アリエイル・オーグとは、バンプレスト作品のオリジナルキャラクターである。
私に残された時、命・・・ 燃やしましょう、多くの記事が息づく大百科のために
「リアルロボットレジメント(以下、「RRR」と表記)」及び「第2次スーパーロボット大戦OG」にて登場。
CVは小林由美子。(両作品共に)
新人類「イデアラント」の実用試験体としてドゥバン・オーグと共に生み出された、人造人間。
試験体番号は01。(先に誕生したドゥバンは00)
成人女性型だが、ドゥバンの次に完成しているため、実質的にはドゥバンの妹とも言えるかもしれない。
ちなみにRRRでは「美女」と、第2次OGでは「美少女」と紹介されている。
アリエイルとドゥバンが実用化となったのは他のイデアラントの個体と違い3年という長時間の肉体維持が可能とされたためだが、ドゥバンは寿命が3年しかない宿命を受け入れられず、イデアラントが作られた本来の目的である「理想種として全人類の支配層に立つ」事で自らが最も優良な種である事を証明するべく、単独で様々に行動を起こす。そんな彼に対して、仲間達と協力しながらドゥバンを止めるために戦う・・・
というのが両作品共に共通している、アリエイルの大体の立ち位置である。
推定20歳前後くらいの、褐色肌の美人といった感じだが、感情を表に出しているドゥバンとは異なり感情の調整が成されているためドゥバンとは対照的に感情をあまり表に出さず、口数も少ない。また他のバンプレスト作品の女性キャラと比較すると露出も控えめ。でもそこにおっぱいがあるなら、いいんじゃね?
しかし、仲間達(プリベンターor鋼龍戦隊)と共に行動しているうちに、次第に人間らしい感情や命の在り方に目覚めていく。同じくドゥバンの事は「抹殺する」のではなく「救う」事を目的にしていくようになる。
左右に輪があるような特徴的な髪型にも定評があり、こちらもよく話題に登る。
以下に、登場作品ごとの概要を記述。
リアルロボットレジメント
ドゥバン共々、記念すべきデビュー作品。同作の主人公としての登場。
生まれながらにして3年しか生きられない自らの運命を呪ったドゥバンが上述の経緯から行動を起こし、月面のイデアラント研究施設を破壊した際に、オヅヌがアリエイルに対して発した最期の命令「ドゥバンの追跡・抹殺」を成し遂げるべく行動。
その後ドゥバンに返り討ちにされるも、追い詰められたところをプリベンターに救助され、ドゥバンを追跡するためにプリベンターの仲間達と行動を共にするようになる。
その後、様々な組織の裏で暗躍を続けるドゥバンとはやがて月面にて決戦を繰り広げるも、追い詰められたドゥバンは上空からビーム砲を最大出力で発射しスーパーロボット軍団を消し飛ばそうとする。しかしアリエイルの捨て身の攻撃で両者は爆発の中へ消えていく。
これによって両者は消滅したかに思われたが、アリエイルのフリッケライ・ガイストに搭載された空間転移装置が機能したことによって、ギアナ高地へ転移を果たし、ストーリーはそこで閉幕している。
第2次スーパーロボット大戦OG
こちらでも上述の流れで出演。ドゥバンと一緒にまさかの参戦を果たしたほか、何気にドゥバンと一緒でプロローグステージから出番が用意されている。
大統領直属の特殊部隊ガイアセイバーズに所属し、同部隊の戦力の1つ「ベータ・セイバー」として戦っていたが、ファウ・ケルンの中に秘められた危険性に気づき、ガイアセイバーズを離反すると鋼龍戦隊に合流。ドゥバンを止める為、そしてプロジェクト・イデアランツを利用しようとするガイアセイバーズを倒す為に戦いを挑む。
ドゥバンと同じく、生まれながらにして3年しか生きられない運命を背負っている事に苦悩していたが、鋼龍戦隊との触れ合いを通じて命の在り方に気づくと、限られた命を有効に使うため、そしてドゥバンを救うために行動するようになる。
乗機の「フリッケライ・ガイスト」は後述するとおりコンセプトや武器の性能(射程距離など)などがアルトアイゼンと似ており、ストーリー後半からはアルトアイゼンとの合体攻撃も使用可能となる。フリッケライが一応、専用機となってはいるがゲーム中では他の機体にも乗せ換えが可能。もっともフリッケライをアリエイル以外の誰かに乗せ換える事はできないので、あまり意味は無いかもしれないが。
尚、エースボーナスは「クリティカル発生率+10%、援護攻撃の最終ダメージ+10%」という、キョウスケとエクセレンエースボーナスを組み合わせたような内容となっている。再攻撃を習得させればこちらにもエースボーナスが乗るので、PPやスキルの空きに余裕があれば一考の価値はあるだろうか。
何より、場合によっては戦闘アニメをONにすれば揺れる。何がとは言わないが。
