アグリアス・オークスとは、ゲーム「ファイナルファンタジータクティクス」に登場する人物である。
概要
アグリアス・オークス |
アトカーシャ王家直属の近衛騎士団に所属する騎士。オヴェリア王女の護衛として元老院が修道院に派遣した。アリシア、ラヴィアンというナイトの部下がいる。
ストーリー的には序盤のシーンの直後の時間軸であるChapter2で主人公ラムザと絡むようになる。
オヴェリア王女が誘拐され、誘拐犯を追うべく協力していた北天騎士団の裏切りに遭うが、そこで北天騎士団を離反したラムザとディリータの手で助けられる。
救出したオヴェリアを護衛してラムザと別行動を取るが再びオヴェリアは誘拐されてしまい、敵に囲まれ窮地に陥っていた所を再びラムザ達に助けられたアグリアスは、その後は一貫してラムザと行動を共にするのであった。
台詞
- 「人の夢と書いて 儚(はかない)… 何か物悲しいわね…。」(ヘルプメッセージ)
- 「今さら疑うものか! 私はおまえを信じる!!」(ラムザが、アグリアスを裏切った北天騎士団を率いるベオルブ家の人間であると聞いた時)
- 「この身、貴公に預けると言ったはず。 本当にそれが貴公の望みなのか…?」(除名時)
キャラ人気の理由
FFTの中でもトップクラスの人気を誇り、2020年2月にNHKで放送された『全ファイナルファンタジー大投票』ではキャラクター部門で31位にランキング入りしている。
アグリアスがストーリーに登場するのはChapter2がメインで、漢気溢れる台詞が多いが他キャラとの絡みはあくまで騎士としての立場に準ずるものばかりである。
だがそれがいい、というプレイヤーも多いだろう。人の夢と書いて儚いという台詞や凛々たるもどこか可憐な容姿、そして後述の聖剣技等戦闘で頼れる勇姿を見せる。
また、ラムザが実の兄にすら敵意を向けられ、数多くの裏切りを味わってきた中での「私はお前を信じる!!」のセリフに心打たれたプレイヤーも多かっただろう。
「姉さん」「姐さん」「アグ様」等の親しみを込めた呼称が関連動画では飛び交う。
戦闘
固定ジョブは「ホーリーナイト」。聖剣技の固有特技を有する。加入時~中盤では固定ジョブの珍しさもあり使われることが多い。
しかしゲーム後半、彼女の能力を凌駕した全剣技を所有するオルランドゥの加入で、プレイヤーの多くは彼女をスタメンに残すかどうか苦悩されたと思う。また、足が遅いのもリストラを考えてしまう理由の一つである(Moveが3しかない)。まあそこは装備で補完できるし、これまで育ててきた過程を考えればメンバーから外すという選択肢はそうは浮かばないはず(一人旅等の縛りプレイをしてなければ)。
だが結論を出すならば、アグリアスの漢気に惚れたなら最後まで主力メンバーに置くのが真のアグリアスフリークであろう。
獅子戦争では
PSPでのリメイク「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」では、ムービーイベントが追加されておりアグリアスも例外でなく、ラムザやオヴェリアとの会話や想いが追加されている。
ムスタディオが彼女の誕生日にティンカーリップ(口紅だが、アクセサリーとして装備できる)を贈るというイベントも追加されている。親友に冗談で殺されかけた男の想いを尊重するか排除するかはあなた次第。
他作品でのアグリアス
ベイグラントストーリー
アクセサリーとして登場するティンカーリップは「十二宮物語に登場する女騎士アグリアスがつけていたとされるもの」という説明文があり、この作品での設定が前述のPSP版(獅子戦争)に逆輸入されたといえる。
半熟英雄
「半熟英雄 対 3D」「半熟英雄4 ~7人の半熟英雄~」で、将軍としてゲスト出演している。趣味は、はなうらない。
LORD of VERMILION シリーズ
「LORD of VERMILION Ⅲ」にてラムザと共に参戦。沢城みゆきが声を担当している。
敵タワーに近づくと防御力が上がる超覚醒能力と、本編でもおなじみの不動無明剣が使える。
超覚醒能力に関しては「Re:3」より、移動速度低下の代わりに防御力が大幅に上昇するものに変更されている。
カードテキストによると、身長は168cmと中々の高身長。体重については「失礼だと思わないの?」とのことで詳細不明。本編終了後はイヴァリースを離れ、鴎国ゼラモニア州に流れ着いていたようである。
