ロード(ファイアーエムブレム)とは、FEシリーズにおける主人公の代名詞である。
ここでは「ロード」で無いものも含め、ファイアーエムブレムの主人公と言える特殊ユニットについて取り扱う。
ロード=領主・君主(lord)。多くの作品において、主人公ユニットのクラスとなっている。
原則としてマップの制圧はロードのみ可能、倒れると即GAMEOVER…など「主人公」としての特徴を持っている。
敵の思考もロードを狙いに来ることが多い。
戦力としては、基本的に弱点のない万能型が多い。成長率は高めに設定されているが、万能故に飛びぬけた長所がなかったり、クラスチェンジがなかったり、あっても後半戦でようやく…と言った感じで軍のエースになりづらかった。しかし最初から馬に乗りある程度完成された戦力であるシグルド、斧での一撃の重さに長けたヘクトルなどもおり、最近ではエースとして活躍可能なロードも多い。
伝統的に、騎兵とアーマーに同時に特効を持つ専用武器を初期装備とし、ゲーム後半に高い性能を持つ伝説の専用武器を入手することが多い。ラスボスがこちらの攻撃を軽減・無効化してくる場合などは、主人公の持つ伝説の武器でそれを打ち破ることができる。
他ユニットと違って強制出撃なのがほとんど。手をかけて是非強くしておきたい。
前述の通り、ほとんどのシリーズで強制出撃となるユニット。ほとんどのプレーヤーが育てると思われる。
…が、やりこみ大好きエムブレマーの中にはあえて可能な限り使わずクリアする人も。
| 名前 | クラス | 専用武器 |
|---|---|---|
| マルス | ロード(剣) | レイピア メリクル ファルシオン |
アリティア王国王子であり、英雄アンリの子孫。
能力バランスは良いが、クラスチェンジが無いのでエースとはいかない。
ファルシオンは武器による直接攻撃を無効化し、アイテムとして使うとHPを全快する強力な効果があった。
メリクルレイピアもマルス専用になっており、LvUP時にステータスが+2されることがある。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| アルム | 戦士(剣) | ⇒ | 勇者(剣・弓) | おうけのつるぎ ファルシオン |
| セリカ | 神官(剣・黒魔法・白魔法) | ⇒ | プリンセス(剣・黒魔法・白魔法) | なし |
アルムは非ロード主人公で、強いて言えば傭兵系。
辺境の村の少年かと思いきや、実はリゲル帝国の皇子とやっぱり王道を征く男。成長率も良く、クラスチェンジで弓まで扱えるように。頼りになる強い主人公の先駆けだが、あんまり話題にならないのは外伝という作品故か。ファルシオンは名前こそ一緒だが、「暗黒竜」とは全く違う設定を持つ剣である。他の専用武器としておうけのつるぎがある。
セリカはシリーズ初の女性主人公で、魔法戦士系のユニットとしても希少な存在。
彼女も実はソフィア王国の王女と、やっぱり王道。ストーリーの進行に伴ってプリンセスにクラスチェンジする。エンジェルやライナロックといった強力な魔法を覚え、回復も可能で剣も装備できる。やや打たれ弱いのが欠点。なお、彼女をアルムの隣に配置すると、アルムが必ず必殺攻撃を繰り出せるようになる。通称「ラブアタック」。
| 名前 | クラス | 専用武器 |
|---|---|---|
| マルス | ロード(剣) | レイピア(1部のみ専用武器) ファルシオン |
ストーリー設定は「暗黒竜と光の剣」に同じ。
グラフィックは1部と2部で変わり、1部では少年、2部になるとやや大人びた青年になる。
クラスチェンジは不可、レベルアップ回数も1部で19回、2部では17回しかないため、ドーピングのお世話になることも多い。全パラメータの成長率をアップさせる「星のオーブ」が後半で入手できるため、そこまで鍛えるのを我慢するエムブレマーもいる。
専用武器のレイピアはアーマーナイト系・ソシアルナイト系の両方に特攻を持つ良武器。1部だとマルス専用だが、2部だと踊り子も使える。
もうひとつの専用武器、ファルシオンはドラゴン系に特効。ドラゴンを相手にした場合、攻撃力30が保証される。ただし重さが10もあり、マルスの素早さが13あれば「竜相手であれば」必ず二回攻撃できるが…鍛えていないマルスだと悲しいことに。ちなみに取らなくてもクリアは可能。
ファイアーエムブレムを入手すると無制限に宝箱を開けられるようになる。そのため宝箱回収に走らされることもしばしば。また、マルスのそばには輸送隊が常に付き添っているため、マルスに隣接すると輸送隊に預けたアイテムを取り出せる。雑用係かな?
