ジェイガン(アリティア騎士団)とは (ジェイガンカッコアリティアキシダンカッコトジとは) [単語記事]

ジェイガン(アリティア騎士団)とは、ゲーム『ファイアーエムブレム』の暗黒竜と光の剣、紋章の謎に登場する架空のキャラクターである。

キャラクター説明

マルスの父であるコーネリアス王の時代からアリティア王国に仕えている。
数々の武功を立てたらしいが資料は残っていない。

暗黒戦争期（暗黒竜と光の剣）

暗黒戦争の緒戦において、コーネリアス王がグラの裏切りに遭い非業の死を遂げる。
その時に崩壊しつつあったアリティアの軍勢の中から王子であったマルスを連れ出す事に成功し、
東の果てにある島国、タリスへと数名の部下と共に落ち延びる。
老兵はそこで雌伏の刻を過ごす事となるのである。

アリティア騎士団がタリスに落ち延びて二年後、
荒くれの海賊達がタリス王宮を乗っ取ってしまう事件が発生した。
ジェイガンは逸るマルスにまだ（挙兵の）時ではないと諫言するが、
マルスのタリスの民を思う熱意に押されて覚悟を決めることとなる。

そして暗黒戦争を見事生き残り、アリティアへの凱旋を果たしたマルスの下にジェイガンの姿があった。
だが、さすがの老将も年齢には勝てずこの戦争を最後に武官としては身を引く事となる。

DS版　新・暗黒竜と光の剣

囮として犠牲になる第一候補。公式サイトのインタビューでも桜井氏は「ジェイガンを囮にしました」と発言しており、ジェイガンに悲しい伝説が一つ増えてしまった。ただし、高難易度ではそうも言ってられない。

英雄戦争期（紋章の謎）

ジェイガンは引退したモロドフに変わりマルスの相談役として戦場に残った。

グルニアの乱において残虐にして非道なラングのやり方に怒りを覚えたマルスを最初は抑えつつも、
最終的にはマケドニアを平定した結果、実力を持ってアカネイア帝国に反旗を翻すように献策している。
その際にラングに向けて放った激昴は戦場にいた頃を思い出させたという。

その後も各地を転戦しながら、英雄戦争を生き抜くこととなる。

彼の死後、兵権はカインが引き継いだ。

DS版　新・紋章の謎

マルスの相談役であると共に、兵権を持っているためマイユニットの上官でもある。主人公の祖父とは同期。
プロローグ1で最初の主人公の最初の相手を務めてくる他、進撃準備の「会話」でマイユニットに
「現在の状況」を説明してくれるためマイユニットと関わる機会がかなり多いキャラの一人。
会話でマルスが最善の可能性を話した場合、実行できない場合の次善策も話してくれる。

ファイアーエムブレムTCG（カードゲーム）

暗黒竜と光の剣を題材にした第五弾で参戦。
上級職らしい安定した気力（HPに相当）・攻撃・反撃性能に槍武器レベルAを持ち、機動力も申し分ない。
特殊能力は騎兵の共通特性である突進（隣接している敵を撃破した場合そこに再移動出来る）、それぞれ相手の攻撃と魔法のダメージを手札を捨てて減らすことが出来る【守】・【魔】。
出撃に他のTCGにありがちなコストが必要になることが少なく、上級職が強いシステムになっていたので攻撃用の能力を所持したキャラほどの爆発力こそ無いものの守備に優れる分単騎特攻してもやられにくく、安定した活躍が出来た。
もっとも、キャラ人気や機動力で飛行兵のペガサス・ドラゴンに押されていたため実際はアリティアデッキや騎兵デッキでお呼びがかかる程度で、攻撃面の派手さで他の騎兵に劣る分シングル価格もかなり安かった…。
専用武器は無いものの、追加パックでセットで運用すると恩恵が得られる同国の一般兵が出たため相対的には強化された。

モデル

後漢の初代皇帝である光武帝、劉秀に仕えた武将で
馬援（ばえん。三国志の馬超のご先祖様）という人物がいる。
彼もまた馬の扱いに長けており、その歳にそぐわぬ武勇から「矍鑠」（かくしゃく）という語源になっている。
しかしながら老兵と言えば三国志の黄忠の方が知名度が上のため、こちらの方がモデルに上がりやすい。