憧れと、自分を変える必要性を感じた為である。
眼鏡をかけた地味な風貌だが美少女。スタイルも抜群に良く、特にその巨乳っぷりは子猫がその胸にしがみつける程であった。
なお、原作で当初そこまでの巨乳設定は存在しておらず、挿絵のヤスダスズヒトのデザインが徐々に巨乳へと変化を起こしていったものが原作設定に逆輸入されている。結果6巻の頃には巨乳キャラ認定が劇中でも成されており、更に作者がアニメを見ながら唐突に決めた公式設定では、2年生時に来良学園でNo.3の巨乳(眼鏡っ子ではトップ)となった。
メガネとおっぱいを併せ持つそのエロ可愛さは、紀田正臣も作者も認める所。杏里ちゃんマジ天使、アジ天使。
ある事情から両親はおらず、現在はアパートで一人暮らし。PCは持っておらず、携帯電話も最近持ったばかりの為、まだチャットやメールなどの扱いには不慣れで、セルティに教わりながら徐々に慣れていっている段階である。
中学時代まで親友であった張間美香と疎遠になって以降は、竜ヶ峰帝人と紀田正臣に出会うまで友達もいない程であった。
セルティや岸谷新羅、平和島静雄、狩沢絵理華など、徐々に知り合いが増えていく。特にセルティには憧れている事もあって親しくなり、様々な相談相手にもなってもらっているほか、セルティの恋人である岸谷新羅にも養女にならないかと誘われている。
それでも自分から積極的に他人に関わる事に気を使い過ぎてしまい、結果大人しくなってしまう。
一度セルティ、聖辺ルリと三人で顔を会わせた際には、全員が事情を抱えた上に心中色々気を回して大人しくなっていた(セルティに至ってはそもそも喋れない)。
帝人からの好意には気づいているものの、自身が「人を愛する事を知らない」為に応え方そのものが判らず、その想いへの反応も鈍いものとなっている。
なお彼女は「人、ラブ!!」を叫ぶ折原臨也にとって異形であり、罪歌は平和島静雄にとって初めて自分を愛そうとした存在であり(同時に静雄が臨也の次に嫌いだとした存在でもある)、竜ヶ峰帝人と紀田正臣の間にあって、セルティとも親しい同性の友人であるという、劇中において極めて距離感が特異な立ち位置にいる人物である。
また、粟楠会の赤林海月とは古くからの知り合いだが、杏里自身は彼が極道だとは知らず、母の仕事関係者であると思っている。
幼い頃に父親に殺されかけ、その際に母が父を殺し自殺するのを目撃する。直後に、死んだ母親が持っていた妖刀『罪歌』の新たな所有者となる。以降は親戚中をたらい回しにされるが、粟楠会の赤林が後見人となって様々な面で協力してくれた事で、一人暮らしを始める。
自身の心を、常に対象となる事柄や人物から「額縁を隔てた」形で捉えるようにしている為、本質的に他者との付き合い方が理解出来ておらず、また常に恐怖感も抱いていた。これらの理由から、本来取り付いた人間の精神を蝕む罪歌の声すら彼女には届かず、結果彼女は罪歌が「決して所有者を愛せないが故に、対等な立場となれる最も相応しい所有者」となった。
全ての罪歌の"母"として、罪歌の子供(罪歌に斬られた者)たち全てに対しての支配力を持つが、彼女がそれを主に友人達や池袋の平穏を守る為に使っている。力を発動すると眼が紅く光り、罪歌が持つ力と経験が彼女のものとなるため、セルティ達"怪物"と同等の戦闘能力を誇る。
なお罪歌そのものは、作者が別に構想を持っている未発表作品においての「主人公のライバル」でもある(その作品の主人公は「インテリジェンス竹槍」という罪歌とは正反対なもの)。この設定は本編でも採用されており、罪歌は50年前にインテリジェンス竹槍に破れ、封印されていたという設定がある。
罪歌の力はその気になれば、霊体を斬り裂く事も可能な為、セルティは本気になった彼女は自分を上回る可能性があると考えている。なお20年前に、セルティの「首」と「体」(霊体で繋がっていた)を断ち切ったのは罪歌である。
竜ヶ峰帝人の暴走が始まった頃から、彼女は罪歌の完全制御を目指していたが、最終的には和解と共生を続ける事で「支配をせず、されず、罪歌の力は引き出すが、外部には漏らさない」という形を取った。
来良学園を卒業後、実家の古物商『園原堂』を再開し、女店主として働いている。
かつての事件で出会った人達との親交を続いているようで、店の再開の際には多くの友人の手助けがあった様子が語られていた。
ある一件からSHの主人公達とも知り合い、彼等三人を見て自分達三人の関係を思い出す事もしばしば。
因みに第一幕終了時までの2014年現在、原作小説表紙、及びDVDジャケットに最も多く登場しているキャラである。特に小説では第一幕完結までの13巻中8回の登場と、破格の待遇であった。加えて続編である『SH』においても本編には登場していないのに挿絵が存在している。
と、思ってたら2016年刊行のSH4巻に置いて再び表紙に登場した。圧倒的である。
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最終更新:2024/04/25(木) 05:00
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