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| シグルド | ロードナイト(剣★・槍B) | ティルフィング | ||
| セリス | ジュニアロード(剣★) | ⇒ | ロードナイト(剣★・槍B) | ティルフィング |
聖戦士バルドの血を引くシアルフィ家の公子シグルド、その息子セリスがロードとして登場。ストーリー上ではシグルドは「悲劇の主人公」として語られ、セリスは「大陸解放を目指す若き盟主」として語られる。
「追撃」(セリスは+「見切り」)のスキルを持つ。成長率も高く、バランスよく強くなる。指揮レベルはシグルドが2、セリスも2だがオイフェと会話することで3に上がる。セリスはゲーム中唯一「おりる」コマンドが使え、馬から降りて歩兵になれるユニット。
指揮官補正が常時かかるためか、上限値はほかの騎兵ユニットと比べて少し低い。しかし、シグルドは初期値、セリスは成長率が極めて高いため強力な戦力として運用可能。特にシグルドは圧倒的な強さを誇り、序章を単騎でクリアすることすらできる。
専用武器の神器「聖剣ティルフィング」は2人とも終盤まで手に入らないが、技・速さ・魔防に補正がかかる。装備中は「祈り」のスキルもつくので、ピンチになってもちょっと安心。入手時のイベントはシグルド・セリス共に感慨深いものがある。
今作で導入された恋愛システムにおいては、シグルドは一目惚れでディアドラと結ばれるので悩む余地がない。セリスはジュニアロード時代に進軍の歩調が合いやすいエーディンの娘・ラナ(ラナオウ)と恋人になることが多い。もちろん他キャラでも可能だが。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| リーフ | ロード(剣) | ⇒ | プリンス(剣) | 光の剣 (ブラギの剣) |
レンスター家の王子キュアンとシアルフィ公女エスリンの息子。帝国に滅ぼされたレンスター王国の王子。「聖戦の系譜」にも登場する。ヒロインはナンナ固定。
イベントによる強制クラスチェンジでプリンスになる。できればそれまでにLv20まで鍛えておきたい。またゲームシステム上、「主人公」として非常に重要な存在でもある。
まず全ユニット中唯一「疲労」パラメータが存在しないため、全ての章で参戦可能。
また、「離脱MAP」という、特定の場所までユニットを移動させることでマップから脱出するシナリオでは、リーフが脱出すると「シナリオクリア」となり、それまでに脱出できなかった味方は捕虜となってしまう。そのため主人公にしては珍しく殿を務めることになる。
戦力としては、成長率やクラスチェンジ補正がちょっと微妙。経験値計算のシステム上、ある程度鍛えやすくはあるが、漫然と育てているとかなり酷いパラメータに仕上がってしまうことも… 成長率を補正する「○○の書」を計画的に持たせて育てたい。また、支援効果を与えられる相手が非常に多い。味方戦力をより活かすためにも、気をつけて鍛えたいところ。
専用武器の「光の剣」は、登場時から所持している母の形見。アイテムとして使用するとHPを全回復、間接攻撃も可能と非常に強力。序盤から世話になることだろう。他に「ブラギの剣」も装備可能だが、聖戦士の血を引いているナンナやデルムッド、何故かフェルグスも装備できる。しかも、別になくてもクリア可能。
上記の成長率、CC補正、ゲーム中の発言等が災いして、「葉っぱ」呼ばわりされることも多々ある。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| ロイ | ロード(剣) | ⇒ | マスターロード(剣) | レイピア 封印の剣 |
リキアのフェレ候エリウッド(通称エリなんとか)の息子。オスティア公女リリーナがヒロインではあるが、別キャラとくっつけることも出来る。
