I REALLY WANT TO HURT YOUとは (アイリアリーウォントトゥハートユーとは) [単語記事]

I REALLY WANT TO HURT YOUとは、音楽ゲーム『pop'n music』に収録された楽曲である。

概要

譜面難易度	NORMAL モード				BATTLE モード
ジャンル	ポップス
アーティスト	SUGI & REO
BPM	142
担当キャラ	リエ♥ちゃん
曲コメント	キュートでラヴリィな渋谷系ポップス。
	EASY（ボタン）	NORMAL	HYPER	EX	NORMAL	HYPER
	1 [3ボタン]	14	19	38	10	18

初代pop'n musicの1曲目の選曲画面に登場した曲で、ジャンル名は「ポップス」。今でもポップンを代表する曲の1つとして挙げられる曲である。家庭用版pop'n musicのTVCM ソングとしても使用された。

作曲はpop'n musicの名付け親でもあるREOこと南雲玲生、作詞・ボーカルはSUGIこと杉本清隆が担当。SUGIは高校時代の同級生であるREOの誘いを受けて本曲に携わったのがきっかけとなりコナミに入社。そのまま2人は初期ポップンを代表するユニットとなっていく。

甘い男性ボーカルで曲調はいわゆる「渋谷系」のポップスであり、特にイントロ部分はフリッパーズ・ギターの『バスルームで髪を切る100の方法』への強いリスペクト・オマージュが込められている。

「♪pe rfect 僕らは～完璧なのさ～」という歌詞が特徴的。ちなみに当時は「♪pe rfect 沖縄～」という空耳で公式サイトでもネタにされていた。なお、タイトルは歌詞とは特に関係なく、某洋楽のパロディと思われるが、直訳すると「私は本当にあなたを傷つけたい」と中々物騒な意味に。

担当キャラの「リエちゃん」は服飾系デザイン学校に通う18歳の女の子という設定で、初代の時点で「スギくんの大ファン」と語られていた。彼女の色違いがSanaをモデルにした「さなえちゃん」であり、「ボーナストラック / すれちがう二人」の担当キャラとして登場。その後もリエさなの2人はポップンシリーズの常連キャラクターとして何度も新衣装で登場することになる。

なお、初代の頃はアーティスト名が「SGI & REO」表記で、サントラのライナーノーツでも「SGI」と名乗っていたり、担当キャラクターのリエちゃんの紹介でも「SGIくんの大ファン」となっていたりしたのだが、2から「SUGI & REO」表記に変わり、スギくんとレオくんも「ネオアコ / (fly higher than) the stars」や「ラウンジ / Cherry & Raquel」の担当としてポップンキャラクター化した。何気にリエちゃんだけが実在のモデル無しである。

公式コメントによれば、元々は1997年末にリリースされた『うごけ！プリムーチョ』というキーホルダープライズマシーンに入っていた曲のアレンジと歌詞を直したものとのこと。同作の情報は今となっては少ないが、角度を変えると2つの画像が動いて見えるプリズムシールの3D プレートキーホルダーを作れる作成機であった模様。翌年には宮崎県限定でジャイアンツバージョンも登場していたようだ(参考)。

NORMAL

NORMAL 譜面は初代pop'nの他の1面の曲である「ファンタジー / monde des songe」や「J-テクノ / Quick Master」、「ラップ / YOUNG DREAM」に比べるとやや難易度が上回るが、それでもステージ1から登場するだけあって入門的な譜面である。中盤の連打地帯だけは気をつけよう。

HYPER

一方、pop'n music 3から追加されたHYPER 譜面は曲がアレンジされてやや複雑になり、特にサビ直前の最難関部分はここだけレベルに見合わない難しさである。手を止めずに直後でなんとかゲージを挽回しよう。なお、3で追加された一連の新規HYPER 譜面は当時の公式サイトのスタッフコメントによるとwacの仕業であるようだ。

EX

時を経て、PSP版pop'n music porta ble 2に収録された際には、容量の関係で音源統一される影響からHYPER 譜面がPSP オリジナルのものになり、さらに新たにEX 譜面も追加。そして、アーケードではHYPERは据え置きのままこの新規EX 譜面だけが20 fantasiaで輸入された。

