Metallica(メタリカ)とは、1981年にアメリカのロサンゼルスで結成されたヘヴィメタルバンドである。
Anthrax・Megadeth・Slayerらと共に「スラッシュメタル四天王」と呼ばれる。1990年代の全米アルバム総売り上げ4位、アルバムの売り上げ数は1億枚を超えなど、ヘヴィメタル史でも指折りのビッグバンドである。
1stではMorterHeadなどのNWOBHMの影響下にあるスラッシュメタルであったが、2nd以降に叙情的、耽美的な美旋律を取り入れるようになる。これはクリフ・バートンが曲作りに関わった事によるものである。1986年の3rd「Master of Puppets」は全米29位全英41位を記録、人気を不動のものとする。Metallicaの中でも人気曲がひしめき、このアルバムが最高傑作と推す声も多い。
1991年の5th「Mettalica」(通称ブラックアルバム)ではヘヴィネスやグルーヴ重視し2000万枚以上売り上げる。またヘヴィメタルバンドとして初のグラミー賞を受賞するなど商業的にも大成功を収める。それ以降のアルバムも全て全米初登場1位を記録するなど、現在に至るまでその人気は衰えを知らない。
Vo/Gt ジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield) 1981年~
メタリカ結成時からの中心メンバーで、主にリズムギター担当。エクスプローラーがトレードマーク。超高速で刻まれるバッキングに関しては非常に定評があり、のちに多くのメタルバンドの手本となった数多くの優秀なリフを作り出したことから「リフマスター」とも呼ばれる。同じく「リフマスター」と呼ばれる故ダイムバッグ・ダレル氏は彼の右腕のテクニックを見て驚愕したほどである。歌に関しては野太い唸るようなボーカルが特徴。初期は吐き捨て系のハイトーンボーカルを目指していた。そのため地声はそこそこ高い。
Dr ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich) 1981年~
メタリカ結成時からの中心メンバー。曲作りの面においても多大な貢献をしている。MotörheadやDiamond Headの大ファンで、メタリカ結成以前は追っかけをやっていたほど。ドラムに関しては所謂走り癖がある。平気でパンツ一丁姿やジャージ姿でライブに出ることもあるy
Gt カーク・ハメット(Kirk Hammett) 1983年~
1983年まではExodusに所属していた。主にリードギターを担当。ジェイムズはリードやソロが苦手であるため、リードはほぼ完全に彼にまかされている。ブルースやカントリーなどを基調としたソロを演奏する。作曲面ではジェイムズやラーズほど力はないものの、「Fade To Black」のリードや「Enter Sandman」のリフは非常に評価されている。調子にムラがあるためライブ映像などではネタにされることもしばしば。
そんな彼であるが、スラッシュ界隈で一大ムーブメントを築きあげたギターサウンド「ベイエリア・クランチ」の生みの親であるとされる。
Ba ロバート・トゥルージロ(Robert Trujillo) 2003年~
本名Roberto Agustín Miguel Santiago Samuel Trujillo Veracruz。メディアによってはトルヒヨなどと書かれる場合もある。Suicidal Tendenciesから、2003年まではオジーオズボーンのバンドに所属。その後メタリカに加入。低く構えた5弦ベースからフィンガーピッキングとは思えないほどの強く太い音を出す。フェルナンデスのベースギターを使っている。ネットではそのラストネームをもじって鶴次郎と呼ばれることも多い。
Ba ロン・マクガヴニー(Ron McGovney) 1981~1982年
ジェイムズの幼馴染。デモテープ『No Life 'Til Leather』で彼のプレイを聴くことが出来る。当時メンバーだったムステインの悪行に耐えられなくなり脱退。Megadethのドキュメンタリー映像『狂気の旋律』で当時のことを振り返るロンを見ることが出来る。
Gt デイヴ・ムステイン(Dave Mustaine) 1982~1983年
現在はMegadethの中心メンバー。オーディションでは驚愕のプレイぶりに即加入を決めたとジェイムズは語っている。作曲面でも『Kill 'Em All』や『Ride the Lightning』にクレジットされている通り大きく貢献している。1983年に、目に余る素行不良が原因でクビ宣告を受ける。その時は親の死よりも辛かったと本人は語っている。別れの際にはジェイムズは涙を流したほど。それ以来犬猿の仲であるが、アクセル・ローズらによる仲裁もあって、ラーズとは今でも親交があるようだ。
Ba クリフ・バートン(Cliff Burton) 1982~1986年
伝説のベーシスト。バンドはクリフを加入させるためにわざわざ本拠地をロスからサンフランシスコに移すほど惚れこんでいた。アグレッシブなプレイからベースのジミヘンとも呼ばれる。メタリカの特徴である叙情的なサウンドを取り入れたのはクリフだと言われている。上下デニムデそろえ、ベルボトムジーンズは、空気の読めないヘドバンとともに彼のトレードマークであった。1986年にバスの交通事故により死去。享年24歳。
Ba ジェイソン・ニューステッド(Jason Newsted) 1986~2001年
クリフの後任として加入。加入の際大喜びした事がメンバーの反感を買い『...And Justice For All』ではジェイソンのベースではなく、ジェイムズのベースが採用されるという陰湿ないじめを受けた。その後和解。派手なヘッドバンギングや咆哮コーラスでファンからの評価も高かった。作曲面での不満からかサイドプロジェクトを立ち上げるものの、メタリカメンバーに認められず脱退。現在はVoivod(ジェイソニック名義)やオジーのバンドで活躍中。
掲示板
53 ななしのよっしん
2021/01/20(水) 23:24:34 ID: ytkQZtjcza
別に良い音楽作ってるならいじめだろうが何しようが気にしねーし
というかアレは前任メンバーが事故死したショックから立ち直れてない状況で新規採用した奴がはしゃぎまくって他メンバーに精神的なダメージ食らわせたのが原因だし
そもそも途中で正式にそいつに対して謝罪してるし
解雇じゃなくて自主的にイヤになって脱退しただけだし
ちなみにバンドメンバーは脱退した奴のライヴに激励の言葉をかけようとわざわざ出向いてる
ようはそいつ個人の問題
今は音楽やってねーみたいだし
54 ななしのよっしん
2022/05/26(木) 01:39:28 ID: EP7n5ZZL/c
ジェイソンは良いベーシストだけどね、コーラスも上手い
VOIVOD参加やオジーのバックで弾いたりもしてる
クリフや鶴次郎が個性強いから過小評価されてると思う
メンバーのソロを認めないとかそういう方面での衝突が決定打だったことに言及しないのは誠実じゃないと思う
55 ななしのよっしん
2022/10/22(土) 21:11:16 ID: w14sJ/CMAL
ジェイソンは元々自分がリーダーのバンドをやって人間たし、
クリフ死亡後の復帰作という重要な意義があった4thアルバムの
オープニング曲に自作曲が採用されるぐらいだから、
作曲の才能も並じゃないレベルであった。
結果的にメタリカやめて本来の自分の立ち位置に戻れてよかったんじゃないのかね。
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最終更新:2024/12/11(水) 02:00
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