艦隊これくしょん-艦これ-における第十二駆逐隊とは、初期艦のひとり「叢雲」が大東亜戦争開戦時に所属していた駆逐隊である。サービス開始後8年目に二人目の「薄雲」が、11年目に「白雲」が登場した。
艦隊これくしょん~艦これ~では、駆逐隊別で見たときにサービス開始時に史実で所属していた艦が全艦揃っていた「第六駆逐隊」「第七駆逐隊」「第八駆逐隊」「第十一駆逐隊」「第十八駆逐隊」「第二十一駆逐隊」、同じく所属艦が1隻のみ欠けた状態だった「第二駆逐隊(開戦時の第4代)」、「第十駆逐隊(開戦前の4代。開戦時の6駆・7駆のうち各1名で構成)」、「第十九駆逐隊」、「第二十二駆逐隊」、「第三十駆逐隊」が揃っていた。
第十二駆逐隊同様、開戦時編成が1隻のみ実装の駆逐隊は「第十六駆逐隊」(開戦時で言えば雪風のみ)、「第二十四駆逐隊」(涼風のみ。但し編入艦の満潮は実装済み)という状況だった。
サービス開始後7年間で多くの追加艦が登場する中で、初期に全く所属艦がいなかった「第五駆逐隊」「第十駆逐隊(開戦後編成の第4代)」「第十七駆逐隊」、「第二駆逐隊(戦中編成の5代)」の編成が完結、また前述の19駆・2駆(開戦時)・22駆・30駆・旧10駆、16駆・24駆も開戦時編成が全艦揃った。
6年目が終わろうとしていた2020年3月現在、史実開戦時編成が全く増えなかったのは当記事の「第十二駆逐隊」と白露・時雨の「第二七駆逐隊」…という有様だった。
2020年4月1日、艦これ公式の開発元より、情報が公開された。(リンク先参照
)同文中には「吹雪型7番艦」とあるが、添付画像には"7th Fubuki Class DD USUGUMO"(デザイン上隠れている部分は編集者補足)とはっきり記されており、この「薄雲」は、『叢雲』が待ち望んでいた史実の最初の同僚の一人である。
薄雲が実装されても開戦時編成ではまだ「叢雲ぼっちの駆逐隊」の状態であったが、2023年8月に「白雲」が実装されたことで、ようやく開戦時の僚艦が一人増えたことになった。残す「東雲」が実装されれば白露型・マエストラーレ級・朝潮型・初春型に続く姉妹艦コンプリートが達成となるが、睦月型「夕月」はともかく陽炎型も「夏潮」を残すのみ、夕雲型も「大波・清波」を残すのみとなっており、姉妹艦コンプ5番目がどの艦級となるか…
1926年(大正15年)から建造の始まった「第40号駆逐艦」「第41号駆逐艦」「第42号駆逐艦」が1928年(昭和3年)に順次竣工、同年8月1日に各駆逐艦は一斉に改名され「東雲」(しののめ)「薄雲」「白雲」の呉鎮守府籍の駆逐艦3艦により第十二駆逐隊が編成された。同年12月1日、第二艦隊・第二水雷戦隊に編入される。
1929年(昭和5年)、「第39号駆逐艦」改め「叢雲」が就役し、12駆に編入。一方で同年12月、特型駆逐艦による駆逐隊を従来の4隻から軍縮条約の影響で3隻編成とすることとなり、12駆から「東雲」を新たに編成した第二十駆逐隊(初代。開戦時の二十駆とは異なる)に編入した。
なお、1933年(昭和8年)2月~11月の間、12駆と20駆の間で「東雲」と「薄雲」の編成を一時的に交換している。(この初代20駆の僚艦は元11駆の「吹雪」、元19駆の「磯波」)
1935年(昭和10年)、満州国の愛新覚羅溥儀皇帝が「比叡」を御召艦として来日することになり、12駆(当時は「東雲」を除く)各艦は供奉艦に指定された。同年、第四水雷戦隊(旗艦・那珂)指揮下に11駆(初雪・白雪)・12駆・7駆(潮・曙・朧)・8駆(天霧・夕霧)が三陸沖で演習中、台風により損傷を受けた(第四艦隊事件)。
1938年(昭和13年)末からの1年間、20駆(初代)が解散し4隻編成に復していた12駆は第二航空戦隊(龍驤・蒼龍)付となっている。