だがこのEX 譜面が中々の曲者で、初出時は旧レベル29でありながらもしつこい左白連打、押しにくい交互押しや中盤の三角押しの2連打など難所が多く、明らかに詐称であった。そのためか次作Sunny Parkでレベルが50段階になった際、通常は+6補正が掛かるところで、このEX 譜面は+9されて新38(旧32相当)に昇格。ようやく妥当なレベルとなったのであった。

EASY

Sunny Parkではそれまで存在した5ボタン譜面が削除され、新たにEASY 譜面が導入。そして、この曲には3ボタン使用のEASY 譜面が追加され、レベルが最低の「1」に設定されている。…のだが、総ポップ君数が80しか無い割に配置自体はなかなか複雑であり、実質レベル3程はあると言われている。

余談だが、アーケード版では他にレベル1のEASY 譜面として「月光花」「全力バタンキュー」「BAROQUE HOEDOWN」「AC版ディズニーツムツムメドレー」等が登場したのだが、「月光花」以外は削除され、さらにその「月光花」も詐称…ということでレベル1に詐称曲しかいないという謎な状態になっている。新たに妥当なレベル1が追加されることを祈るばかりである。

ポップスREMIX

譜面難易度	NORMAL モード				BATTLE モード
ジャンル	ポップスREMIX
アーティスト	SUGI & REO
BPM	142
担当キャラ	リエ♥ちゃん → MZD
曲コメント	定番のポップスのニューボーカルver。これを弾きこなせれば君も完璧さ？
	EASY（ボタン）	NORMAL	HYPER	EX	NORMAL	HYPER
	-	30	-	-	28	-

pop'n music 4の隠し曲として登場したREMIX版。曲名は「I REALLY WANT TO HURT YOU～僕らは完璧さ」。初期は末尾に「Single edit」が付いたりつかなかったりしていた。

REMIXとは言いつつも、初出は3の頃に発売されたシングル CD用の再録アレンジであり、原曲のリマスター版にあたる。ボーカルベストにも収録。

4の頃は色違いのリエちゃんが担当していたが、5から他のREMIXに合わせてMZDに交替。ただし、その後もpop'n music 6やBest Hits!では一時的にリエちゃんに戻ったりもしていた。

譜面はSunny Park以降5ボタンが削除されたのでNORMAL 譜面しかないものの、原曲のHYPERよりもレベルが高い。中盤に露骨な局所殺し地帯があるが、曲は長めなのでそこから巻き返してゲージを貯めよう。

ポップスアンコール

譜面難易度	NORMAL モード				BATTLE モード
ジャンル	ポップスアンコール
アーティスト	Q-Mex
BPM	135
担当キャラ	ポッパーズ
曲コメント	カーテンコールにはまだ早いけど、pop'n ライブのエンディング曲が…
曲コメント	pop'n ライブのエンディングで使われたこの曲が登場だよ！pop'nは終わらないけどね。
	EASY（ボタン）	NORMAL	HYPER	EX	NORMAL	HYPER
	-	22	42	-	12	22

pop'n music 9のイベント「戦え！ギャンブラーZ」隠し曲として登場した、Q-Mex 編曲によるオーケストラバージョン。

初出は2002年 8月23日に行われたポップンライブの第2弾「pop'n music アーティスト大集合！2 夏だ！一番！ポップン祭り！」のエンディング。また、pop'n 9のエンディングテーマにもなっている。Q-Mexのアルバムにロングバージョンも収録。

インスト版になっており、NORMAL 譜面は基本的にメロディを演奏するだけだが、終盤の大階段に注意。一方、HYPER 譜面は最初と最後に同時押しに階段、乱打に縦連打と様々な要素が要求される発狂地帯がある。判定も辛めなので注意が必要。

担当キャラはミミとニャミのコンビである「ポッパーズ」。初代pop'nの衣装をベースにTシャツが黄色くなっている。

なお、初出時はバナーに「POPS ENCHOLE」という誤植があり、pop'n 10の「プレシャスアンコール / スウィーツ～instrumental」の「PRECIOUS ENCHORE」と共に「エンチョレ」等とネタにされていたのだが、12 いろはにてようやくどちらも「ENCORE」に修正された。家庭用pop'n 10では、初期プレス版では誤植がそのまま、ベスト版では修正済と微妙な違いがあるので見分ける手段に使えたりする。