UNO(カード)

 

UNO(カード)とは、ストップ系のカードゲームである。プレイ人数は2～10人(!?)

曖昧さ回避→uno

概要

UNOは「アメリカンページワン」というトランプゲームをもとに、アメリカで開発されたカードゲーム。
開発、販売はマテル社、初期の日本版のみトミー販売だった。
日本では有名なカードゲームのひとつであり、近くのスーパーに、トランプの隣においてあるほどの知名度を誇る。

カード内容

赤青緑黄の4色のカードがあり、それぞれに0-9の数札と3種の記号札(英字札)がある。

• 数字札:最も枚数の多いカス札。1-9は各色2枚ずつ、0のみ各色1枚。
• ドロー2(ツー):「+2」「D」などと書かれたカード。次の人は山札からカードを2枚引かなくてはならず、カードを捨てることもできない。2枚ずつ。
• スキップ:「S」もしくは駐禁マークのような記号が書かれた札。次の人はカードを捨てることができない。2枚ずつ。
• リバース:「R」もしくは斜めの⇔が書かれた札。順番の回り方が逆周りになる｡サシのときのみスキップ同様もう一度俺のターン。2枚ずつ。

 また、4色のカードのほかに、以下の黒いカードがある。

• ワイルド:なんか丸いウィンドウズのマークもしくは「Wild」と書かれたカード。いかなる場合でも出すことができ、好きな色に変更できる。4枚。
• ワイルド・ドロー4:「+4」と「4色のカード」が書かれたカード。他に使えるカードがないときにのみ使える切り札。色指定+次の人に4枚引かせられる。
  略称は「WD4」「D4」「DF」「ドロー4」など。4枚。
  以上108枚のカードを使ってゲームをする。キャラクターモノなどだとこれ以外のカード(主にWILD系)
• が変わってたり増えてたりする。

基本的なルール

1. まずプレイヤーに7枚ずつの手札が配られ、残りのカードを山札(ドローパイル)とする。

山札を1枚めくり、そのカードを最初の台札(ディスカードパイル)とする。

台札と同じ色もしくは同じ数字(記号)のカード1枚を捨てられる。

出せるカードがない場合は山札からカードを1枚引き、手札に加える。ただしそれが出せるカードなら出してもよい。

手札が残り1枚になったら「ウノ!」と宣言しなければならない。「ページワン」のようないわゆる"義務"であり、宣言を忘れると山から2枚引かなくてはいけない。ただしワンピース版は「海賊王に俺はなる!」なので注意?

手札を出し切れば上がりとなり、得点勘定に入る。

詳細ルールはwikipediaでも参照されたし。

チャレンジ 

ドロー4を「ほかに出せるカードがあるのに出す」のは反則であるため、ドロー4をくらった人には「こいつ、反則してんじゃね?」と思えば「チャレンジ」を宣言する権利がある(もちろんそのまま4枚引いてもよい)。

チャレンジを宣言した場合、宣言された者は宣言した者だけに手札を見せる。

その中に「ドロー4以外に出せるカード」があれば反則なので成功、なければ無罪なので失敗となる。

成功した場合は、ドロー4を出した人の手札に戻し、替わりに本来出せる札を出した後、自分が4枚ドローする。
失敗の場合は、通常のドロー4の処置を行った後、慰謝料としてさらに2枚ドローする(合計6枚ドロー)。

得点計算

国際式と日本式の2種類がある。

数札	数字のまま
スキップ	20
ドロー2	20
リバース	20
ワイルド	50
W･D4	50

まず、負けたものは自分の手札から失点を計算する(失点は上の表のとおり)。
国際式の場合、敗者全員の失点を合計したものが勝者の得点となる。

日本式の場合、さらに敗者は自分の失点を引く(つまりゼロサムである)。

国際式の場合は誰かが目標点数(公式は500点)を突破した時点で、
日本式の場合はあらかじめ決めたラウンド数(公式は5R)やって1ゲーム終了となる。

例:日本式5R､5人打ち

＼	1	2	3	4	5	順位
きもんげ	-9	-141	+152	-89	-25	4th
		-150	+2	-87	-112
EX早苗	-11	+194	-50	-61	-46	2nd
		+183	+133	+72	+26
中国	+102	-15	-20	-100	-1	3rd
		+87	+67	-33	-34
れみりゃ	-49	-33	-8	+292	+172	優勝
		-82	-90	+202	+374
ルナチャ	-33	-5	-74	-42	-100	ビリ
		-38	-112	-154	-254

