セリス(ファイアーエムブレム) 単語

9件

セリス

6.0千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

セリス(ファイアーエムブレム)とは、ゲームファイアーエムブレム 聖戦の系譜」の後半の主人公である。

CV:内田雄馬(ファイアーエムブレム ヒーローズ)

概要

フルネームセリスバルドス・シアルフィ戦士バルド直系かつ者ヘイム傍系と古の十二聖戦士のうち二人の流れをくむ者であり、聖剣ティルフィングの継承者。クラスジュニアロードロードナイト
年齢本編では明かされていないが、「ファイアーエムブレム大全」によればグラン758年生まれで、戦の第二部次点で19歳とのこと。

父親は前半の主人公シアルフィシグルド母親グランベル国王ディアドラ
ユリウス、異ユリアがいる。

父親譲りの母親に似た顔立ちを持つ。

聖戦の系譜の続編のトラキア776にも登場するが、そちらではイベントのみの出演となっている。

覚醒以降の海外版では名前Seliphとされている。読みセリフセリスも由来がよくわからないネーミングではあるが……。

出生

父親シグルドのアグストリア駐屯中に生まれるが、まだ赤ん坊のうちに母親ディアドラ行方不明になってしまう。その後、シグルドにかけられた嫌疑によりを捜す暇もなく北方シレジア亡命したに従う。

翌年、シグルドが嫌疑をらすためグランベルに攻め入るに当り、万が一を考えてセリスシグルド軍軍師のオイフェとシグルド軍に保護されていたイザーク国王子のシャナンに託されイザークに逃れる。

以上が、セリスが生まれてからの第一部の流れであり、ここまではセリスの姿はゲーム上に登場しない。
また、この時点ではセリス母親であるディアドラグランベル王女であることは知られておらず、したがってセリス王子であることも判明していなかった。

第2部の主人公

グランベルへ帰還したシグルドらがバーハラの悲劇に散って17年後、セリス亡命先のイザークの皇子を名乗り挙兵。

ここからイザーク、トラキア半島、ミレトス、グランベルと各地を転戦し、をとり最終的にグランベル帝国を打倒するまでが聖戦の系譜第2部の流れとなる。

ユニットとしての性能

初期は下級クラスで登場するため、若干ステータスは低めで、歩兵故に機動力もシグルドべると低い。だが、前述のバルド直系とヘイム傍系の血の為、成長率は非常に良好。

ステータスにはほとんどがないが、取り分け魔法防御の成長率が高いことが魅力で後半のスリープも怖がることなく進軍できるのが嬉しい。初期値はシグルドディアドラ次第で若干変動するが、全ステータスカンストを狙っているわけでもなければそこまで神経質にならなくてもいい。

最初からそれなりに強いが、攻撃面ではスカサハラクチェ兄妹べるとさすがに物足りなさを感じるかもしれない…。
また、レベルが低いうちはやっつけ負けによる討ち死にに注意(戦は再移動システムもあってよくやっつけ負けが起こる)。

クラスチェンジによって騎ユニットとなり移動力の不安もなくなる。また、クラスチェンジ後も「おりる」コマンドでいつでも歩兵ユニットに戻ることもできる。ロードナイトの上限は若干低いという欠点もあるが、その弱点もティルフィングというチート武器のおかげでかすむだろう。リングを使って補強をするのも手だが、そこまでしなくても十分に強いキャラなので他のキャラに回した方がバランス的にはいい。

恋愛に関しては父親とは違い自由に相手を選ぶことが出来、ほとんどの相手と終章で専用会話がある。
ただし、回復役として初期から登場するラナが近くにいると密度が勝手に上がってしまうことが多いので他のキャラ当てなら距離をとっておくこと。→ラナオウ
戦略的には近くで一緒に戦えるキャラ人な方がいいが、世代ほどカップリングは重要ではないので基本的にプレイヤーの好みで選んで構わないだろう。

