小楯衛とは (コダテマモルとは) [単語記事]

小楯衛（こだてまもる）とは、アニメ「蒼穹のファフナー」の登場人物である。

概要

竜宮島で暮らす少年。近藤剣司とは親友で、二人して要咲良を姉御と呼んでいる。
ファフナー・ノートゥング・モデル・マークフュンフ（Mk-V）のパイロット。

家は銭湯「竜宮城」。父は小楯保、母は小楯千沙都。片親や養子の家庭も多い竜宮島で、肉親の両親が健在であり、家族仲も良い。
のんびりとした性格で、少し子供っぽいところがある。また、手先が器用で、壊れていたラジオを直したこともある。大粒あんこ作の漫画「機動侍ゴウバイン」の大ファンで、主役ロボ「ゴウバイン」の頭部を模したヘルメットを作るほど。

ファフナー搭乗時はゴウバインヘルメットを被って自身をゴウバインと名乗り、勇気に溢れた性格となる。実はこれは変性意識ではなくヘルメットを被ることによる自己暗示であり、そのため衛はファフナーで戦っているとき（ヘルメットを被っている間）の記憶が飛んでいる。
乗機マークフュンフはエネルギーシールド「イージス」を装備した防御型の機体。マークアハト（剣司）、マークドライ（咲良）とトリプルドッグを組んで戦う。
良好な家庭環境で精神面が安定しているのもあり戦闘能力はかなり高く、皆城総士に戦力の要として真壁一騎とツインドッグを組むことを提案されたこともあった。しかし衛は剣司・咲良と共に戦うことを選び、総士もそれに納得している。

大切な友達である剣司と咲良の恋を応援しており、二人を守りたいと思っている。
後に「機動侍ゴウバイン」は衛のために父が書いていたものだったと知り、衛は自身を奮い立たせ、ヘルメットを脱ぎ「ゴウバイン」としてではなく「小楯衛」として戦うことを決める。

咲良が同化現象に倒れ剣司がショックを受ける中、衛は皆を守る覚悟を決め後輩の堂馬広登にゴウバインヘルメットを譲り、出撃した。

攻撃するとペインブロック不能のダメージを返してくるフェストゥム・スカラベR型種に苦戦。マークザイン（一騎）との連携で倒そうとするが、一騎を同化現象の進行による強烈な頭痛が襲い、マークザインの動きが止まってしまう。その隙にフェストゥムが島に根を張り、ジークフリード・システム（総士）が奪われかけ、他の機体もダメージを受け戦えないという絶体絶命の危機に陥る。
それでも、衛は諦めなかった。大切なものを守ると決めた「小楯衛」の強い意志は、折れなかった。

「もう、誰も悲しませない…！！僕が、僕が守るんだぁぁぁ―――！！！！！」

衛は、同化攻撃を受けながらもフェストゥムを強引に持ち上げ、マークフュンフごとフェストゥムのコアをマークザインのルガーランスに突き刺す。総士は即座にマークフュンフのコクピットブロックを射出し、衛を離脱させた。

――しかし、フェストゥムの死に際のワーム・スフィアーがコクピットブロックを襲う。最期の瞬間、衛の脳裏に映ったのは、守りたいと願った大切な友達二人が心を通わせる姿だった。
そして、無残に捩じられたコクピットブロックは、マークアハト…剣司の目の前に落下。剣司の絶叫が響き渡った…。

蒼穹のファフナーシリーズの登場人物
竜宮島の子供達	一騎世代	真壁一騎 \| 皆城総士 \| 遠見真矢羽佐間翔子 \| 春日井甲洋 \| 近藤剣司 \| 小楯衛 \| 要咲良 \| 羽佐間カノン
	広登世代	堂馬広登 \| 立上芹 \| 西尾里奈 \| 西尾暉
	零央世代	御門零央 \| 鏑木彗 \| 水鏡美三香
	特殊な存在	皆城乙姫 \| 皆城織姫 \| 日野美羽
竜宮島の大人達		真壁史彦 \| 遠見千鶴 \| 溝口恭介 \| 小楯保 \| 西尾行美
人類軍		ヘスター・ギャロップ \| ジョナサン・ミツヒロ・バートランドビリー・モーガン \| ウォルター・バーゲスト \| キース・ウォーター
フェストゥム		来主操