皆口裕子とは (ミナグチユウコとは) [単語記事]

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概要

皆口ボイスと言われる独特の甘い癒し系の声が特徴の声優。
20歳ぐらいから声優としての仕事も受けるようになり、当初はナレーション中心だった。だが、22歳のときに『YAWARA!』の猪熊柔役に抜擢され、一躍人気声優の仲間入りを果たす。そして、当時はいわゆる皆口ボイス一つだけで役を得ていた。また、当時は少女役が多かったが近年は『Kanon』の水瀬秋子や『CLANNAD』の伊吹公子など大人の女性役やナレーションの比率も多くなってきている。

少女役やツンデレ役、大人の女性役や敵役、時にはギャグ役などあらゆる役を演技でこなす多彩な声優でもある。

口癖は「そっか、そっか」で本人がパーソナリティをしているラジオ番組でもリスナーから指摘されたほど。

柔のほかはセーラーサターン、ファラ、ビーデルなど戦闘系のキャラも多くこなしてきている。

フジテレビの人気番組『ねるとん紅鯨団』のナレーションを担当し、こちらでも人気を博した。しかしオーディションに受かった理由が「一番下手だった」からだそうである。ちなみに、この理由で皆口を選んだのはテリー伊藤である。そもそも、皆口はもともと子役あがりの俳優であり、20から声優デビューするもナレーションやＣＭのアテレコ中心で、自分からやりたくないと泣きつくほどアニメの仕事から逃げていた。ところがYAWARA！の猪熊柔役だけはどうしてもやりたくなり、オーディションに参加し役をもらえたことでアニメの仕事も積極的に受けていくことになるが、そのとき原作者の浦沢直樹が猪熊柔の声としてイメージしていたのが、その『ねるとん紅鯨団』でナレーションをしている、普通の女子高生っぽい皆口だったそうである（まさかそれが、柔役をやりたがっていた皆口裕子本人とは気付いていなかったとか）。