サザキ・ススムとは、ガンダムビルドファイターズに登場するキャラクターである。
概要
セイのファイト成績を貶したり(万年一回戦敗け)ウイングガンダムの営業妨害(という名のギャン販売促進)をする嫌なヤツだが、地区ではトップクラスの実力でユウキ会長やゴリラなど高校生からも一目置かれている様子。
セイをファイターとして軽んじる一方で高いガンプラ製作技術をとても評価しているが、かと言ってサザキの製作技術が低いかと言われるとそうでもなく
- HGUCギャンはかなり古い(可動が厳しいので現代化改修している可能性大)
- ゲルググ用ビームライフルの搭載 (臀部スカートアーマーにホルダーを増設)
- 改造シールド(有線ブーメラン化&回転ミサイルフルバースト)
- 頭部にギャンクリーガー(ギレンの野望で登場した発展機)のようなモールド(彫り込み)
と、外見からは判り難いがしっかり改造されており、作品理解やビルダーとしての腕も持ち合わせている事が伺えるバランスの取れたガンプラファイターなのだ。
そのぶん高飛車でイヤミでファイトが荒っぽいと人格面がアレなのだが、レイジ乱入で思わず「そのガンプラは僕の物なのにィィィィ!!」と泣き叫んじゃったりギャンに愛着あるみたいだったり、しかしビルドストライクには未練あるようでハンカチ噛み締めたり、ハンカチ噛みながらホバー移動(ツィマッドステップ)したり・・・色々な意味で子供っぽい性格。
そんな憎めないリアクションのせいか視聴者からは好意的に見られておりツィマッド社員からも有望視されている。
また目元のよく似た妹がおり、ギャンっぽい帽子を身に着けているなど兄と同じくギャン好きの模様。
劇中の活躍
1話ではイオリ・セイの操るウィングガンダムとバトル。
森林というフィールドを利用した奇襲、バード形態で離脱しての仕切り直しを読んだ有線シールドの投擲など、セイの反射神経の無さもあいまって常に先手を取り続け、ダウンを奪ったところを胸部に刺突してトドメを刺した。
相手の行動をしっかり先読みした戦闘技術をアピールしつつ、ガンプラらしい独自改造をアピールするなど、視聴者にこの作品の醍醐味を印象づける大役を見事成功させる。そしてウィングガンダムを爆発オチ要員として印象づけてしまった罪深いシーンである。
その後、ビルドストライクガンダムを賭けたバトルでは「後で難癖付けられる」のを嫌ってサーベルのみでセイを圧倒。追いつめるも、乱入してきたレイジによって射撃も交えた攻勢の甲斐無く返り討ちに遭った。
その後も第七回ガンプラバトル選手権予選を順当に勝ち上がってゆくシーンが挿入されている。
ワイヤーでシールドを回転させ、見切りづらいミサイル弾道を作り出す等のアイデア溢れる戦い振りを披露していた。
しかしそんな実力者のサザキもさすがに世界レベルのユウキ・タツヤ会長には勝てる自信はなかったらしい(不戦勝で勝ったけど)
第6話にてドヤ顔ダブルシールドで颯爽と現われたその名もギャンギャギャンを駆りセイとレイジと再戦!
両手に持ったシールドミサイルの弾幕でビルドストライクを中破させるも、格闘戦で撃破されてしまう。そして二人にリベンジを誓うのだった。勿論ギャンで。
なお、このギャンギャギャンはパッと見ギャン量産型カラーのように見えるが、金・茶はマ・クベ大佐のパイロットスーツカラーであり薄紫のシールドもアッザムカラーというマ・クベ尽くし。
また、シールド飛ばしも三国伝の胡軫ギャンが使っていた鋭牙殺影斬に酷似しているので何というかギャン関連好きすぎである。
……と、けして劇中の活躍に恵まれたり基礎スペックの高いガンプラではない「ギャン」をひたむきに愛する姿からマイナーなモビルスーツを愛するが故の苦悩や野心そして反骨精神に共感を覚えたファンも多いだろう。
子供がアッシマーを駆って、GN-Xの名前を呼んで喜ぶ世界なのでギャンがマイナーなのかと言われると疑問符であるが。
第9話にも背景で登場…したのはいいが女性限定大会、そして終始ドヤ顔という自己主張の強すぎる背景であった。
にわかにサザキくんは女の子だった・・・!?で物議が醸されたがパン屋の親父とかも観客に居たのでそれはないだろう。どうも女装して出場しようとしたものの、本名を名乗ったためにバレて失格になったとかなんとか。女の子大会仕様のギャンがどんなものであったのか、気になる所である。
(女装については作画監督のノリから生まれたおふざけの可能性が高い。嘘だと言ってよ、バーニィ)
まあ後に妹の存在が明らかになった事を考えると、その付添いだったと考えるのが自然かもしれない。
続編のビルドファイターズトライでは、直接の活躍の描写は無いものの、第10回ガンプラバトル世界大会において、ベスト16まで勝ち上がった事が語られており、前作終了後もガンプラとガンプラバトルへの情熱を失わず、世界のトップレベルプレイヤーまでのぼりつめた事が伺える。
ギャンバルカン
それまでのエピソードの集大成ともいうべき23話で登場。
頭部モールドがギャン・クリーガーのそれに匹敵する情報量を持つほか、全体的にかなり骨太に。
ギャンギャギャンの改造コンセプトを更に推し進めたと言えるガンプラで、両手にミサイルシールド、背中に2門のガトリング砲を備えたバックパックを背負い、ギャンのトレードマークのビームサーベルは鱗状の装甲によって大型化した肩に収納される形となった。
ちなみにバックパックはビルドブースターと同じ様に分離して支援機として運用が可能な他、両手が塞がって盾に内蔵していると抜刀できない欠点を踏まえてサーベルを移設するなど、ガンプラバトルらしい武装廃棄を見据えた構造となっている。
ゴンダ・モンタとのガンプラ1年分を賭けたバトルでは月光蝶の発動を阻止し、それを分離して避けたところをガトリングの弾幕で仕留める非常に手堅い戦い方を披露。
しかし、その直後に大人気なく乱入してきたリカルド・フェリーニによって迎撃弾幕を全部避けられ、ビームサーベルで一刀両断されてしまった。 ギャンバルカアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
しかし視聴者はサザキとギャンの再登場と予想を裏切らない展開に沸いたのであった。
そしてギャンバルカンの発売は何時ですか?
このギャンバルカンも他のビルドMSと同様に追加パーツのみとは言え発売が決定している。まさかの商品展開
劇外の活躍
1話終了後AmazonのHGUCギャンが完売状態になったのは語り草でありサザキススムの名はギャンと共に記憶されるべきだ!
また、ギャンギャギャンでガンプラの未来を見たファンがpixivで「次回登場するサザキ・ススムのギャン」の妄想を数々投稿する所以『ギャン祭り』が発生し、ガチからパロディに至るまでギャンのイラストが爆発的に増えるなど、何かとお祭りネタに事欠かない。
関連動画
関連静画
関連項目
- ガンダムビルドファイターズ
- ギャン
- マ・クベ
- イオリ・セイ(実力が無い頃の彼に圧勝、彼のビルダーとしての才能を欲していた)
- レイジ(ガンダムBF)(彼に敗北して以降かませキャラが板につく)
- ゴンダ・モンタ(彼のターンXをあっさり退ける)
- サザキ・カオルコ(妹)
- サザキ・タテオ(弟、よく似ている)
- ガンダムシリーズの登場人物一覧
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