迅(仮面ライダーゼロワン)とは (ジンとは) [単語記事]

迅(仮面ライダーゼロワン)とは、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』の登場人物である。

概要、みーつけた

今作の敵組織「滅亡迅雷.net」の行動役。デイブレイクタウン内にあるアジトに司令塔の滅と同棲している。
作戦では、シンギュラリティに達したヒューマギアにゼツメライザーを巻き付けてハッキングを行い、完了するとゼツメライズキーを渡している。
滅が作戦を実行すると言うと｢何それ？どうやってやんの？｣と楽しげに聞いたり、ベローサマギアが戦闘しているのを飛び跳ねながら応援したりしている等、無邪気な性格。
一方、襲って来たトリロバイトマギアの腕をノールックで掴み、そのまま捕まえ銃殺する一連の行動を流れる様に行っており(なお、この間本人はずっと笑いっぱなしである)、生身での戦闘力の高さと残酷な一面を持つ。

滅からある時「息子」と呼ばれた事に戸惑い、香菜澤セイネとの契約を躊躇う等酷く動揺していた。その正体は滅の製造したヒューマギアであることが彼の口から明かされた。

15話で滅が倒されたことで怒りが爆発、不用意に近づいてしまったイズをケーブルで攻撃しさらなる脅威となったが、或人がアサルトウルフプログライズキーからアサルトグリップを取り外しシャイニングアサルトホッパーへと変身。さらなる圧倒的な威力を前にとうとう破壊された。

…はずだったのだが、何者かの手によって復活。耳は人間のものに構築されている(ただし耳にはいやアクセサリ状のデバイスがついている)。博士ボットを操り、或人に「人間からヒューマギアを開放する」と忽然と姿を消し、アークとの接続を終えた滅の前に現れる。

ゼロワンに一度倒されたことでヒューマギアのあるべき姿をラーニングし、完全に滅亡迅雷.netと敵対こそしないがあくまで「ヒューマギアの開放」のために独自に活動している。第30話ではZAIAの傘下となった飛電インテリジェンスからイズとゼロワンドライバーを奪取し、或人の元に送っている。とはいえそれもイズ自身の開放を目的としたものではあるが。

その後はZAIAを退職した刃唯阿と交渉し不破諌を拉致して亡のデータを回収させて亡を復活させたり、アズへ自身のシンギュラリティポイントのデータを渡したりするなど、滅亡迅雷.netに付き従う行動を見せている。しかし迅を復活させ、スラッシュライザー及び新たなプログライズキーを渡した存在についてはアークすらその情報を持っておらず、依然謎のままであった。

復活した迅の本来の目的は「アークの破壊」。

アークの存在はヒューマギアの開放の大きな障壁となっていたからかと思われるが、亡や雷の復活はアークを顕現させるために必要なことであったことが明らかになっている。滅を器として地上に出したのち破壊するつもりでいたのだが、顕現した仮面ライダーアークゼロの力は圧倒的で、唯阿との共闘でも手も足も出せずに敗北、重症を負った唯阿を連れて撤退せざるを得ない状況に。更にはアークドライバーゼロによってそのボティを操られてしまう事態となってしまった。

第41話では、迅を蘇らせたのはZAIAエンタープライズ本社幹部、与多垣ウィリアムソンであると判明する。(しかし、蘇らせたのは彼ではあるが、依然として出自は不明とされている。)第43話にて事態の収拾をつけるためアーク及び滅の破壊を命じられるも独自に滅の説得に当たるが、滅は頑なに説得に応じず、滅とアークワンとなった或人との対決が始まった。

雷や亡から滅の呼びかけに応じたヒューマギアが続いて現れだしたことを知った迅は、滅と或人との戦いに介入。アークワンのパーフェクトコンクルージョンから滅を庇い、滅に心の芽生えへの恐怖を悟り、その心を守るために庇ったことを告げ、消失する。