ローカルルール

UNOには数々のローカルルールがある。

• ドロー累積
  Dに対してDで隣に累積して渡せるルール。「ドロー戦」とも。
  D2とD4を混同してどう扱うかは決めによる。
• ドロー回避
  SやRでもドローを回避できる。ここまでくるともはやノイである。
• ドロー出し
  D2,WD4を食らった直後、回ってこないはずの手番がまわってくる。勿論、出せなければ更にもう1枚引くことになる。
• 芋掘り/デスマッチ
  8の如く、出せるカードがでるまで山から引くルール。切れてないと地獄。
• UNO 7-0
  ゲームロフト版のゲームソフトUNOより。7を切ると強制手札交換、0を切ると強制手札廻し。
• 同数まとめ出し
  同じ数字ならまとめて何枚でも切れる。記号も何枚も切れるかは決めによる。同色同数に限る場合もある。
• 連番まとめ出し
  同色3枚以上の連番ならまとめて出せる。ただし、端っこが一番上であること(1,2,3なら1か3)。
• 零(ｾﾞﾛ)トラッシュ
  0を切るとき、同色を何枚でも切ってよい。
• ドローフォー取り
  D4を食らったあと、そのD4を拾ってよい。
• x10
  得点計算のとき、「0」1枚につき失点の末尾に0を1つ書きくわえる。つまり、0を*10として計算する鬼畜ルール。ただし0であがると他人の失点をすべて10倍にできる。
• ジャンプ/割り込み
  同色同数なら順番を無視して割り込んでよい。
• 英字上がり禁止
  フィニッシュは数札のみ出せる。
• キラーパス
  自分の直前のプレイヤーと同じ色かつ同じ数字を出すと、そのプレイヤーに溜まった場札のカードを全て引き取らせることができる。同色の0でカウンター。
• ノックアウト/サバイバル
  日本式(減点のみ)で計算し、あらかじめ決めた点数を下回ったら脱落、最後まで生き残ったやつの勝ち。
• ビリ決戦
  点数制にせず、上がった者から順にゲームから抜けていき、残った者でそのままの手札でゲームを続行し、最後の1名が決定するまで続ける。
  こっちのルールをサバイバルというところもある。らしい。
• オープン
  0を出したプレイヤーの次のプレイヤーは、その時点での手札をすべて全員に見せてプレイする。引いてきたカードは見せなくていい。ただし、オープンを仕掛けられた相手が0を出してきたときは『オープン返し』となり、先に仕掛けたプレイヤーがカードを公開しなければならない。
• こおりUNO
  0が出ると、0を切った人に再びターンが回るまで、その色しか出せない。同数はおろか、ワイルドすら無理。
• ドボン
  場に出た数字カードと、自分の手札の数字カードの合計が一致したところで「ドボン！」とコールして即上がることが出来るルール。字札は入ってはいけない場合が多い。返しの有無と点数の処置は決めによる。
• 最初の場札で字札が出た場合の処置
  ･WD4は山の真ん中らへんに戻してめくりなおし、それ以外はスターターと親の間の人(仮)が出した扱い(公式)。
  ･数札でるまでめくりなおし。
  ･WD4だろうと続行。
  ･めくらない。W(仮)でスタートするようなもん
• チャレンジダウト
  1ラウンドに3まで、手札を一枚裏返して出すことができる。 そのカードは、直前のカードと同じ「色」であるとして扱われる。
  カードを出したプレイヤー以外のプレイヤーから「ダウト」宣言が出た場合、以下の手順に従わなければならない。 （複数人からダウト宣言が出た場合、最初にダウト宣言したプレイヤーとの交渉になる。）
  以下の三つの選択で交渉する
  ■RAIZE:賭けるカードの枚数を増やす(2～5枚)
  ■CALL:その枚数で承諾し、オープン。
  ■FOLD:オりて、かけた分だけ山札からカードを引く。
  オープンしたときにそのカードが、直前のカードと同じ”色”であった場合、ダウト宣言した側はかけた分だけカードを引かなければならない。
  もし、ダウト宣言した側が勝った場合 出したカードは手札に戻し、かけた分だけカードを引く。

