東亜プランとは、かつて存在したゲーム会社である。
90年代前半の格ゲーバブルに紛れて倒産していった会社のひとつ。
かつて存在した「オルカ」という会社のメンバーが設立した「クラックス」という会社が倒産した際、
当時の販売代理店であった「東亜企画」が開発者4人を引き取り、ゲーム開発を始めたのが東亜プランの始まりである。しかし、東亜プランもすでに倒産しているのでその後継会社であるCAVEは3回倒産しているともいえなくも無い。セサミジャパンを含めたら4回です…とか言わなくてもいいよね。
「ショットとボム」という現在の縦スクロールシューティングの基礎を作り上げた会社であり、その倒産を惜しむファンは今も多い。しかし、シューティングの高難度化による一般プレイヤーの減少を生み出したという意見もある。
つまりパターン性が強いSTGであり、学習による習熟が大きな攻略要素となっている。
不条理なようで何回もプレイするに従って上達し、最終的に安定したクリアが望めるのが魅力。
東亜プランのSTGは基本的に「東亜節」というノリで構成されている。作曲は東亜プランに在籍していたプログラマーの上村建也と弓削雅稔の二人が担当。東亜プランはプログラマーが作曲も兼任する現在では殆ど見られない稀有な体制だった。
ノリの特徴としては、
これらすべてが絡み合い、非常に濃厚コッテコテで漢らしい世界観を生み出している。
悪趣味とも言われるが、しかし一部の人には濃くウケるものがある。
この東亜節は後継会社であるCAVEにも受け継がれており、CAVEの代表作である「怒首領蜂」シリーズには東亜プランのオマージュが多数存在する。というか、怒首領蜂シリーズのザコ敵はほとんど東亜のアレンジだったりする。
90年代に入ると度重なるロケテ荒らしによるゲーム難易度の上昇、
「雷電」という直接的な対抗馬の誕生にともない、東亜プランは苦境に陥ることになった。
また「弾幕系」の萌芽とも言える「BATUGUN」によって一筋の光明が差したものの、結局東亜プランは1994年に倒産することとなる。その際版権が散り散りになってしまったらしく、元社員ですら版権元の確認が困難な状況に陥っている。このため当時の作品が移植される可能性は現在でもほぼゼロに等しい状況である。2017年に設立した株式会社TATSUJINが東亜プランの版権を所持している模様。
その後の同年5月に元社員達が株式会社タクミコーポレーションを創立、6月に高野健一らが株式会社ケイブを設立。その他のメンバーはバンプレストの子会社であるガゼルに移籍するが、後に瓦解した。
なお、元東亜プランの社員が移籍した会社は次の通り。
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最終更新:2024/04/28(日) 17:00
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