成長はバランス型だがCC補正が良好。また専用武器である「封印の剣」は間接攻撃可能で防御・魔防に補正もかかる。封印の剣入手時にようやくクラスチェンジ可能なため、真価の発揮は終盤となる。
また、CC前後でグラフィックが変わらないこと、マスターロードのステータス上限が一律25と割と適当なこと、内部データを見るとクラスがソシアルナイト、パラディン、アーマーナイト、ジェネラル…のように下級→上級の順で並んでいるのに、何故かロードが一番最初、マスターロードが一番最後にあることなどの理由で、元々CCの予定は無かったが後半で急遽入れたのでは…とも噂される。
「大乱闘スマッシュブラザーズDX」には「封印の剣が発売される前から参戦」という驚きの登場を果たし、FEシリーズの売り上げと海外進出に貢献したと言われる。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| エリウッド | ロード(剣) | ⇒ | ロードナイト(剣・槍) | レイピア デュランダル |
| ヘクトル | ロード(斧) | ⇒ | グレートロード(斧・剣) | ヴォルフバイル アルマーズ |
| リン | ロード(剣) | ⇒ | ブレイドロード(剣・弓) | マーニ・カティ ソール・カティ |
本作は3人のロードが登場し、序章~10章まではキアラン公女リンディスが、11章~終章まではフェレ公子エリウッド、またはオスティア侯弟ヘクトルが玉座制圧等の役割を担う。
主人公でないロードはイベント入手の専用アイテム「天の刻印」で、主人公のロードは終盤に自分用の神将器を手に入れたときに強制的にCCする。使用武器が増えるが、エリウッドは騎馬系、ヘクトルはアーマー系、リンは剣士系になりそれぞれの特効を受けるようになってしまうので注意。
エリウッドは剣使い・バランス型歩兵である伝統的なロード。クラスチェンジで馬に乗れるようになるが、平均的な成長率が災いして「なんかイマイチ…」な仕上がりになることも。
何より、専用武器の「烈火の剣デュランダル」が重い。とにかく重い。エリウッドの体格が平均的(9)なのにデュランダルの重さは16。体格値はドーピングもしづらいので、せっかくの神将器も「デブ剣」呼ばわりである。さらに他二人のロードが強いため、エリなんとかなど雑な扱いを受けることも…
シリーズ初の斧使いロード、ヘクトルはエリウッドの親友。豪快な性格と戦闘スタイルで新しいロード像を打ち出したキャラでもある。魔法防御に不安を残すが、高い成長率とアーマー並の固さ、斧の重さを物ともせず繰り出す強力な2回攻撃と、最初から最後までエースとして頼れる男である。
彼が人気を博したためか、以降のシリーズにも彼のようなロードが多く見られるようになった。専用武器「天雷の斧アルマーズ」は重さ18でやっぱり重いが、ヘクトルの体格も15あるのであまり問題にならない。
「ロード」としては初の女性となるリンは凛々しい性格の剣士。耐久力の低さ・伸びづらさもあって「避けて当てる」戦いを徹底しないとあっさり死ぬ。斧使い相手なら華麗に屍の山を築くが。
専用武器「ソール・カティ」は神将器にも匹敵する剣だが、その出自は謎。ただし体格6の彼女には持て余す重さ(14)のため、弓を持たせたほうがいい仕事をすることも。
3人とも強制出撃が多いため、なるべく成長させておくと良い。また、ロード3人のレベル合計により章分岐する箇所が1つあるので、それの調整をしながらレベル上げをするのもいいだろう。
余談になるが、烈火の剣(国内版)のリンにはソール・カティ専用モーションが無い。が、実はモーション自体はデータ上に存在している。チートによって「デュランダル」を装備させると、専用モーションを見ることが出来るのだ(下記動画を参照。海外版では修正済み)。
