池田湖(英:Lake IKEDA)とは、鹿児島県指宿市にある湖である。
約5000年前、大噴火で地面が陥没し、そこに雨水がたまってできた面積10.91km²、周囲15km、最大水深233m[1]の九州最大の湖。
池田湖を含む窪地地形は池田カルデラと呼ばれ、湖の底には今も直径約800m、湖底からの高さ約150mの湖底火山が眠っている。
湖面は錦江湾より66m高く、深さはほぼ同じ。水面下約60mのところに湖底火山の火山口がある。
周辺には鰻池や鏡池、山川湾を含め五つの火山口があり、阿多カルデラしていると見られている。
湖の水は日常生活や灌漑事業などの事業活動など多岐にわたって利用されている。地元民にとっては唐船峡のそうめんを流す水に湧水が使われたり、フラワーパークかごしまの花の水やりに使われていることで名高い。
火山の噴火で出来た極めて珍しい地形の池田湖は鳥類や魚介類、貝類、水草植物など、多くの動植物が住まうかけがえのない生息地。中でも体長2m、胴回り50cm、体重20kgを超すこともあるオオウナギは市の天然記念物に指定されている。
周囲には貸しボード屋や軽食店、古着屋、資料館兼ショッピングモールなどが立ち並ぶ。休日にはジェットスキーなどのアクティビティに臨む人もいる。バイカーも多い。妙に磯の匂いが強い日でなければ、紫芋のソフトクリームを片手に湖沿いを歩くのが乙。
1929年の調査では透明度26.8mが観測[2]されるなど世界屈指の透き通った湖だった。その後、産業の活発化による生活排水や工業排水の流入で透明度は5m前後まで低下し、983年には赤潮まで発生してしまうも、事態を重く見た市が池田湖ブルー計画を策定し、現在は10mほどに持ち直している。
公園が併設されており、ユニークな遊具が設置されているため子連れも多い。2022年には湖畔に「いけだ湖パクス」という、ダンケンコーヒーが入った施設が建設され、一気にオシャレになった。
昭和53年9月3日、湖面を猛スピードで進む巨大な黒い物体が多数の人々の前で目撃された。時代が未確認生物ブームだったこともあり新聞やテレビで大きく取り上げられ、その後も目撃情報が相次いだ。
この未知の生物はネス湖のネッシーにあやかり「イッシー」と名付けられ、今現在に至るまで池田湖のアイドル的な存在となり、多数の関連商品が制作され、資料館には手塚治虫や松本零士を始めとする多数のイラストが飾られるなど、日本のUMA界では割と高い存在感を誇る。
イッシ―の正体については大うなぎの見間違いだとか恐竜の生き残りなどと言われており、ハッキリとした映像は残っていないものの、イラストではフタバスズキリュウの首を短くし背中にラクダみたいなコブを付け、口を鋭くした感じで描かれることが多い。
池田湖に住まう竜王を殺し、その祟りを受けた農夫の親族が、竜王の怒りを鎮めるため作ったと言われるお社。
その昔、仔馬と別れ離れになった母馬が、湖面に映る自分の姿を仔馬だと思い込み、飛び降りて水死した。これを憐れんだ人々が作ったのが馬頭観音で、母馬の命日がある一月には毎年例祭が行われる。
清見城の城主だった池田信濃守が戦で死んだ人たちを想い彫ったとされる地蔵。食事もとらず掘り進めた結果、完成と同時に池田は餓死した。このため「餓死御前」という別名で呼ばれることも。
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最終更新:2025/12/16(火) 12:00
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