小田急ハイウェイバスとは、小田急グループに属する民営バス事業者である。「小田急バス」とは別会社。
旧「小田急箱根高速バス」が、小田急バス子会社の「小田急シティバス」と2022(令和4)年1月に合併し、商号を改めた。これにより高速バスならびに貸切バス、小田急バスから受託する一般路線バス・世田谷区から受託するコミュニティバスを運行するバス事業者となっている。
小田急電鉄の全額出資により2000(平成12)年に分社化された事業者で、新宿駅と御殿場・箱根エリアを結ぶ高速バスを中心に、貸切バスの運行などを行う。元々は小田急電鉄の直営事業で、特急ロマンスカーを補完するため運行した路線であった。
長く新宿のホテル「ハイアットリージェンシー東京」への送迎バスを運行していたほか、一時期は伊豆方面への路線拡充にも力を入れていたが、いずれも撤退している。
小田急バスの全額出資により2000年に分社化された事業者で、小田急バスの高速路線ならびに若林営業所管轄の一般路線・コミュニティバス路線の受託運行を行う。
当初本社は小田急バスの本社に間借りしていたが、2008(平成20)年に世田谷区の現在地に移転した。
新宿と御殿場、箱根を結ぶ路線。新宿高速バスターミナルとはバスタ新宿のこと。
長らく箱根方のターミナルは箱根桃源台だったが、2004(平成16)年4月に箱根小田急山のホテルまで延伸。同時に箱根園にも乗り入れるようになった。ちなみに箱根園は箱根山戦争で小田急とは因縁のある西武鉄道グループの運営である。
箱根観光の他、新宿からだと鉄道の利便性が低い東名御殿場・御殿場駅間などの都市間輸送にも使われ、都内のバスタ新宿・池尻大橋間を除いてクローズドドアシステムの設定がない。このため東名高速上では並行する東名ハイウェイバス、東名御殿場から箱根小田急山のホテルまでは箱根登山バスの補完的役割もある。
乗車には予約が必要だが、空席がある場合は運賃を車内で精算する形で飛び乗りも可能。車内での運賃支払にPASMO、Suicaなどの交通系ICカードも使用可。
京浜急行バスとの共同運行路線。クローズドドアシステム設定路線のため、羽田空港-横浜駅間のみの利用はできない。東名秦野-箱根桃源台間は下りは降車、上りは乗車のみ取扱。
羽田空港行は予約定員制、羽田空港発は便指定制だが空席があれば予約無しでの飛び乗り乗車が可能。PASMO・Suicaなどの交通系ICカードでの運賃支払も可能。
自社主催の貸切バスとしても同様の物が運行されているが、こちらはれっきとした高速乗合バス。つまり路線バスである。
夜行。中国ジェイアールバスとの共同運行路線。
小田急バス若林営業所から受託した一般路線バス4路線を運行するほか、世田谷区から受託したコミュニティバス2路線を運行している。季節運行の新宿~よみうりランド線は小田急バス系の一般路線最長距離である。
JRバス関東との共同運行路線。こちらは箱根線と異なり、クローズドドアシステムが設定されている。このため東名御殿場から箱根桃源台までの各停留所で完結する利用は不可。2019年運行休止。
京浜急行バスとの共同運行路線。予約定員制だが、空席があれば予約なしの飛び乗りも可能。2020(令和2)年運行休止。
東海バスオレンジシャトルとの共同運行路線。2019年撤退。
車両は三菱ふそう製が多く、ハイデッカー・スーパーハイデッカーが高速・貸切用として在籍している。かつてはダブルデッカー車のエアロキングやハイデッカーの日産ディーゼル・ユーロツアーも在籍していた。
またハイアットリージェンシー東京への送迎バス用として一般路線仕様車も在籍していた。合併により小田急バスから一般路線車を受託しているが、大型車は存在せず中型・ポンチョという陣容である。
2012(平成24)年10月から2015(平成27)年3月までの期間限定で、エヴァンゲリオン新劇場版:Qとのタイアップでエヴァラッピングのバスが運行された。これは箱根がエヴァ作中に登場する第3新東京市のモデルとなっている縁で実現したもの。ラッピング車では車内放送の音声が伊吹マヤ役の長沢美樹となっていた。
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最終更新:2025/12/13(土) 02:00
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