また、プロトタイプ版のリンディスには別の「デュランダル専用モーション」があったらしい…という話、「封印の剣」に登場したエリウッドの武器レベルが槍>剣であること等から推測すると、開発段階ではデュランダルはリンの専用武器だったと思われる。
本来の使い手の『勇者』ローランも小柄だったらしいが、こんなデブ剣をどうやって使いこなしたのか、謎は深い。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| エイリーク | ロード(剣) | ⇒ | マスターロード(剣) | レイピア ジークリンデ |
| エフラム | ロード(槍) | ⇒ | マスターロード(槍) | レギンレイヴ ジークムント |
双子の兄妹であるルネス王国の王子エフラムと王女エイリークが登場。序盤はエイリーク(5章外伝のみエフラム)が主人公となるが、序盤終了時、エフラム・エイリークのどちらかを主人公として選び、選んだほうが拠点制圧能力を持つようになる。
中盤に「太陽の腕輪」と「月の腕輪」を入手し、その場でクラスチェンジするか後でクラスチェンジするか選べる。クラスチェンジの分岐は無く、両者とも騎兵になり移動力がアップする。
エイリークは女性ロードとしては前作のリンに続くが、ユニット性能は彼女とは異なりバランス重視の伝統的ロードである。
対するエフラムはヘクトル型のパワーファイター。ストーリー上は「一見無謀だが戦略眼のある男」で、実際の戦闘でも槍を手にヘクトルばりの無双も展開できる。
エイリークは成長率は並だが能力上限値の割り振りが良く、エフラムは成長率が高いが能力上限値の割り振りがややもったいない…という好対照となっている。
ちなみに専用武器の双聖器「炎槍ジークムント」「雷剣ジークリンデ」は、「ニーベルングの指環」に登場する双子の兄妹に由来する。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| アイク | レンジャー(剣) | ⇒ | ロード(剣) | リガルソード ラグネル |
今作の主人公アイクは王子ではなく、一介の傭兵団の団長(の息子)。ストーリーが進むと、正式に一軍を率いるに当たり、クリミア王女エリンシアから爵位を受けロードとなる。
性能も従来の「傭兵」のものに加え、伸び盛りの耐久力が売りの強力ユニット。レンジャーの時はかなり荒っぽい構えと剣技だが、ロードになると堂々とした剣技になる。
専用スキル「奥義:天空」は強力。専用武器の「神剣ラグネル」は間接攻撃が可能で、何より「使用回数無限」なためそれだけでも強い。使う機会は3MAPしかないが。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | CC | 最上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|---|---|
ミカヤ |
ライトマージ 光魔道士(光) |
⇒ |
ライトセイジ 光の賢者(光・杖) |
⇒ |
シャーマン 巫女(光・杖 奥義:暁光) |
セイニー |
エリンシア |
クィーン 女王(剣・杖 奥義:叫喚) |
アミーテ |
||||
アイク |
ブレイブ 勇者(剣) |
⇒ |
ヴァンガード 神将(剣・斧 奥義:天空) |
アロンダイト ラグネル |
この作品は4部構成。各部ごとに主人公が変わり、さらにこれまでの「ロード」の特性から全員大幅に外れている。シリーズでも異色の作品である。
第1部の主人公はデインの『銀の髪の乙女』『暁の巫女』ミカヤ。光魔法と、他人の傷を肩代わりする「癒しの手」の使い手。専用武器のセイニーは、史上初のナイト・アーマー系特効魔法として強力だが後半はちとつらい。華奢な外見に違わず耐久力は低く速さも伸びづらいが、高い魔力を活かした一撃は重い。第一部終了時と第四部終章開始時に強制クラスチェンジする。
第2部の主人公はクリミア女王エリンシア。ペガサスに乗って剣を振るい、杖も使用できる。さらに専用武器のアミーテは回数無限で2回攻撃が可能、能力のバランスも良好と、弱点に気を使って運用すれば非常に強力。敵にトドメを刺さない専用スキル「慈悲」は、うまく使えば他ユニットのレベル上げにも利用できる。
また、今作では「魔力の値分、ターン開始時にHPを回復する」という「治癒」スキルが存在する。これを魔力の高いエリンシアに覚えさせると…
第3部の主人公はグレイル傭兵団団長アイク。親父似のマッチョとなり、幸運・魔防こそ下がったが相変わらず高い性能を誇り、最上級職では武器レベルを剣・斧ともに最大レベルまで鍛えられる…という優遇を受けている。ただし、魔法の必殺を食らうと危ないので過信は禁物。第四部開始時に強制CC。
| 名前 | クラス | 専用武器 |
|---|---|---|
| マルス | ロード(剣) | レイピア ファルシオン |
設定は変わらず。
リメイクによって、ほとんどのユニットがクラスチェンジ可能となったが、今回もロードはクラスチェンジできない。「強いか?」と言われれば微妙。ただし、Lvの上限は30、能力上限は全て25と上がっている。成長率を補正してくれた「星のオーブ」からその効果が消えたので、今回は積極的に序盤から鍛えたいところ。
また、全てのユニットに支援効果があるのも地味に大きい。
余談だが、ファルシオンには封印の剣等のようなステータス補正が無いため、ノーマルならまだ良いのだがH3ともなるとマルスの素早さをカンストさせてもメディウス(速さ30)に追撃を食らってしまうため、ファルシオンでラスボスを倒すのはかなり勇気がいる。
| 名前 | クラス | 専用武器 |
|---|---|---|
| マルス | ロード(剣) | レイピア ファルシオン |
| クリス(マイユニット) | 任意 | なし |
設定は変わらず。前作同様クラスチェンジなし、Lvの上限は30、能力上限は全て25、全てのユニットに支援効果がある。
今回は星のオーブの欠片が「成長率補正」から、「持っている間だけ能力値が僅かに上昇」という効果になった。その結果、星のオーブがはめ込まれた封印の盾にも全能力+2の効果がつき、その水増しによって実質全能力上限27とかなり強くなっている。
今回のメディウスは、ハードの時点で守備が30以上という恐ろしい堅牢さを誇るため、前回とは逆にファルシオンを持つマルス以外ではまともなダメージが入らない。頑張って鍛えよう。
また今回の作品の目玉として、「光の英雄」マルスに対して「影の英雄」と称される「マイユニット」がいる(デフォルトの名前はクリス)。
これは、作中で自分の分身として性別、髪型や顔、初期クラス、いくつかのプロフィール(初期能力や成長率のボーナスになる)を設定し、マルス王子の側近として物語に参加できるというものである。
他のユニット同様兵種変更やCCもでき、どのクラスでも自軍最強になれる性能だが、自分の分身であるため倒れるとゲームオーバーである。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| クロム | ロード(剣) | ⇒ | マスターロード(剣・槍) | レイピア ノーブルレイピア 封剣ファルシオン 神剣ファルシオン |
| マルス?(ルキナ) | ロード(剣) | ⇒ | マスターロード(剣・槍) | レイピア ノーブルレイピア 裏剣ファルシオン |
| マルス(配信) | スターロード(剣) | レイピア ノーブルレイピア ファルシオン(全て) |
||
| ルフレ(マイユニット) | 戦術師(剣・魔法) | ⇒ | 神軍師(剣・魔法) | なし |
| マーク | (配偶者の下級) | なし |
今作の主人公であるクロムはイーリス聖王国の聖王・エメリナの弟。自ら自警団(事実上のイーリス軍)を率いる軍団長でもあり、アイクに近いタイプである。性能のほうも安定して高く使いやすい。