指揮能力・スキル

シグルドえる3を持つ。オイフェに幼少時から仕込まれたのだろうか(シグルド2だが、シグルド軍は寄せ集めの多国籍軍であったことも理由の一つと思われるが)。

所有スキルは追撃と見切り。手さこそいが、事故死が少なく堅実な戦果が期待できる。
見切りを持つため、ティルフィングとあわせてラスボスユリウスとまともに戦える数少ないユニット補となる。
とはいえ、ロプトウスの効果で攻撃力が半減してしまうため、パワーリングを持ち限界まで攻撃力を上げていても攻撃力は60÷2=30。
5×2ずつしかダメージが通らない上ユリウスは毎ターン回復するため、効率の面ではユリアには圧倒的に及ばない。
ダンサー支援を活かしつつ地に削っていくことになるだろう。
ちなみに、セリスで倒すと専用台詞があったり、ユリアが敵の状態でも自然洗脳が解けたりといった専用のイベントがあるため一見の価値あり。

武器

父親から受け継ぐであろうはおそらく必殺が出せる50状態になっていることが予想されるため、非常に強力。
基本的にはこれ一本でいいが、魔力もあるので間接攻撃対策に魔法を持たせておくのもいいだろう。
クラスチェンジ後はも使えるようになるが、戦のは重く、で間に合っていることが多いので特に持たせる必要はない。

終盤で手に入る専用武器聖剣ティルフィング」は技・速さ+10、魔防+20に加え、HPが少ないときはスキル「祈り」が発動するというチートを持つ。
もともと母親譲りで高い魔法防御と合わせて魔法攻撃に対しては鉄壁となるだろう。
前半・後半ともに終盤で手にすることになるのでを稼ぐのは難しいが、世代のうちにを稼いでおけば終章で無双の活躍が出来ることだろう。

プレイを行う際はリングを持てるだけ継承させたいところだが、アイテムによってはわざと継承させずに第2部のドロップアイテム化する方が有効な場合も有るので色々頭を悩ませることになる。

他作品において

覚醒

いつの間に通信で出現するセリスクラスソードマスタースキルソードマスターで習得するスキル一式と「カリスマ」。イザーク仕様

DLC「王対王 決戦編」では「異界セリス」が登場。クリアすると異界セリスエリートの書をゲットできる。こちらも兵種はソードマスターで、スキルは「疾風雷」「回避+10」「カリスマ」。通常男性ユニットでは習得できない「疾風雷」を覚えているのがミソ
顔グラは聖戦の系譜のノベライズの挿絵を担当した鈴木華氏によるもので、イザーク仕様の流れなのか羽織のような和装っぽい出で立ちでこれまでのセリスイメージとは随分違ったものとなっている。

覚醒においてもティルフィングが登場するが、「セリスの神」というオリジナル武器マスランダムで拾える。必要な武器レベルはBだが、威力は以上の12に加え、速さ・魔防に+2のボーナスと強力な性付きのイメージだろうか?

ヒーローズ

2017年配信の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』にも登場。現在通常版と伝承英雄版が実装

光を継ぐ者

通常版。ピックアップ召喚「兄妹」にてユリアと共に実装。ちなみに聖戦の系譜キャラでは一番乗り。兵種は歩兵

HP・攻撃が抜きん出て高く、守備がそこそこある一方で、速さが低めなパワータイプ剣士。傾向としてはアルフォンスクロムに近い。なお、原作と異なり魔防は「ティルフィング」の補正込みでも相当低い。

ティルフィングの効果でHPが半分以下なら戦闘中守備+4に加え、HPを更に底上げする「HP+」とHPが半分以下で自分から攻撃時、敵が反撃可なら絶対追撃になる「差し違え」を持つため、豊富なHP物理耐久を生かし、相手の速さ無視した追撃で強引にねじせるという脳筋めいた戦法を得意とする。

ver.3.1.0でティルフィングに錬成が実装。錬成することで魔防アップくなる代わりに、HP半分以上で戦闘開始時、HPが2以上残っていれば致死攻撃を受けてもHP1で1回だけ耐える(=祈り)効果が付与され、特殊効果付与の錬成で味方と隣接時に攻撃・守備+5効果が追加される。武器仕様と本人のステータスから「復讐」と相性が良い。主人公復讐というのも少々アレな気はするが…

また、シグルドの「聖剣ティルフィング」へも錬成可になった。これにより、相手が魔法なら初撃ダメージを半減できるが、と異なり「連撃防御・魔」の印以外で2発以降を軽減する手段がないため、相性が良いかと言われると微妙

