MMRとは (エムエムアールとは) [単語記事]

MMRとは、

「『～だったんだよ！』Ω Ω Ω<『な、なんだってー！』」な漫画である。本項で記述。
「メタルマックスリターンズ」の略称。
とある科学の超電磁砲 Blu-rayおよびDVD第1巻、第5巻の初回予約特典として付属する『とある科学の超電磁砲超電磁DISC 1』および『とある科学の超電磁砲超電磁DISC 2』に収録されているおまけアニメの「MMR 〜もっとまるっと超電磁砲〜」の略称。
「淫夢ファミリー」とされる人物の1人。→ MMR部長

概要

正式名称は、『MMR マガジンミステリー調査班』。1990年代に講談社の『週刊少年マガジン』で不定期に連載された、石垣ゆうきによる日本の漫画作品である。木曜の怪談にて「MMR未確認飛行物体」のタイトルでドラマ化もされている。

超常現象を科学的（？）な観点から調査する、というのが趣旨の漫画であるが、多くの場合、主人公のキバヤシが怪しい科学者の珍説を真に受けたり、論理の飛躍した滅茶苦茶な仮説を提示し、超常現象の存在を肯定するに留まらず、「人類は滅亡する！」という結論を出してしまう事が多い。

劇中では西暦 1999年には人類が滅亡するという結論が何度も提示されたが、結果はご存知のとおりである。

毎回の展開があまりに定型化されているため、数々の作品においてネタにされているほか、2chにおいて使われるネタとしてもかなりの人気を誇る。特に有名なのが次のくだり。

「この○○こそ、○○の○○○○だったんだよ！！」

「な・・・・なんだってー！！」

現在、「MMR」はコミックパークのオンデマンド出版で全13巻が刊行されているほか、ニコニコ静画を含めた電子書籍でも全13巻が配信されている。

2003年と2008年には『週刊少年マガジン』で新作読切が掲載された。2003年版のみ、作画は城不二也が担当。2003年版にナワヤが登場したのを除いて、いずれもキャラクターが一新されている。

また、『GTO』のアニメにキバヤシが出演したことがある（関連動画参照）。

その後、2012年～2013年にかけて「プロジェクト・アマテラス」にて石垣ゆうきによる新作「MMR復活編」が連載された。その後、2014年に「新世紀黙示録MMR Resur rection」のタイトルで単行本が刊行された（全1巻）。「新世紀～」の単行本には2008年版も併せて収録されている。

前述のとおり、木曜の怪談において実写化されているが、内容は大幅にアレンジされている。
どちらかと言うと、『怪奇大作戦』や『ウルトラQ』のようなファンタジーチックな特撮ドラマとしての色合いが強いものとなっている。

まず、構成員がまったく異なるほか、漫画版がノストラダムスの大予言をモチーフにしたギャグルポルタージュ作品だったのが、実写では流行らない雑誌スーパーマガジンの超常現象企画として主人公・踝透（演：中山秀征）が派遣されたところから始まり、そこで起きた超常現象はUFOや地球侵略を企む悪の宇宙人グレイの仕業となり、終盤に近づくにつれて踝も真相に近づいてゆき、地球外生命体とMMRとの死闘が描かれるものとなっている。
最終回では人類に対し警告を送っていた正義の宇宙人バシャールとグレイの決着戦で幕を閉じる。
グレイの侵略活動は時に残酷なものも結構あり、アンハッピーエンドな結末も少なからずあった。

また、実写でキバヤシに相当する役柄の皇一行（演：細川茂樹）の「電磁波だ･･･」がキメ台詞のように扱われ、このセリフが出たときには漏れなく地球外生命体がらみの事件が起きている。

木曜の怪談シリーズの中では怪奇倶楽部に並んで人気が高かったためか、数少ないソフト化（VHS化）を放映当時に達成したタイトルであるほか、最終回後のバシャールの攻撃を逃れたグレイの復讐戦と踝の復活を描いた前後編のスペシャル版も放映されている。
このスペシャル版は実写版で唯一ノストラダムスの大予言を扱った内容で、MMRとグレイの本当の決着が描かれるが、こちらは放映当時から現在に至るまで未ソフト化。