戦士(ファイアーエムブレム) 単語

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戦士(ファイアーエムブレム)とは、パワーに定評がある元いらない子である。
便宜上、項目ができるまで山賊、海賊など他の斧歩兵系についてもここに記述する。

概要

斧を使って戦う「あらくれ」であり、力自慢のパワーファイター。
高いHPと力を持ち一撃必殺の威力を誇る反面、速さや守備に劣るクラスである。

ところが、このステータスの配分が大問題で、力があっても斧の命中率が低いせいで当たらず
速さが低いせいで2回攻撃ができないために攻撃力を生かせず、高いHPも守備がないせいで
攻撃により大きく削られ、速さがないせいで二回攻撃を食らった日にはかなり死にやすいと
殆どの作品において弱いクラスの代表と言ってもいい性能をしている。
無論、速さか守備のうち片方が高ければ力やHPが生かせるため
味方になるキャラは速さか守備のどちらかが高く設定されていれば強いユニットになる。
上級職はウォーリアで、さらに弓が使える。

山賊、海賊は戦士より技が低い分速さにやや優れており、海賊は水上、山賊は山岳に侵入することができる
高い地形効果を利用できる上、飛行ユニットと異なり弓で撃墜される心配もないのでちょっと便利。
技が低すぎるため敵としての登場時は「当たらなければ意味がない」といった状態になることが多いのだが、
味方になるものは不安定ながらかなりの破壊力を発揮する。
上級職はバーサーカー(又は狂戦士)で、斧しか使えないが水上も山岳も走破でき、必殺ボーナスもつく。

敵として登場した場合は、剣士や傭兵で迎え撃てば攻撃はまず当たらないため大した脅威ではないのだが
バーサーカーと対峙する際は確率が低くとも必殺を食らって死ぬ危険があるため怖くてしょうがない。
また、一部シリーズの山賊や海賊は村を襲撃し破壊する時があるので注意すること。
また、シリーズの伝統として、1章のボスは斧歩兵であることが多い。

強さの変遷

伝聞や観が入っているため、全体的に加筆

 暗竜と光の剣

かの有名なサジ、マジ、バーツが仲間になる。バーツは弱くないが…
また、海賊のダロスも仲間になるが、技成長率0%というツワモノである。

  • サジ:せんし(斧)
  • マジ:せんし
  • バーツ:せんし
  • ダロス:かいぞく(斧)

外伝

主人公アルムの初期クラスが「せんし」だが、この作品では剣使いであり扱いが異なる。
味方に斧使いはおらず、敵として盗賊・海賊が出てくる程度である。

紋章の謎

第一部ではサジ、マジ、バーツが仲間になり、バーツは結構強いがクラスチェンジできないため辛い。
加えて、第二部では味方に斧使いが誰も居ない村の住民がぎんの斧を売って金にしようと奨めるなど酷い扱いを受けている

  • サジ:せんし(斧)
  • マジ:せんし
  • バーツ:せんし

聖戦の系譜

ストーリー的にもユニットとしても扱いが悪い。
当時は体格の概念がなく武器の重さを抑制する術がなかったことから、軽く十分な威力を持つ剣の絶頂期であったのだが、剣に弱い斧は非常に重く、欠点を補って余りある破壊力も持ってはいなかったのである。
それでも再移動技能を持つアクスナイトやマスターナイトは斧を活用することが出来たのだが、
斧歩兵には再移動による実用性も、剣士の持つ華々しい攻撃スキルも全くなかったのであった。
せめて守備を大幅に強化してくれる神器スワンチカがプレイヤーにも使用可能だったら話は違ったのだが……

味方で唯一の戦士系であるヨハルヴァは、シリーズで初めてクラスチェンジを成し遂げるものの、
CCしたら斧よりも弓Bの武器レベルを生かしてキラーボウを持った方がいい。
余談だが、前半のジャムカは本来なら他の兄弟と共に斧戦士になるはずだったらしい。
(なんでも加賀の妄想が膨らむにつれてジャムカのキャラを気に入っちゃったとかどうとか)

  • ヨハルヴァ:アクスファイター(斧)→ウォーリア(斧・弓)

トラキア776

この作品を境にして斧の不遇が解消されてくる。

仲間としては専用武器もあり今作において強スキルとなっている怒り保持者のオーシンが最も使いやすい。
ハルヴァンも最初から仲間に加わる事もあって成長機会に恵まれているがオーシンよりはステが偏る。
ダグダは序盤登場の上級職の例に倣って成長率が終わってるが行動が☆1と心にくい味付け。
マーティは技・速さの初期値が0な上に成長率も低く、普通に育てたら攻撃が当たるとか言う以前の問題である。
が、HPや力、体格がバカみたいに伸びるのでリーフ強盗団育成に興味のある方は使ってみてはどうだろうか。

この作品から、上級職として剣と斧を使う歩兵が登場する。
今作ではアクスファイターと一部ソードファイターからCCするマーシナリー、封印以降では傭兵からCCする勇者が該当するが、このページではマーシナリーのみを戦士系として扱う。

  • オーシン:アクスファイター(斧)→マーシナリー(剣・斧)
  • ハルヴァン:アクスファイター→マーシナリー
  • ダグダ:ウォーリア(斧・弓)
  • マーティ:マウンテンシーフ(斧)→ウォーリア
  • マチュア:ソードファイター(剣)→マーシナリー
  • ラルフ:マーシナリー
  • ガルザス:マーシナリー

封印の剣

開拓者と山賊海賊がひしめく西方三島と言われる地方があり、そこでは山賊海賊はもちろん領主の正規兵や味方のレジスタンスに至るまで敵も味方も斧歩兵だらけで、味方の斧使いもほとんどがそこの出身である。

戦士系は暗黒竜と光の剣のオマージュのような感じでワードとロットが序盤で仲間になる。
斧自体の命中率が低いことと、ワードは足が遅すぎ、ロットはパワー不足でやや使いづらい。
本作のハードモードはシリーズ中でも難しい部類に入るため、破壊力のある斧がありがたい局面も少なくないのだが、一部上級職が斧も使える上、斧歩兵としても賊が強いため、終盤まで使うのはちょっと厳しい。
尚、上級加入するバアトルは烈火の剣で再登場する。

寧ろ特筆すべきは、の上級職としてバーサーカーが用意されたことで、斧しか使えない代わりに
山岳地形の高い地形効果を利用でき、「必殺率+30%」という反則性能もあってなかなか強かった。
味方としては弱点である技と速さが補強され、高い破壊力でバランスよく成長する海賊のギースと
技が低すぎて攻撃がサッパリ当たらないが、異常なHPと力、平均以上の速さと守備を持つため
圧倒的な火力と高い耐久力を持つFE史上唯一の味方になる「山賊」のゴンザレス、上級加入のガレットがいる。
このゴンザレス、北ルートと西ルートで強さが変化する(初期能力が一緒なのに北はLv5、西はLv10で登場)、
イケメンでないのに強い、ヒロインであるリリーナとの支援があるなど何かと特殊な点が多いキャラである。

  • ワード:戦士(斧)→ウォーリア(斧・弓)
  • ロット:戦士→ウォーリア
  • ゴンザレス:山賊(斧)→バーサーカー(斧)
  • ギース:海賊(斧)→バーサーカー
  • バアトル:ウォーリア
  • ガレット:バーサーカー

烈火の剣

旧来の戦士タイプであるドルカスと、速さが伸びやすいバアトル、弓も得意な上級加入のガイツがおり
まだ強いとは言えないが封印の剣の時よりは強くなった。
育てることで隠しユニットのカアラを獲得できるバアトル、顔がよく上級職にしては中々に成長するガイツはともかく、ドルカスは非常に性能が悪かった。 烈火の剣に登場するユニットでは最ものろまな部類に入るのである。
あまりの悪環境からアスキーアートなども作られ、半ばネタキャラとして愛されているという点では幸福と言えるだろう。敵としては「黒い牙」の首領であるブレンダンもウォーリアである。

賊の方は、ギ―スに似た成長率で安定している海賊のダーツと、クラスこそ狂戦士だが
砂漠の守護者という変わった経歴の上級加入、ホークアイがいる。
また、異常に強いNPCのファーガスは狂戦士、黒い牙のヤンおじさんは山賊である(非戦闘員)。
狂戦士(バーサーカー)の必殺補正は封印の剣の+30から+15へと引き下げられており、
CCに必要とされる覇者の証も隠しアイテムのように扱われているが、それでも確かな強さを持っている。
作中最強の斧歩兵は主人公の一人ヘクトルだと思われるが、どっちかというとアーマー系なので割愛。

  • ドルカス:戦士(斧)→ウォーリア(斧・弓)
  • バアトル:戦士→ウォーリア
  • ダーツ:海賊(斧)→狂戦士(斧)
  • ホークアイ:狂戦士
  • ガイツ:ウォーリア

聖魔の光石

戦士系はガルシア、その息子でかけだし戦士のロス、上級加入でバーサーカーのドズラがいる。
いままでの戦士系同様、技と速さが低いためやっぱり使いづらい。
本作での最強の斧であるガルムは速さを強化するため、速さの伸びる者が持てば非常に強いのだが……
ただし、聖魔の光石の仕様上育成や補強は可能なので、高速化もできなくはない。

  • ロス:かけだし戦士(斧)→戦士(斧)       →勇者(剣・斧)
                                 →ウォーリア(斧・弓)
                   →海賊(斧)       →ウォーリア
                                 →バーサーカー(斧)
                   →かけだし戦士2(斧)→かけだし戦士3(斧)
                                 →勇者
  • ガルシア:戦士
  • ドズラ:バーサーカー

蒼炎の軌跡

斧歩兵のなり手が非常に少なく、斧歩兵が強いのかその人物が強いのか微妙なところ。
素早さが補強され高威力の二回攻撃をぶちかませるが、守備が低いことから「豆腐」と言われるボーレと
一応必殺補正がある上級加入のバーサーカーのラルゴがいる。
ラルゴは参戦が遅すぎ、鍛えられてきたユニットの中に中々割り込めないのが欠点。
また、ボーレにはランスナイトのオスカー、弓使いのヨファという兄弟がおり、特定の条件を満たすことで弓によるトライアングルアタックを仕掛けることが出来た。
戦士のトライアングルアタック、それもばらばらの兵種でというのは当然シリーズ初である。
このトライアングルアタックを持つという点と、防御面の貧弱さ、パワーの高さからボーレは弓を使う方が強い、ということも多かった。

斧そのものは持ち前の破壊力の高さと、重さを抑える手段が体格から力の高さに変更されたことなどにより、
圧倒的な強さを誇っていた。
聖戦と同様に騎馬再移動が存在するため、アクスナイトのケビンやサブ武器に斧を選んだパラディン、ドラゴンマスターなどは最強の組み合わせで戦うことが出来た。

暁の女

(一部大味だが)クラス間のバランスが良いゲームであるため、強さは平均的。
防御はマシになったが代わりに魔防がダメになったため「麻婆豆腐」と言われるボーレと、
斧使いのくせに力がない反面、技と速さが高く、属性とスキルのお陰で回避が凄いノイスがいる。

また、今作のウォーリアは弓ではなく弩を装備することが出来る。
この武器はただの弓と違い隣接する相手に撃つことが可能で、
一見するとかなり高い威力を持っているが使い手の力がダメージに加算されないという特徴を持っている。
ウォーリアの高いパワーが活かせないという欠点はあるが、弩自体の威力は非常に高い所に
特効の仕様上「武器威力が3倍」になるため飛行系に対してとんでもないダメージを叩き出してくれる。

今回は賊が仲間にならずクラスとしての「バーサーカー」が削除されたため、
ラルゴは蒼炎の軌跡から唯一?再登場しないユニットとなってしまった。

新・暗竜と光の剣

斧が比較的強くなり、今作が受けゲーなことも相まってその馬鹿力はなかなか役に立つ。
また、バーサーカーは能力上限に優れているが、兵種変更時のボーナスが少ないためそこまで上げるのは大変。
今まで弱かったユニットの強さが補強されたため、サジ、マジも一応使えるようになり、
バーツに至ってははオグマ隊長並みに強くなった。復活したダロスは何故が守備が凄い。

また、「兵種変更」のシステムが登場したことで、いろんなキャラが戦士や海賊になれるようになった。
戦士や海賊で育てると力やHPを補強できるので、ハンター、傭兵、アーマーナイトと合わせて
Bタイプ(傭兵、戦士、海賊、アーマー、ハンター、ダークマージ)は能力値の調整がしやすくなっている。
海賊は水上を移動できるのだが、元々渡河を前提としたマップではないため海で隔てられたマップも多く
強いユニットを海賊に兵種変更し、海や川を渡って強襲したりということも可能である。

  • サジ:戦士(斧)→ウォーリアー(斧・弓)
  • マジ:戦士→ウォーリアー
  • バーツ:戦士→ウォーリアー
  • ダロス:海賊(斧)→バーサーカー(斧)
  • ユミル:ウォーリアー

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関連項目

  • ファイアーエムブレム
  • 豆腐
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