シリーズモノ

• UNO ATTACK:山札を専用のマシンに組み込み、ボタンを押すことでカードがランダムな枚数排出される(1枚も出ないときもある)電池式の装置のセット。旧版と現行版があり、中身のカードセットと装置の威力が違う(旧版は特殊カードが多いがマシンのモーターが弱く、現行版は特殊カードがシンプルで威力強め)。なお「数字の0」が無い。また、ATTACK,SPIN,DICEにはWD4の反則やチャレンジが公式で無くなっている。
  ■HIT2:通常版のD2に相当し、想像どうりボタンを二回押す。セーフでもカードは切れない。
  ■トレードハンド:旧版のみ。手札を、好きな相手とそっくり入れ替える。各色1枚ずつの30点。
  ■ディスカードオール:同じ色のカードを好きなだけ纏めて捨てられる。一番上はDisAllになるので相手も続けてDisAllできるのに注意。旧版だと1枚ずつで30点。
  ■Wオールヒット:旧版でのWD4ポジ。2枚。全員に1回ずつ押させる強力(?)なカード、しかし全員セーフだと切った本人も押す羽目に。
  ■Wヒットファイア:旧版のWD4ポジ。2枚。「出るまで押せ」という単純明快で確実かつ地味な効果を持つ。
  ■Wアタックアタック:現行版のWD4ポジ。好きな相手にHIT2をけしかけられる遠隔攻撃。
• UNO SPIN:専用のルーレットが付属しており、スピンカードを切った次の人はルーレットの指示に従わなくてはいけない。ラッキーな出目もあるので注意。(各色の1～5一枚ずつがスピンアイコン付きになっており、これが出たら回す。)　こちらも旧版(通常サイズ)と現行版(ミニサイズ)があり、ルーレットの効果が違うので注意。
  ◆旧版
  ・UNOSPIN:真っ先にUNOSPINと叫んだらその人に手番が移るパーティーゲーにありがちなあれ。
  ・D.Red:赤もしくはワイルドが出るまで引く。運が悪いと…
  ・殆どUNO:2枚残して好きなカードを一気に捨てられる大当たり。
  ・トレードハンド:全員、手札を右隣にまわす。
  ・手札公開:文字どうりの効果。効能は1ターン。
  ・ナンバートラッシュ:同じ数字をまとめて捨てられる。が、同じ数字が手の内にダブる機会もそうそう無いのでせいぜい2枚しか切れない。
  ・対決:全員、手札の数札で1番でかいのを見せ、1番大きい数字を見せた人に手番が移る。もちろん記号は0。
  ・D.Blue:DRedの赤が青に変わっただけ。もちろん黒でもおｋ。
  ・カラートラッシュ:好きな色をまとめて切れる。ナンバートラッシュと違って普通に強い。
  ◇現行版
  ・UNOSPIN:旧版と効果は同じ。
  ・D.Green:黒で許してくれなくなり、緑をツモるまで地獄を見るように。
  ・T4Col.:各色1枚ずつ最大4枚を切れる。
  ・GiveW:左隣からワイルドを貰える。貰えた場合は更に左隣へ順繰りに催促できる。黒を持ってなかったらそれまで。
  ・T.136:1,3,6をまとめて捨てられる。
  ・カラートラッシュ:旧版と同じ。
  ・チェンジ:手持ちのカードを全て破棄し、同じ枚数ぶん山から引く。
  ・D.257:2,5,7のいずれかが出るまで引く。勿論ワイルドで許してはくれない。
  ・手札公開:効果が変わり、出した人が好きな相手1人の手札を覗ける。
• UNO DICE:現行では出回ってないレアモノのUNOで、25個のダイスの目にカードの模様が書かれている。運ゲー要素が強いが、常時全員の手が見えてるのでまた違った作戦が要求される。初期手ダイスは5個で最大4人。
• My First UNO:大判でデ●ズニーキャラが書かれた、枚数の少ない特殊なUNO(Wが四枚と各色の1～7とDが各一枚の36枚だけ)。対象年齢も3才に下がっている。こちらも初期手札が5枚で最大4人。
• UNO H₂0:透明のプラ製カードのUNO。WD4ニ枚の代わりに「Wildドボン1･2」があり、これを切ると全体攻撃となる(WD1は一枚ずつ、WD2は二枚ずつ全員が山から引く)。ポケット版もあるが、あちらは通常のカードセットと変わらない地雷なので注意。

このほか、ゲームソフト版がいくつか出回っている。

類似ゲーム

もとがトランプゲームだけあって、類似ゲームが数多く存在する。

• ソロ
  確かドイツのアミーゴ社より。ウノでは採用されてない一部のローカルルール(同色同数割り込み、ドロ2累積)が標準装備になっている。また、「任意の人と手札全交換」カードと、「ワイルド全員手札廻し」カードがある。
• タキ
  イスラエルより。「TAKI」カードは同色のカードをまとめて捨てられる。
• アサノ
  西ドイツより(?)。特にこれといった特徴はないらしい
• キングス･コート
   原産国不明。特殊カードの多さがウリで、中にはチート効果(WD5+SorR+ワンモアなど)を持ったものも。オリジナルが絶版になった今でも同人キングスコートが作られているとか。
• ウィス
  テイルズオブエターニア(ナムコ,PS)のミニゲーム。冒険忘れてハマったプレイヤー（通称「あがリッド」）続出。数字の概念が無く、3色しかないのが特徴。
• アンゴルモア99
  SuperLite1500シリーズ(サクセス,PS)屈指のバカゲー。文字通り世紀末だが根はちゃんとしたカードゲーム。

関連動画

関連商品

関連コミュニティ

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関連項目

• ページワン

蛇足

ちなみに10人でやると、こうなる↓

＼	1	2	3	4	5	順位
ムラサ	-82	-16	-48	-10	+347	３
		-96	-144	-154	+193
PAD長	-39	-42	-21	-25	-57	6
		-81	-102	-127	-184
魅魔	-113	-15	-38	-52	-22	8
		-128	-166	-217	-239
キモけーね	-36	-171	-28	-22	-17	7
		-207	-215	-237	-254
きめら丸	-60	-66	-12	-27	-35	9
		-126	-138	-165	-200
魔梨沙	-89	-8	+361	-26	-3	２
		-97	+264	+238	+235
VIVIT	+607	-25	-10	-6	-23	勝利
		+582	+572	+566	+543
えーりん	-58	+398	-104	-91	-10	４
		+340	+236	+145	+135
お⑨	-42	-41	-70	+282	-18	５
		-83	-153	+129	+111
大ちゃん	-88	-14	-30	-23	-162	ビリ
		-102	-132	-175	-337

もしこれが国際式500Pなら1R目でﾃｰﾚｯﾃｰしている。