全ての決着が着いた後エピローグにて、ガイアセイバーズ脱走時に脱出の手引きをしてくれたエリック・ワン博士が「3年の寿命を延ばせるかもしれない」という希望を示唆している。
他の作品と違い、原作(RRR)の再現部分が少ない事からも、次回作に期待しているファンも少なくない。
フリッケライ・ガイスト
アリエイルの搭乗機。
名前のフリッケライ・ガイスト(Flickerei Geist)とはドイツ語で「継ぎ接ぎだらけの亡霊(幽霊)」の意。
ネーミングといい武装の内容といい、ラピエサージュやアルトアイゼンとは共通項が多い。
プロジェクト・イデアランツで開発された機動兵器だが、ドゥバンのアレス・ガイストとは異なり元々未完成(上半身のみしかない)にすぎなかった機体を急ごしらえで作り上げた機体。
また第2次OGの場合はコレに加え、ゲシュペンストMk-Ⅲ(アルトアイゼン)の予備パーツやフリッケライと同じく「継ぎ接ぎ」の名を冠するラピエサージュのパーツも用いて他の四肢を補い急造した機体となっている。本作におけるフリッケライの右腕は先の「OG2」でソウルゲインに大破させられたアルトアイゼンの右腕そのものだったりする(シャドウミラーに回収され、巡り巡ってガイアセイバーズへ回ってきたらしい)。
マシンキャノンやリボルビング・ステークに加え、両肩にはクレイモアに相当する「フォース・レイ」も装備されているが、こちらは固有武器としての使用はできない。ただしU.U.N.やE.D.N.の演出の一環として登場はする。
高出力のジェネレーターたる「ファウ・ケルン」を備えているが、元々フリッケライ自体が失敗作とされているため性能が完全に発揮されることは無い。なお、第2次OGではこのファウ・ケルンにイェッツトまで使われている事が明かされる(これはアレス・ガイストも同様)。
ゲーム中ではこのファウ・ケルンのお陰かEN回復機能も持ってはいるが、初期武装は全て弾数制なのでU.U.N.と合体技が解禁されるまでは実質死にスキル。逆に言えば、最強武器や合体攻撃解禁後はそちらだけにENを回せると割り切ってもいい。またはENを消費する換装武器を持たせるのもいいだろうか。
機動力がそこそこ高く、さらには高めの装甲に加えアリエイルが援護防御やガードを習得済みなのでなかなかに硬い。もっとも作中で「失敗作」と評されているだけに装甲以外の性能(照準値やHPなど)は初期のままだとそれほど高くないため、無改造で戦わせるのは少々心許ないが。
同じ武装コンセプトを持つアルトアイゼンとは色々と相性が良く、後半ステージからは前述の通り合体攻撃も解禁される。ゲーム中でもエクセレン姉さんにアルトと比較して妹として扱われているほか、プレイヤーの間でもアルトと合わせ「バンカー兄妹」とも呼ばれたりするなど、何かと可愛がられたり重宝されている。
ネオ・チャクラムシューターを取り合ったのは大体この兄妹だろう。あなたはどちらに持たせましたか?
機体の動力部にはエネルギー制御を応用して用いる空間転移機能も備わっているが、機体が未完成のため不完全な機能しか発揮できない。(第2次OGについては、この機能の詳細は不明)
第2次OGでは本機をフル改造すると、「全ての固定武器の弾数が+2」という特典を得る。
アルトと一緒で敵陣へ斬り込む運用をするならば、フリッケライのフル改造を一考してはどうだろう。
(ただし「固定武器」のみが対象なので換装武器に関しては対象外となるのだが。)
未完成品とされた「RRR」と、失敗作とされた「第2次OG」、どちらがマシなのかは推して知るしかない。
スペック
全長 | 23.0m(RRR) 22.1m(第2次OG) |
重量 | 69.3t(第2次OG) |
搭乗人員 | 1人 |
移動タイプ | 陸 |
動力 | ファウ・ケルン |
開発者 | エンジ・オヅヌ |
所属 | プリベンター(RRR) ガイアセイバーズ→鋼龍戦隊(第2次OG) |
パイロット | アリエイル・オーグ |
武装・必殺技
基本的にはアルトアイゼンと同様のものだが、「ヒートホーン」と「クレイモア」に相当する武装が無いのが違い。
(戦闘演出だけなら、クレイモアの代わりにはフォース・レイが出てくるのだが)
- スプリットミサイル
専用の多弾頭ミサイルを発射。全体攻撃。
後述の「3連マシンキャノン」「リボルビング・ステーク」共々、アルトアイゼンからのおさがり、もとい継承武器。 - 3連マシンキャノン
元はアルトアイゼンの左腕に備わっていた専用のマシンキャノン。射撃を行う。 - リボルビング・ステーク
アルトアイゼンの代名詞でもある右腕のパイルバンカー。弾丸を用いて敵へ杭を撃ち込む。 - マグナム・ステーク
マシンキャノンで牽制を行いながら接近、敵をステークで刺し貫いた後連続で攻撃を叩き込む。
第2次OGでは戦闘の最後に薬莢を排出する演出が特徴的。 - U.U.N.