光の皇子

伝承英雄版。地の伝承英雄で、兵種は騎兵

新たな専用武器「至ティルフィング」は、HPが99%以下or攻撃された時、戦闘中敵の攻撃と守備を低下させ、自分が攻撃するたびにHP回復するという効果となっている。回復効果は終盤のイベントで手に入る「ライブ腕輪」を反映したのだろうか。

また「遠距離反撃」「守備の相互鼓舞」に加え、HPが半分以上で攻撃された時、自分は絶対追撃かつ連続攻撃になる専用スキル最後の聖戦」も持つのでカウンター戦法を非常に得意とする。原作ではティルフィングは射程1だが気にするな

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

スピリッツ(アドベンチャーモードなどでファイターに力を貸すキャラクター)として登場。

入手するお題はマルス+アイクとの乱闘勝利するという内容。またマルスピンチになると防御力がアップする。

スピリッツとしての性HOPE(いわゆるアンコモン級)のアタッカー攻撃の威力がアップする特殊力を備えている。サポータースロットは1と所詮HOPEクラス程度の性と言える。

ヘラクレスの栄光 明のヘラクレスと合わせて元の世界に帰すことでWii Fitトレーナーの「英雄ポーズ」のスピリッツ召還できる(スマブラSPの設定上、召喚ではなく召還)。

FETCG

NTT出版で発売されていたTCGでは、歩兵の制圧ユニット(敵の地に侵入すればその時点で勝利だが撤退すると自分のユニットが全て後退するデメリットあり)として登場。
他の制圧ユニット魔道士だったり騎士だったりと攻撃範囲や機動力に優れるユニットだったのにべて彼は機動力も打点も低く、おまけに下級職ということで非常に弱かった。
見切りスキルによる耐久力や高い武器レベルは魅力だったものの、当時打点・機動力・制圧力共に最強とされていた制圧ユニットトラバントも同じく見切りを所持していたのでメリットとしては今一歩。
制圧力を失ったプロモ版も登場したが、こちらは打点ソードファイター以下になっていたのでファンデッキでしか彼に出番が回ることはかった。

そんな不遇な扱いを受けていた彼に活躍の機会が回ってきたのは、3弾パックから。
念願のクラスチェンジ版とティルフィングがついにカード化されたのである。
クラスチェンジ条件としては相手に一太刀浴びせるかサプライズカードを使う必要があるため活躍させるには下準備が必要だが、その分クラスチェンジの恩恵は大きい。
まずに乗ったことで機動力が大幅にアップし、トラバント並の制圧力が得られる。
見切りのコストが減るのも嬉しく、効率的に身を守ることが出来るようになるのも見逃せない。
他にも反撃時の打点が上がったり三すくみ打点が上がったりといったメリットもあるが、やはり制圧ユニットとして欲しい力を手にすることが出来るようになったことが最大の売りと言えるだろう。
後に素でレックリングを装備している騎兵並の機動力を持つセリスなども出たが、打点が低くユニットとしては貧弱だったのでクラスチェンジの足がかりとして使われていた。 まとめると、『デッキ圧迫するので専用デッキを作る必要があるものの、秘められたポテンシャルは高いユニット』といったところ。
底的に切り詰めたガチデッキに対抗するのは難しいものの主人公ということでファンは多く、彼を使うために熱心にデッキを組む人も当時は少なくなかった。

ここで、子三世代で使うことが出来るティルフィングの性についても語っておく。
戦士武器共通の特徴としては『一撃で大剣に勝る打点叩き出せる』『サプライズカードによる防御を不可能とする(こちらからの強化も基本的に不可能だが)』『手札からデッキに戻すことでコストとして支払ったチップを一部回復
が挙げられるが、この武器ならではの特性として、『相手の反撃ダメージを大きく軽減する』というものがある。
これらの特性から信頼性が非常に高く、高いコストを払って使っても反撃で倒れるということが少なく戦士武器の中でものない武器であった。
打点で勝るミストルティンや持ちと相俟って凄まじい攻撃範囲を持つスワンチカにべればやかさには欠けるものの、使い手が3人ともそれなり以上の性を持っていたので腐りにくく、シアルフィデッキセリスデッキでは歓迎されていた。

雑記

関連動画

関連項目

この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/01/07(火) 12:00

ほめられた記事

最終更新:2025/01/07(火) 11:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP