ジガルデとは、ポケットモンスターに登場するポケモンである。
初登場はX・Y。
基礎データ | |||
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名前 | ジガルデ | タイプ | ドラゴン じめん |
英語名 | Zygarde | 高さ | 1.2m(10%) 5.0m(50%) 4.5m(パーフェクト) |
分類 | ちつじょ | 重さ | 33.5kg(10%) 305.0kg(50%) 610.0kg(パーフェクト) |
全国図鑑 | #0718 | 特性 | オーラブレイク (第6世代はこちらのみ) |
ジョウト | #― | スワームチェンジ (第7世代から追加。後述) |
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ホウエン | #― | 隠れ特性 | ― |
シンオウ | #― | グループ | タマゴ未発見 |
イッシュ | #― | 孵化歩数 | ―歩 |
カロス | #150(マウンテン) | 性別比率 | 性別不明 |
アローラ | #205 | ― | |
世代 | 第六世代 | 努力値 | HP+3 |
進化 | 進化しない |
図鑑説明
- ポケットモンスターX、ポケットモンスターオメガルビー
- カロスちほうの せいたいけいが くずれると すがたを あらわして ひめた ちからを はっきするらしい。
- ポケットモンスターY、ポケットモンスターアルファサファイア
- どうくつの おくふかくで くらし せいたいけいを はかいする ものを かんししていると いわれている。
- ポケットモンスターサン
- 10%フォルム
- するどい キバで てきを しとめる。 ずっと このからだを いじ できず いっていじかんで バラバラになる。
- 50%フォルム
- セルが 50% あつまった すがた。 てきたい するものは いっさいの てかげんなく しょうめつ させる。
- パーフェクトフォルム
- せいたいけいを おびやかすものを あっとうてきな ちからを もって せいあつする ジガルデの すがた。
- ポケットモンスタームーン
- 10%フォルム
- セルと よばれる ジガルデの いちぶが 10%ほど あつまった すがた。 じそく100キロで ちを かける。
- 50%フォルム
- せいたいけいを かんし していると かんがえられている。 さらなる ちからを ひめているとの ウワサ。
- パーフェクトフォルム
- 100%の ジガルデの すがた。 ゼルネアスや イベルタルをも あっとうする ちからを もつ。
概要
- ポケットモンスターX・Yに登場する、「ゼルネアス」「イベルタル」に続く三匹目の伝説ポケモン。
レンリタウン北の18番道路にある「終の洞窟」の奥深くで主人公を待ち構える。 - 殿堂入り後に出会う大型伝説ポケモンの例に漏れず、案の定シナリオには一切関わらない。恐らく後に出るであろうマイナーチェンジ版での活躍が期待される。(英語名の頭文字がZ、横から見た姿がZに似ていることからマイナーチェンジはZである可能性が高い)
- 禁止伝説であり、ゼルネアス、イベルタルと何らかの関係があると思われるが、合計種族値は600と大きく劣っている。
- 特性「オーラブレイク」はゼルネアスの「フェアリーオーラ」、イベルタルの「ダークオーラ」の効果を逆転させ、1.33倍補正を3/4補正にしてしまう。非常にピンポイント過ぎる特性である。
- 特性では有利が取れているものの、タイプ相性的には二匹に対して不利であり、今の所秩序を取れるとは言い難い微妙なレベルである。
- 逆に微妙な性能である点がマイナーチェンジでのフォルムチェンジ(あるいはメガシンカ)を予感させていたが…詳細は後述。
- 戦闘で微妙な性能なためかよくGTSで釣れるポケモンとして有名。一般ポケモンのレベル100はもちろん各地方の御三家の孵化余りの個体でも普通に交換が成立することすらあるため、ジガルデはGTSでの世界共通通貨といわれることも。逆にコレクション目的としてGTSで3000匹やら6000匹収集しているプレイヤーもいるらしい・・・恐ろしい話である。
- 専用技は地面タイプの威力90の物理技である「グランドフォース」。シングルバトルでは「じしん」の劣化だが、ダブルバトル、トリプルバトルでは味方を巻き込まずに相手全体を攻撃できるので、味方に飛行タイプや特性「ふゆう」持ちを据えるといった対策の必要がなくなる。ORASではスーパーひみつきちのトリプルバトルでハピナスを効率よく倒せることから便利な技として注目されはじめた。
- 終の洞窟が「さかさバトル」が出来る家のすぐ近くにあるからか、タイプ相性反転の効果を持つ技か特性をマイナーチェンジで習得し、その技でもって二匹との相性を逆転させるのではないかとの予想もあったが…。
- コブラに近い外見をしており、腹の方が黄緑、背中の方が黒い色をしている。身体のあちこちに六角形の模様(ウロコ?)があり、その模様が時々白く光る。
- 2015年10月29日より3週に渡って、アニメ「ポケットモンスターXY&Z」データ放送にて、「色違いのゼルネアス、色違いのイベルタル、ジガルデ(通常色)」が手に入る共通シリアルコードが配信された。
正体
禁止級にしては低い種族値を抜きにしてもギラティナやキュレム相当のポジションであることから新展開が期待されていたジガルデだが、ゲームに先駆けてアニメ「ポケットモンスターXY&Z」で真相が明かされた。その正体は「ジガルデ・コア」と呼ばれる小さなツチノコの様な存在を中核として自我を持たない無数の「ジガルデ・セル」が結合することによって形成されたポケモンだった。
- コアは複数の個体が存在しており、各地に散らばったセルや別個体のコアとテレパシーで意思の疎通を行う。集合体で無ければ技を使う事は出来ないらしく、研究者の間ではコアやセルを単体でポケモンとして扱うべきか否かで議論が交わされている。現時点で二体確認されており、フレア団からは「Z1」「Z2」のコードネームで呼ばれている。Z1はフレア団に捕まるもハリさんの手助けで脱走に成功しサトシ一行と邂逅。ユリーカに「プニちゃん」と名付けられ、彼女の保護下に置かれている。プニちゃんの声はシトロン役の梶裕貴が兼任している。
- セルの集合率に応じて異なった姿形をとり、時速100㎞を超えるスピードを発揮する四足獣型の「10%フォルム」、映画「光輪の超魔神フーパ」の予告映像にシルエットで登場していた完全体「パーフェクトフォルム」が新たに確認されている。
- 今まで知られていた蛇型の姿は「50%フォルム」と呼ばれる中間体に過ぎず、大方の予想通り全力を発揮してはいなかった。この姿では生態系バランスを乱すものに対抗できない事態が訪れた時、全てのセルを結集させゼルネアスやイベルタルをも凌ぐ力を持つ完全体になるという。
- アニメでの初登場は映画「ボルケニオンと機巧のマギアナ」で、終盤にネーベル高原のポケモンたちを守るためにプニちゃんが複数のセルを集めて変身した。次はTVシリーズでフレア団との最終決戦の際に、プニちゃんと洗脳から解放されたZ2が全てのセルを集合させて融合した完全体として登場した。
- ゲーム本編での登場は第7世代のサン・ムーン(以下SM)以降となる。新特性「スワームチェンジ」により、HPが最大値の半分以下になることでパーフェクトへと変化する。今まではポケモンのHPが形態ごとに変わることはなかったのだが、ジガルデの場合はフォルムが変わる事で上昇し、その分HPが回復する。
- フォルムチェンジによるHPの大幅な増加や、ゲンシカイキやメガレックウザなどの第6世代での伝説ポケモンのインフレ気味な傾向などもあって、パーフェクトフォルムのジガルデも凄まじい能力を持つのでは? と、大いに期待が高まっていたのだが、判明した種族値は上述の通りHP以外は特攻が10上がっただけでそれ以外は据え置きどころか素早さに至っては減少してしまっている。せっかくの高いHPもフォルムチェンジの条件が戦闘中のHP低下なので数字通りの耐久力を発揮できるかは正直微妙なところ。10%フォルムも合わせてどのような立ち回りが合うのか今後の研究が待たれる。
- 第7世代では専用技が3種類追加される。「サウザンアロー」と「サウザンウェーブ」は第6世代では内部データ上でのみ存在が確認されていた地面タイプの技で、前者は飛行タイプ・浮遊持ちにも普通に当たり且つ岩技の撃ち落とすと同じ効果(地面耐性消失)を発生させ、後者は命中した敵の交代・逃亡を封じる効果を持つ。その他の性能はともにグランドフォースと同じ。「コアパニッシャー」は対象がそのターンに技を使用済みの場合、特性を消すことができるドラゴン技。そのため相手よりも後に攻撃する必要がある。
- パーフェクトの胸部ラインの色はXYとSMそれぞれのロゴと酷似しており、これがSMでFCジガルデが解禁される伏線だったのかもしれない。
- SMではアローラ地方各地に散らばるセル・コアを100個集めることでジガルデに結合してゲットすることができる。過去作から連れてきたジガルデ50%フォルムをセル50個に分離させることも可能なので、全て集めるのはそれほど難しくはない。(この場合SM内で入手出来る分も含めると100個以上が表記される)
- 全て集めるまでは再び分離させることで個体値・性格をリセットできる上、シンクロが効くので非常に簡単に厳選ができる。100個全て集めると「スワームチェンジ」の特性を持つ50%フォルムとなり、以降は10%か50%好きなフォルムでバトルを始めることが出来、バトル中にHPが半減すると自動でパーフェクトフォルムになる。ちなみにこの個体を作ってしまうと分離によるリセットができなくなるので、対戦用に厳選したい場合は勢い余ってレポートを書かないように気をつけよう。
- ソードシールドでは過去作から持ってくるかダイマックスアドベンチャーで捕獲するかで手持ちに入れることができる。上記の分離合体を制御するジガルデキューブの仕様がいくつか変わっており、自由に10%と50%フォルムを入れ替えられるが個体値・性格厳選ができなくなっているほか、特性をオーラブレイクとスワームチェンジを自由に変更できる新機能が追加されている。いわばジガルデ専用で無限回使用できるとくせいパッチである。
- 特性についてまとめると、第6世代はスワームチェンジが実装されていないためオーラブレイクのみ、第7世代はセル・コアを100個集めるまではオーラブレイク、100個を結合させてしまうとスワームチェンジ(戻すことはできない)。第8世代ではそもそもセル・コアの収集要素がないこともありどの個体も特性をオーラブレイクにするかスワームチェンジにするか自由に選べる。
- ソードシールドのダイマックスアドベンチャーでは両バージョンで現れる可能性があるのだが、特別な戦術を取らない場合は他の伝説のポケモンより頭一つ以上飛び抜けた驚愕のボスとして立ちはだかる。
ダイマックスアドベンチャーのジガルデは50%フォルム・特性スワームチェンジ一択であり、4倍弱点のこおりを迂闊に突いてしまうとパーフェクトフォルムとなりHPを回復して固くなってしまう。迂闊にHPを削りすぎてHP残量約1/4で2回攻撃してくるフラグを立ててしまうとパーフェクトフォルムが2回行動してくる。更に使う技もサウザンアローなのでひこうタイプ・特性ふゆうであろうと問答無用で撃ち抜かれ、あっという間に殲滅されてしまう。プレイヤー操作でもそのくらいの力見せてよ…
関連動画
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そして時は流れ…
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