専用武器の「封剣ファルシオン」は鋼の剣程度の性能だが無限に使用できる。終盤のイベントで「神剣ファルシオン」に変化し、HP20回復効果と裏剣ファルシオンを超える攻撃力を得る。
もう一人のロードであるマルス(仮)は、仮面で顔を隠し古の英雄王であるマルスの名を騙る謎の男?で、なぜか世界に一つだけしかないはずのファルシオンを持っており、マルスの名に恥じない実力を持つ。その正体は未来のクロムの娘、イーリス聖王国の王女ルキナである。
こちらの「裏剣ファルシオン」は銀の剣並の高性能で、道具として使うとHPを20回復できるおまけ付きである。
今回の主人公の珍しい点としては、フリーマップで無限に育成できる関係で、他のユニット同様マスタープルフでクラスチェンジでき、チェンジプルフで他のクラスになることもできてしまう点である。
ロードと言うクラス自体も強く、スキルとしては援護攻撃が出やすい「デュアルアタック+」や周りのユニットを支援する「カリスマ」が手に入る。上級職はマスターロードで槍も使える歩兵系ロードであり、奥義「天空」、あらゆるスキル発動率が上がる「王の器」と、どちらも反則級の性能を誇る主人公補正スキルも習得可能。
「ロード」という職業自体は子供には引き継げないが、男なら「王の器」、女なら「天空」がクロム自身が覚えていなくても強制的に遺伝する。
なお、DLCやいつの間に通信で仲間にできるマルス・マルス王子・マルス王はスターロードという特殊クラスになっている。剣しか装備できないがロード専用のレイピア系やファルシオン系を全て装備可能。またどれも特殊なスキルを初期習得している。
今回も登場したマイユニット(デフォルトの名前はルフレ)は開始時に見た目、性格(ボイス)、能力の得意不得意を1つづつ自由に決めることができる。さらに、チェンジプルフで大半のクラスになることができるなど強力である。
専用クラスの戦術師は剣と魔法を使う複合クラスで、全能力満遍なく凄い勢いで伸びていく。スキルはダブルで経験値を多くもらえる「戦知識」、近くの味方を支援する「方陣」を覚える。上級職は烈火の剣の最高称号と同じ神軍師で、武器に魔力の半分または魔法に力の半分を上乗せする奥義「華炎」、近くの味方の全能力を一時的にアップする「七色の叫び」は超強力である。なお、戦術師及び大半の下級職になれるという特徴は自分の子供にも遺伝するため、必然的にマイユニットの子供はとてつもなく強くなる。
ストーリー上でも重要な位置を占めているようだが…残念ながら開始時は記憶喪失でわからない。当面は自分で思い出してほしい。
便宜上ここで紹介するが、子世代ユニットとして「自分の子供」であるマークが仲間になる。
本来の(母親依存の)子供とは別に登場し、マイユニット♂なら本来の子供とも兄弟関係も発生する。
自分と性別が逆のマイユニットの容姿で髪色と初期クラスは配偶者のものになる、ロードや踊り子などは引き継げず戦術師で登場するが、タグエルやマムクートは遺伝しその性質を引き継ぐ。
烈火の剣のマークとは逆に、明るくおしゃべりで行動がフリーダムなため、そこから繰り出される会話は愉快なものとなる。
性能的には、何せ自分の子供であるため、どう転んでも弱くはならない。間違いなく自軍最強ユニットである。
| 名前 | 下級 | CC | 上級 | 専用武器 |
|---|---|---|---|---|
| カムイ (マイユニット) |
ダークプリンス(剣・竜石) ダークプリンセス(剣・竜石) |
⇒ | 白の血族(剣・杖・竜石) | 夜刀神 |
| ⇒ | ダークブラッド(剣・魔法・竜石) |
今作はルートごとにタイトルが3分割、さらにFE史上初の「マイユニットが主人公」という新しい試みが行われている。
デフォルトネームは男女ともに「カムイ」で、容姿・性別を自分好みにクリエイト可能。さらにシナリオが進むと、自身の生まれた国である「白夜王国」について戦うか、育った国である「暗夜王国」を内部から変える戦いに挑むか、どちらの勢力にも与しない「第3の道」を選ぶか、いずれかをプレイヤーが選択することになる。
今回も能力の得意苦手が選べ、ロード以外のもう一つの素質も自由に選ぶことができる。
覚醒や新紋章のマイユニットのように無双できる性能ではないが、色々な役割を持つことができる。
また、主人公のみバディプルフの対象が『同性の支援Aとなった相手』となり、最終的には選択したルートの特殊職以外全ての職になれる事も。
ロードでありながらマムクートとしての能力を備えており、竜に変身して攻撃が出来る。
専用武器の夜刀神(やとのかみ)は最初は少し強い剣程度の能力だが、ストーリーが進むにつれて徐々に強力な武器となっていく。尚、使わなくても持っているだけでステータス上昇の効果がある。
もう一つの武器である竜石は魔法扱いの攻撃であり、技・速さが下がる上に追撃不可となるが、一発の威力と命中が高く守備と魔防が大幅に上昇するので、壁役や攻陣の追撃、削り役に適任である。
竜の血を色濃く継ぐという設定のためか、竜石を装備してなくても竜特効を受けてしまう。
スキルは経験値1.2倍の「高貴な血統」と、技×0.75%で自身の攻撃力の半分をダメージに上乗せする「竜穿」を覚える。ちなみに「竜穿」は、ロード職でのみ専用のアクションとなる。
上級職は白夜王国なら「白の血族」、暗夜王国なら「ダークブラッド」となり第三の道では両方から選べる。
白の血族はバランス良いステータスになり、杖による回復・補助が可能となる。
スキルは隣接する味方のダメージをその味方の幸運÷2%の確率で半減する「竜盾」と、スキル発動率が+10%される「白夜」と解りやすい性能。
ダークブラッドは魔力・速さ・魔防など、魔法関係の能力が伸び竜石や魔法が使いやすくなる。
もし『頭が良い』なら剣より魔法のほうが強いため、サンダーソードで戦うことも選択肢に入ってくる。
スキルは戦闘した敵の全能力を-4する封じスキル「竜呪」と、戦闘時に攻陣・防陣相手が持つ『戦闘時に発動するスキル』を拝借できる「暗夜」と、少し捻ってはいるが強力。
上級職はどちらも仲間と一緒に戦うことを意識したスキルになっており、白夜と暗夜が両方あるとシナジーを発揮するようにできている。
主人公以外では、主人公の子どものカンナが仲間になる。主人公との性別とは逆の性別となり、今作ではマイユニット♂の場合は唯一固定の息子がいる女性キャラのアクアの息子と、♀の場合は父親依存の子どもとは別に登場しきょうだいとなる。髪の色は主人公の伴侶の色となる。
初期職は男性なら「ダークプリンス」、女性なら「ダークプリンセス」固定で、登場外伝では竜として登場する。職資質は親のメイン職と主人公のサブ職資質を持つがアクアの場合は天馬武者となる。主人公とは違い一つのセーブデータで多くの職業にはなれない点には注意。
また、DLC「覚醒との邂逅」にて友軍全員生存でクリアすることで初回のみ、男性が『スターロード』になれる「英雄王の紋章」、女性が『マスターロード』になれる「聖痕の紋章」を一つずつ入手でき、主人公以外でもロード職になれる事となった。
それに加え、DLC「見えざる史実・前」では『神軍師』になれる「邪痕の紋章」を、DLC「神将の試練場」では『ヴァンガード』になれる「神将の紋章」をマップをクリアするたびに入手できる。男性にしかなれない点に注意。後者のDLCではヴァンガードのスキル「だけ」を習得できる道具、特に『天空』を習得できる道具も入手できる。男女共に使えるので、女性キャラに覚えさせたい場合には必須となる。
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最終更新:2025/12/07(日) 07:00
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