10年後の自分を「愛する夫と子供の生活」と夢見ているものの、ゼラモニア州の独立運動において流れる血を見かねて再び剣を取る事を決めた。
畏国王がこの独立運動に介入しようとしている事や、ラムザがディリータとも戦う覚悟を見せている事。
状況が五十年戦争開戦に酷似している事等から、再び大きな争いに飲み込まれる事を予感させている。
PC版である「LORD of VERMILION ARENA」でもラムザと共に参戦。
こちらでは「人の夢と書いて 儚(はかない)… 何か物悲しいわね…。」「騎士たるもの、使命半ばにして背を向けるわけにいかぬのだ…!」「本当にそれが貴公の望みなのか…?」といった原作でも印象的だった台詞を聞くことができる。
シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール
こちらでもラムザと共に参戦(発売後にオルランドゥもDLCとして追加されている)。橙のクリスタルを集めることで仲間にできる。
能力値はちからとたいりょくに優れる一方、全70キャラ中ワースト2位というすばやさの低さが特徴的。
アビリティは全体的に守備的なものを覚えるため、音楽ゲームが苦手な人でも彼女をパーティに入れておくことで曲のクリア率を高めることができるだろう。また、彼女の代表的な技のひとつ「無双稲妻突き」も固有アビリティとして覚える。そして、低いすばやさをカバーできる増強アビリティ「風のラプソディ」を全レベル覚える数少ないキャラでもあるため、コレカクリスタリウムによるすばやさの底上げと合わせることでフィールドを快走するアグリアスを生み出すことも可能。
ファイナルファンタジー レコードキーパー
またしてもラムザとペアでの参戦(後にアルマ、ムスタディオ、ディリータも追加)。
物理攻撃、ナイト、魔法剣、そして白魔法のアビリティが使用可能で、アタッカーとしてだけでなくサポーター役もこなせる。
必殺技として不動無明剣のほか、カエサルプレートを装備することで乱命割殺打が、ディフェンダーを装備することで無双稲妻突きが使用可能。
ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス
ラムザ、アルマ、ムスタディオ、ディリータ、ガフガリオンと共に参戦。
攻撃・防御・回復・補助と様々な役割を高い水準でこなせるオールラウンダーな性能で、特に「不動無明剣」のストップ付与効果は参戦時点では唯一無二のものとなっている。
また、トラストマスター報酬として入手できるセイブザクイーンも、高い攻撃力にオートプロテス効果と、こちらも強力。
ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア
こちらはラムザが先行して参戦していたが、間を置いて彼女も参戦。
「LORD of VERMILION」シリーズから引き続いて沢城みゆきが声を担当している。
ファイナルファンタジーXIV
「リターン・トゥ・イヴァリース」というストーリーの第3弾「楽欲の僧院オーボンヌ」にて、中ボスとして登場する。聖石の力で異形化しており、天使のような翼を生やした姿でプレイヤーたちの前に立ちはだかる。戦闘中、原作で聖剣技を使用する際のセリフをはじめとし、「人の夢は儚く脆い……されど夢を語らずして叶うわけもなし!」と原作の名言を踏襲したセリフを発する。
実話を元にしたとされるディリータの英雄譚「ゾディアックブレイブストーリー」では男装の麗人として登場し、女性人気があるらしい。
アグリアスのお絵カキコ
ニコニコ動画でのアグリアス
関連静画
関連項目
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- アルガス・サダルファス
- ウィーグラフ・フォルズ
- ガフ・ガフガリオン
- ディリータ・ハイラル
- バルバネス・ベオルブ
- メスドラーマ・エルムドア
- シドルファス・オルランドゥ
- ラムザ・ベオルブ
- ヴォルマルフ・ティンジェル
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