クッパの国 クッパ城とは、任天堂から発売されたゲーム「スーパーマリオオデッセイ」に登場するステージである。
天空に浮かぶ、毎度おなじみのクッパの本拠地。扱い上は他のステージと同じく国となっている。
今作の傾向に合わせ溶岩こそないものの、クッパ城特有のトゲトゲした鉄輪の装飾、鐵(くろがね)で出来た柱や梁、鋼鉄の扉、火山地帯のような赤黒い空、溶岩の照り返しのような火の粉のエフェクトと独特の光源から醸し出される色合い、どれをとってもクッパ城である。純和風であることを除けば。
京都の老舗企業が和の国を悪の本拠地として選ぶというのはなかなか思い切ったことをしたものである。
ローカルコインは小判型で、設定上の主要産業は花札となっている。
上記のような装飾が施された純和風の城がセクションごとに分離され、電線で接続されている、箱庭よりマリオギャラクシーに近い構造のステージ。
通常の城ならば木や竹で出来ているべき部分が全て黒鉄でできており石垣も石ではなく石垣状の鉄の板を打ち付けてあるなどかなり鉄でできた部分が多く、魔王の城らしい重厚な外観となっている。BGMも64版のクッパステージらしきフレーズは聞こえはするものの和風要素が非常に強い。
最初こそただの城だが、進むにしたがってクッパの顔や亀甲の紋章などが描かれた金色の細工物の数が徐々に増加して豪華になっていく。本丸突入前には休憩できる場所があり、ここだけは芝生が生えクッパテイストがない純和風の佇まいとなっている。クレイジーキャップの店員はニュードンカーで違和感が凄まじい。
そして、ついに本丸に訪れるとそこには結婚式の装飾にあるような紅白の横断幕に飾り紐、水引や扇子などの縁起物で過剰なまでに装飾され、「寿 空覇」と文字が描かれた提灯や「寿」と描かれた黄金の大凧が踊り狂う異様な光景が広がっている。BGMも緊迫した雰囲気はそのままに祭囃子のようなパートが加わるというDJタコワサ将軍も真っ青なリミックスぶりを発揮する。日本文化になじみが薄い北米や欧州の人々にはどう映るのであろうか。
ちなみに、横断幕の白い部分をよ~く見るとクッパ柄のホログラム加工が施されている、芸が細かい。
初回に来た時はクッパのいる本丸に向かって進む一本道のコースだが、クリア後になるとコースの周辺部分の探索が可能になる。
純和風を貫きながらも金属やからくりを多用した建築様式、派手で豪華で落ち着きのない装飾、一般に暗く静かになりがちな和風ベースでありながら強烈に盛り上げてくるカオスなBGM、花火バクダンというそのまんまなネーミングの仕掛けなどを見て『がんばれゴエモン』シリーズを思い出す古参ゲーマーも多いとか。
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最終更新:2025/12/26(金) 08:00
最終更新:2025/12/26(金) 08:00
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