ゲーム中盤から使用可能になる、フリッケライ・ガイストの必殺技。
正式名称は「Uncanny Ultimatum Nails(アンキャニー・アルティメイタム・ネイルズ)」。
マシンキャノンやリボルビング・ステーク、スプリットミサイルによる連続攻撃を仕掛け、最後にファウ・ケルンを解放したのち両肩のビーム砲「フォース・レイ」を一斉発射してトドメを刺す波状攻撃。
「フォース・レイ」は上述の通り、第2次OGでは個別武器としては登場していない。
フリッケライと同じ「継ぎ接ぎ」の意味を持つ機体「ラピエサージュ」にも同名の攻撃が存在したほか、全ての武装を一斉に叩き込むと言う面ではアルトアイゼンの「切り札」を彷彿させる。 - E.D.N.
上記のU.U.N.よりも後から解禁される、アルトアイゼン・リーゼと繰り出す連携攻撃。
正式名称は「Eternally Darning Nails(エターナリィ・ダーニング・ネイルズ)」。
両機の「リボルビング・ステーク(バンカー)」で敵を刺し貫いた後、最後にアヴァランチ・クレイモアとフォース・レイの一斉射撃で敵を蜂の巣にする。
アルトアイゼンをエクセレンとの合体攻撃にも参加させたいなら、アルトアイゼンのENフル改造は必須。
余談
- 前述の通りキョウスケのアルトアイゼンとの合体攻撃がお披露目となったが、今作ではアルトアイゼンの本来の相棒であるヴァイスリッターとの合体攻撃(ランページ・ゴースト)よりも燃費が良く威力も高い、という厚遇ぶりを受けている。さらにはアルトからするとフリッケライの方がヴァイスよりもツインを組みやすく(移動タイプや武器の射程ががっちり噛み合い、その上アリエイルが「加速」を使用可能)、全体的に相性が良い。
さらには技名の「E.D.N.」を「E(エクセレン)D(旦那を)N(寝取られる)」などと当てられるケースもあったりという有様。全国のエクセレン(ヴァイスリッター)ファンは泣いていい。
もっとも恋愛補正や合体攻撃を連続使用したい、などの兼ね合いから「お前達が俺の翼だ」状態で3人を出撃させているプレイヤーも多いかもしれないが。 - ゲーム中での台詞が中の人の熱演もあり、何かとプレイヤーの耳に残る。
具体的にはRRRでの回避行動(クイックエスケープ)時の台詞「いけないっ!」などがあり、連続で回避行動を行うと「いけないっ!いけないっ!いけないっ!」という有様となる為・・・
また、第2次OGでの戦闘台詞なども一部の戦闘ボイスが妙に可愛い発音に聞こえてしまうのでニコニコのコメント欄でも平仮名表記にされたり☆を盛り込まれたりと、コメントまで可愛くデフォルメされる傾向にある。
(具体例:「リボルビング・ステーク!ファイア!」 →「りぼるびんぐ☆すてーく!ふぁいあ!(ふぁいあっ!)」) - また小林由美子氏は同作で、リョウト・ヒカワ役でも出演している。少年役と少女役を巧みに演じ分ける演技力は見事なもので、ツインや援護攻撃などで一緒に戦闘させ聞き比べるのも楽しい。
これを反映したのか、アリエイルとリョウトの間にはそれそれを援護する際の専用台詞があったり、シナリオ分岐の際も2回とも、両者は同じチームに分かれる(こちらは偶然かもしれないが)。 - 「スーパーロボット大戦D」から登場したメリオルエッセ・グラキエースとは「余命が長くない人造人間」「第2次OGへ同時期に参戦決定」「ミステリアスな雰囲気を湛えたロングヘアーの美女」「『俺の嫁』を公言するファンが後を絶たない」など共通項が何かと多い。
- 「U.U.N」に使われているフォース・レイだが、その名前と誘導式の赤いレーザーを連射すると言う演出から、タイトー製作のSTG「レイフォース」が元ネタであると言う噂がある。兄弟機であるアレス・ガイストの必殺技である「C.U.N」で使われているレーザーの「ストーム・レイ」も、同じレイシリーズに「レイストーム」と言うSTGが存在する事からも信憑性は決して低くないと思われる。「クライシス・レイ」はまだですか?
完全無欠の動画・・・ そのようなものは存在し得ないのです
私達に託された本当の関連項目、それは・・・!
- リアルロボットレジメント
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- ドゥバン・オーグ
- キョウスケ・ナンブ
- アルトアイゼン(兄貴分)
- エクセレン・ブロウニング
- イーグレット・イング
- グラキエース
- 褐色肌
- スーパーロボット大戦の関連記事一覧
- 妹の一覧
- 浮気 / NTR
- 1
- 0pt