1940年5月、「川内」隷下12駆・20駆により第一艦隊に第三水雷戦隊を編成。三水戦は第二遣支艦隊隷下となり日中戦争・北部仏印進駐作戦に従事した。当該作戦中、「薄雲」は味方が敷設した機雷に接触し大破。「叢雲」らに曳航され本土に戻り修理を受けることとなり、12駆から除籍された。
1941年(昭和16年)12月の大東亜戦争勃発時、12駆の属す第三水雷戦隊は馬来部隊に属していた。先の修理で「薄雲」の欠けた12駆(「叢雲」「東雲」「白雲」)は呉から海南島に進出、陸軍揚陸艦「竜城丸」(「神州丸」)らに搭乗する陸軍第25軍を護衛しマレー半島に向かった。
マレー半島からボルネオ島攻略作戦に従事。その中で「東雲」は12月17日、第7号駆潜艇と任務を交代し、単独でルトンに向かい、そのまま消息を絶った。(周辺を飛行中のオランダ軍GVT-2所属飛行艇が投下した爆撃により沈没したもののとみられる)
1942年(昭和17年)1月、「東雲」は除籍され、同年3月に第十二駆逐隊は解散となり、「叢雲」は第十一駆逐隊に、「白雲」は第二十駆逐隊に、それぞれ編入された。(解散後の各艦については下記「所属艦」説を参照されたし)
「艦これ」サービス開始時点において開戦時編成で唯一の12駆の艦だった。吹雪型姉妹の5女。2015年4月10日改二実装。バレンタインmodeも2015年シーズンから実装されている。
吹雪型姉妹の1人だが、彼女だけ服装(と絵師)が違うのは「初期艦だから」説と「12駆だから」説の2種類があった・・・のだが、艦これサービス開始7年目を前に「初期艦だから」説のほうが有力視されるようになり、11年目にして「初期艦」説がより濃厚となった。
詳しくは → 叢雲(艦これ)
2020年4月1日、艦隊への合流を前に某コンビニエンスストアで研修中だった吹雪型姉妹の7女。同年6月にゲーム本体に実装。
艦娘としての薄雲は自身の所属を「北方艦隊所属」あるいは「第一水雷戦隊第九駆逐隊」(改装すると「キ504船団」「第一水雷戦隊第十八駆逐隊」)と名乗る。これは、開戦時点で12駆から除籍されていたことによるものと思われる。
史実では呉鎮守府予備艦のまま呉工廠および舞鶴工廠で修理を受け、第5艦隊付として戦線に復帰。その後第5艦隊第一水雷戦隊に編入した朝潮型・朝雲単艦の第九駆逐隊に編入、キスカ島撤退作戦に従事。霞・不知火と第十八駆逐隊を編成し引き続き北方海域での輸送任務に従事していたが1944年7月、オホーツク海で潜水艦によって戦没した。
詳しくは…→薄雲(艦これ)
『第十二駆逐隊、特型駆逐艦、白雲、抜錨致します。参りましょう。』
2023年8月9日未明作戦開始の「船団護衛!輸送航路防衛戦」E-4報酬艦として実装された。上記は出撃ボイス(改装前)だが、第三水雷戦隊所属及び第12駆逐隊所属を名乗る艦娘としては白雲が現状唯一である。姫様のような礼儀正しい子である。
開戦時の12駆としては同郷の叢雲に続いて2人目の実装艦で、解散時点では12駆の司令座乗艦であった。(開戦時、つまり最後の12駆司令がかつて白雲艦長だったことも影響があるかも?)
12駆解散後は狭霧を失っていた第20駆逐隊に転属し、南東方面艦隊の諸作戦に従事した。20駆で朝霧を失い、夕霧共々負傷した白雲は、20駆の解散に伴い修理を受け、復帰後上記の姉薄雲とともに第五艦隊第一水雷戦隊第九駆逐隊に編入した。1943年6月の対潜活動中1駆沼風と衝突し修理。9月末復帰するも1944年3月、愛冠岬沖北太平洋上で潜水艦の雷撃により戦没した。
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最終更新:2025/12/26(金) 18:00
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